2016年4月24日

後楽園と岡山城の見学
(2016年3月23日)

  岡山に行く機会があり、岡山城後楽園を見学し、帰路、姫路に寄り、改修が終わった国宝・姫路城を見てきました。

 岡山には、和気町の藤公園もあり、立ち寄りましたが未だ蕾は固く、4月中旬以降にならないと、花が見られないということでした。

今回は、後楽園と岡山城に行きました。
 岡山城は元々は宇喜多秀家の居城で、その後、小早川氏になり、その後、池田氏に引き継がれた。旭川という川の中州にあり、なかなか立派な佇まいで、堂々として見えましたが、熊本城のような印象を受けました。現在のこの城は鉄筋コンクリート造りで、エレベータで上階に登ることができ、近代的な城です。外観的には分かりませんが、中は古来の木造づくりとは全く異なるものです。便利な点は土足のままで天守に登ることができる点です。

 後楽園は池田綱政が1687年から1700年の14年間をかけて完成した元禄文化を代表する庭園です。国の特別名勝にもなっています。
 広さは133,000㎡あり、東京ドームの3倍の広さを誇ります。池田氏の居室の延養亭や茶室などの建屋と、池と築山(唯心山)などが見事にマッチングしています。熊本の水前寺公園のような印象ですが、広さは圧倒してこちらが広いです。
 園内には梅や桜が植えられ、花菖蒲畑や、あやめや、つつじなどいろんな植物で季節の変化を楽しめます。

 水戸の偕楽園金沢の兼六公園、そして岡山の後楽園が日本の三名園と言われています。

 
 後楽園から岡山城を望む
後楽園から橋を渡ると岡山城に通じる
 
 延養亭と池の配置が見事に調和している
 
 園内の茶室、池の鯉がゆうゆうと泳いでいる
 
 広大な園内は良く手入れがされている
 
 ゆったりとした延養亭の庭を演出している
 
 延養亭は一番位が高い建物ということ
 
 岡山城の城門
 
 岡山城の正面の姿
熊本城にイメージが似ている!
 
 金のしゃちほこ
 
 これがお城の正門


国宝 姫路城(別名・白鷺城)を見学
(2016年3月23日)


 岡山城と後楽園を見終わり、姫路に移動。
 姫路城は、徳川家由来の城だけあって、現存する木造のお城としては、大規模で、優美な姿は傑作で、これだけ精緻な造りの建物は海外にもありません。

 その姿は、別名、白鷺城と呼ばれるとおり、優美で素晴らしいの一言です。
大昔に一度見たことがあるのですが、その時は、白鷺城という実感がなくて、薄汚れた姿でしたが、今は眩いほどの純白さに改修されました。

 外国人観光客にも大人気ということで、観光客の半分かそれ以上は外人でした。中国、韓国、東南アジア系の東洋人が多かったです。

 お城の造りは、テレビでも何度も紹介されているので、詳しくは省略しますが、
大門を入ってから大天守閣に至る道は、曲がりくねっていて、ところどころに門が造られ、敵の侵入に備えたようです。その中でも、水門という名の門が、一門から四門の4か所造られていました。
塀には鉄砲や弓を打てるように、穴をあけています。

 天守に登るには、靴をビニールの袋に入れて持参するのですが、これが本来の天守に登る際の決まりです。天守閣は2本の巨大な芯柱で支えられ、その芯柱の太さと、梁の大きさには驚きました。大きなお城ですから、1層から最上階までの階段は結構広く、さすがに世界遺産だと感心しました。
 長野の松本城などの小さなお城は、最上階に登るには、狭い梯子の急な階段を上るのですが、ここ姫路城は最上階の階段も結構広い幅がありました。

 大阪城や名古屋城や岡山城や和歌山城などは、第二次大戦で焼失し、その後、鉄筋コンクリート造りで再建されました。
そういう近代的なお城の天守閣はエレベータで登ることができますが、ここ姫路城は歩いて登るというまさしく歴史を実感できます。

姫路城は見る角度で、いろんな姿を楽しむことができます。
一度は訪れて見る価値は十二分にあるお城です。流石と思いました。

 歴史的には、NHK大河ドラマ、黒田官兵衛で放送されましたが、その頃のお城は現状よりも小さな規模でした。現在の姿になったのは、1617年、池田輝政により大改修されたことに由来します。1993年に世界文化遺産に指定され、たくさんの観光客で連日賑わっています。

 
 城外の広場からの優美な白鷺城の眺望、桜は蕾でした
 
 大門(城門)の前に幼稚園の子供達が見学?
 
 城門ここが入り口
 
 城内の広場からの白鷺城の優美な姿
 
 天守閣に向かう道の桜はチラホラ咲いていた
 
 門が次々とあり、防御が厳しかった
 
 ここにも門がある
 
門を通過すると、 天守閣が迫ってくる
 
 また門が、 水門1
 
 次の門、水門2
 
 水門3
 
 水門4と4重の水門
 
 天守閣内部の巨大な梁
 
 天守閣を支える芯柱が巨大な二本
 
 天守よりの眺望、登ってきた曲がりくねった道路が見える
 
 最上階に祭られている社
夜のなると幽霊が出たので、それを鎮めるため?
 
 別の角度の白鷺城の優美な姿、完璧!
 
 広場からの別角度の白鷺城