2009年4月25日 これが進化の一面 |
情報の氾濫はどうしてもたらされるか? |
パソコンのOS、マイクロソフトのWindows95が発売されて、今までのパソコンのイメージが一新し、これなら使い物になる!と言う感じがしたのを覚えている。しかし、未だいろいろと不便なところがあり、不便さや使い難さが次のWindowsXPで改善され、さらに使い易くなった。パソコン内部のハード部分、PCの心臓部が、CPU(MPUともいう)がムーアの法則で、一年半で2倍のスピードアップし、高性能化して値段が下がりパソコンは春夏秋冬モデルと言われる年間4回新製品が発売される時代に入った。このようなことは今までの経済原則から考えられない出来事であり、これについて行けるか、置き去りになるかで、いわゆるデジタルデバイドと言われる環境が生れてきた。半導体の集積密度の飛躍的向上が社会に与える影響は計り知れない力で、社会の変化をドライブしてきた。 |
高集積度化・高密度化は半導体のみならず、パソコンの周辺機器にも同様な進化を促がして相乗効果でパソコンの性能は飛躍的に向上してきた。その一つを取り上げて見たい。 パソコンは心臓部のCPUとその周辺部品、内部メモリ、外部メモリ、入出力機器などから構成される。外部メモリとして、1990年代から2000年初頭まで盛んに使われたフロッピーディスクは今はもう、全く見る影もない。 代わってUSBメモリーやSDカードなどが安い値段で買える。値段が安いだけではない。 2000年前後は外部メモリーとして、一世を風靡したFDD、そのうちでも3.5インチフロッピーは使いやすく非常に沢山使われた。このFDDと最近のSDカードを比較してみたのが、下の図で示したとおり。32GBのSDカードのデータをFDDに入れ、これを重ねて積み上げると73mの高さになる。これは体積比で言うと40万分の一、切手サイズのSDカードには膨大なデータを収容できることを示す。このような超大容量のメモリが出来たので、デジタルカメラやハイビジョンビデオの超高画質の映像を何百枚、何千枚も記録、また何時間も録画・録音できるようになった。技術の進化は、以前のものと、最新のものを比較すると一目瞭然である。メモリの進化はその進化だけに留まらず、他の進化をドライブし相乗効果で、さらにいろんな分野が進化する。 ![]() |