2020年10月27日~29日
  小豆島四国ぐるり周遊 
  
丸亀城、善通寺、宇和島城、
    道後温泉、村上水軍城、鷲羽山展望台

  コロナウイルスの感染拡大で、世の中の様相がすっかり変わってしまった。そういう状況下で、最近、『3密を避ける』や『マスクの着用』や、『手洗いの励行』などにより、「コロナに罹らず、ある程度、行動ができることが、次第に分かってきた。
 
 集団で大声を出して騒ぐことは、クラスター発生の危険があるが、プロ野球はまさに終盤にさしかかり、熱気を帯びてきた。12月には大相撲も開催される。ゴルフは屋外のスポーツなので、一番安全かもしれない。

 日本人は『やってはいけないこと、守るべきこと』は各人がきっちりと守れる民族だと思う。これも集団行動することが身に着いているからだろう。海外、特にヨーロッパ人は個人主義者が多いので、なかなか法的規制をかけないと、守らない人が多いように見受ける。英国は再び都市部のロックダウンに踏み切ったというニュースが流れている。

 政府はコロナの感染対策と、経済の維持の両立をはかるため、次々と規制を緩めてきた。その一つが『Go to キャンペーン』で、巨額の国費(税金)を投下して進めている。
 このキャンペーンは一つだと思っていたが、『Go to travel』や『Go to eat』などいくつかの取り組みが用意されているらしい。旅行代金割引が35%も補助があり、さらに『地域創生ポイント』が最大15%もあるということなので、うまく使えば、旅行が半額で出来る。

 しかし、この『Go to キャンペーン』は、利用する側にとって非常に分かりにくい誰が考えたのか、すごく頭のいい奴か、それとも頭が悪い奴か、どちらかだと思う。

 沢山の人が利用して、お金を使ってもらうには、誰でも簡単に使えるようにすべきだ。例えば、旅館やホテルでチェックアウトする際に、宿泊費の35%をその場で差し引き、旅館やホテルに35%分を後日、国から補填すればいい。今は、2種類の申し込み方があると思う。(思うというのは、他にも申し込み方法があるかもしれないから)

 旅館やホテルが、ネット予約で、『Go to travel』受付をしているところがある。こういうホテルは、簡単に申し込みができる。しかし、旅館やホテルによっては、自前で受付ができないことがある。  その場合は旅行業者(JTB、近ツリ、トラピクス、ジャラン、など)を通じて、申し込むことになる。

 さらに、地域振興のための『地域創生ポイント・カード』みたいなものがある。これがさらに分からない。スマホを使ったり、事前に申し込んだり、手続きが分からない。分からないから、支払いはこれらを使わずにそのまま払っている。15%損した気持ちになる、・・・。

 今回の旅行は、朝、マイカーで、第二京阪高速道路で吹田ICに行き、中国自動車道に入り、神戸JCTから山陽自動車道に入り、赤穂ICを出て、日生(ひなせ)港から小豆島大部(おおべ)港行きに乗船した。
  
  

 
 7時半に自宅を出て、フェリーターミナルに1時間前に着いた。フェリーはガラガラの状態だった。行き先は小豆島の大部港。約1時間の船旅。大部港から寒霞渓にドライブウェイ(無料)を走り、山頂まで行った。寒霞渓ロープウェイの山頂駅までドライブウェイが開通している。
 天候は晴れで、少しガスがあったが旅行日和だった。紅葉は始まったばかり。紅葉の季節はロープウェイがお勧めだ

 

 

 カメラは、キヤノンEOSM6(ミラーレス一眼)に、キヤノンレンズ18-55mmズームをつけて、予備レンズにキヤノン18-150mm高倍率ズームを持参した。いつもどおり撮影したが、シャッターが一押しで毎回3回切れる音がする。『これはおかしいな?』と思いつつ、撮影を続けた。

 カメラが壊れたのかと思い、再生画像を見ると普通に撮れている。今回は電子ビューファインダも持参したので、これを覗きながら撮影した。
 しかし、シャッターを切るたびに、ガチャ・ガチャ・ガチャと、シャッター音がする。どうもピントも甘いような感じがするので、不安になった。
 それでも、寒霞渓のドライブウェイを下りながら、絶景の場所に車を止めては撮影した。

 その後、寒霞渓を降りて、平地を走り、岬の二十四の瞳の学校に向かった。

 

ここは、壷井栄さんの小説、『二十四の瞳』の映画を撮影した場所で、場内を一周し、車に戻り、二十四の瞳の小学校跡に行った。板張りの廊下が印象的だった。自分が育った和歌山の有田の田殿小学校も、当時はこういう木造校舎だったことを思い出した。ここの運動場は、100坪ほどの狭い広場であった。

 
 (二十四の瞳)岬の分教場小学校跡
 
 木造校舎の教室が3教室?並んでいた。壁には、丁寧に描いたクレヨンの絵が貼られていた。

 その後、オリーブ園に行き、池田港まで車を走らせて、高松港行きのフェリー乗り場に戻った。瀬戸内海は鏡のように波もなく、エンジン音が響くだけで全く揺れを感じなかった。約1時間で、高松港に入港した。

 その間、船内でカメラの異常が気にかかり、設定をチェックしたが心当たりがない。今回はキヤノンEOSと、スマホしか持ってこなかった。いつもはPanasonicのバカチョンカメラも持ってくるのだが、今回は家に置いてきてしまった。

 そこで、設定ダイヤルをいじっている時に、SDカードのフォーマットをやってしまった!
 それまで寒霞渓や、24の瞳映画村の写真は、瞬時にパーとなった。こんな失態は初めて。
消したものは戻ってこないので、諦めるしかない。(上の写真はNETで無料写真を拝借した。)
 
 カメラが復活した。
 原因は、設定を全自動にしていたので、逆光補正などが働き、絞りを3段階で撮影し、合成していたので、シャッターが3回動作したことが分かった。SDカードのフォーマットは無念!!

 焼けるような夕陽の瀬戸の島々。
 

 気を取り直して、明日からの撮影に注力しよう!。ホテルからの朝の港
 
 初日の旅館は『あじ温泉庵治観光ホテル海のやどり』で、源平懐石 2食付き、洋間で支払額が2人で、14300円也、(GOToトラベルクーポン割引後)
食事は魚介類が新鮮で、部屋もまあまあ、とにかく安かった。今時、ビジネスホテル(東横イン)でも、素泊まり(朝食サービス付き)で7000円ぐらいはする。温泉宿で、2食付き一人7000円は安い。
一般料金は、税・サービス込みで、22000円だそうです。詳細は最後に掲載する。

 前後するが、小豆島行きのフェリーは何社か運行している。発着港がいろいろあるので、時間帯によって適当に選べばいい。今は空いているので、少し早い目にターミナルに行けがすぐ乗れる。
寒霞渓が紅葉のシーズンになれば、にぎわうだろう。


2日目、ホテル出発は7:30分


まず、近くの丸亀城に行く。現存のお城で残っているのは、10名城だそうで、その一つ。

 石垣の石組も整然としていて、高い技術が窺える。


 場内に正岡子規の石碑が建っていた。

敷地の広さと、手入れ、清掃が行き届いているのに感心した。
以前、天理教会に行った時のような感覚を覚えた。
石畳と階段を上ると、天守が見える。天守は思ったより小さいが威厳を感じた。
 
 入場料を払い、天守閣に入る。3層構造で、小学生の修学旅行と出くわした。小高な山の上にそびえる天守から丸亀市内が360度パノラマで見えるすばらしい眺望だった。










側面から


右は正面

 
石垣が残された場所


瀬戸内海を見渡せる丸亀市の眺望


丸亀市街、遠方に瀬戸大橋が見える。


城内の公園、市民の憩いの場所
こんな広い公園があるのはうらやましい限り


 正門を出ると、菊花展が始まっていた。
素晴らしい3本仕立てや、懸崖など力作が沢山展示されていた。秋の行楽シーズンを感じる。


その後、善通寺に向かった。






門の内側(裏側)は、仁王様が2体睨みを利かせていた。


正面には、左右に2足の巨大な草履(ぞうり)が祀られていた。初めて来た光景だった。
ここは、四国八十八か所巡礼 札所


 
 

 本堂

 五重塔


善通寺を後にして、一路高速道を西に走り、八幡浜を通過して宇和島市に入った。
宇和島城の見物。

 厳しい石段が続くお城
 

 

 風情のある城郭
3層構造

 

 



 
 江戸時代に建て替えられた資料が残っている
 
宇和島市の街並み
 
 宇和島市の街並み
 
 宇和島市の街並み

 宇和島市の街並み


 宇和島城を後にして、道後温泉 古湧園に宿泊
 
 素晴らしい部屋であった
 

3日目は、しまなみ海道をわたり、瀬戸田の耕三寺に立ち寄った。
以前3回行ったことがあり、「西の日光」と言われる金ぴかのお寺に驚いたが、今回行ってみて、門をくぐったが、高い拝観料を払う気が起きなかった。
 古さと汚れを感じ、観光客が居なくて寂れ棚という気がした。広大な施設を維持管理することの大変さが実感された。

すぐ近くの平山郁夫展示館も、庭園だけ散策したが、早々にここを後にした。
その後、しまなみ海道を走り、因島の村上水軍遺跡を見学した。観光客は、習志野ナンバーのシニア(60歳ぐらい)の男性が一人だった。坂道を登り、ここではゆっくり時間を取った。

 説明は写真に撮ったので省略する。


 

 






























後の予定は、岡山の瀬戸大橋の鷲羽山展望台に行くこと。
ここで昼食
タコ飯を食べて、時間を調整して帰路についた。
 全走行距離は1000km。ガソリンは40リッターだった。
高速道路(約90~100km/時)、平地一般道路を合わせて、平均燃費が25km/lは凄い!


ホテル紹介

あじ温泉庵治観光ホテル海のやどり
  (松)瀬戸内厳選食材を贅沢に★源平懐石★2食付き
  宿泊料金 22000円(税サービス込み)
  支払料金 14300円
  利用人数 2名 1室 洋室
  〒 761-0130 香川県高松市庵治町5494
  TEL 087-871-3141
  高松港から35分程度(車)
  小高い山の上、海が見える部屋
   URL http://www.ajiuminoyadori.com/ へのリンク
  

 
ホテル 古涌園 遥
  旬の食材を堪能♪道後の湯でゆったり(レギュラープラン)
  宿泊料金 37400円
  支払料金 24310円
  利用人数 2名 一室 洋間
  〒 790-0836 愛媛県松山市道後鷲谷町1-1
  TEL 089-945-5911
  (注)予約ミスで、スーペリアツインに変更してもらった。
  URL  https://www.kowakuen.com/ へのリンク