2020年11月24日~25日
日本の秘境! 『下栗の里』を訪れる
昼神温泉、もみじ谷、華厳時、横蔵寺も周遊

 秋の行楽シーズンは、新型コロナの流行で旅行は控える人が多かったと思いますが、3連休が終わった後、Go to travelを利用して、長野県から岐阜県に行ってきました。
 マイカーで出かけるので、3密を避け、感染対策をして行っています。

 走行コース
 11月24日;自宅➡下栗の里➡昼神温泉 お宿山翠(泊)
 11月25日;お宿山翠➡もみじ谷大矢田神社➡谷汲山華厳寺➡横蔵寺➡自宅
 
 
秘境! 下栗の里
 行き先は『下栗の里』という長野県遠山郡上村の急傾斜地を棚田(畑)に開墾し、家を建て住んでいる全国でも珍しいところです。『引越しのサカイ』がテレビCMでこの風景を流したところ、大人気になり、それから観光客が増え、有名になりました。

 急傾斜地ですから、道幅は狭く、ツズラ折りのヘヤピンカーブの連続したところですが、狭いながらも乗用車なら十分通れる道幅でした。さすがに対面通行はできませんので、譲り合って運転することになります。先日も対向時に石垣から落ちた事故があったそうです。
 唯一の駐車場に車を留め、展望台(ビューポイント)に歩いて20分ぐらいで行けます。

 駐車場は結構広く、20台ぐらいは留められそうです。向こうに食事処があります。
昼食は信州そばを食べました。車が2、3台駐車していました。白い車がマイカー(FIT4)
 

 駐車場にある地図・看板
 
 
 駐車場から赤い点線の山道を歩く。
 

 展望台への登り口の看板
 

 

 20分狭い道路を歩くと、展望台(天空の里ビューポイント)に着く。
 

 ビューポイントからの眺め!!
 これが日本の秘境! 『下栗の里』
 春夏秋冬、4季の景色を楽しめそうですが、冬は雪氷で行くのは無理のようです。
 
 
 紅葉は終わり、山は冬景色に変わりつつありました。
 
 
 唯一の駐車場(駐車料金は、心づけで次第!)
 

 信州サンセットポイント100 看板
 

 『下栗の里』も上から見れば、単なるくねくねした道と民家
 

 日本の『チロル村』と名付けられているそうですが、確かに展望所から見た眺望はそういうイメージです。ただ、ごく狭い範囲だけですから、雄大なアルプスのチロル地方とはスケールが違い、比較になりません。紅葉は既に終わり、枯葉や葉が散っていました。

昼神温泉 お宿山翠
 『下栗の里』を後にして、1時間半ほど一般道路を走り、恵那山トンネル出口、飯田IC付近まで戻り、その近辺に昼神温泉郷がある。留まった旅館は、『お宿山翠』

 
 昼神温泉は泉質がよく、肌がつるつるになることで知られている。
長野(信州)には、『つるつる・すべすべ肌』になる温泉が多い。湯の匂いは特に感じない。
お湯は濁りもなく澄みきっていた。

 食事は、内陸部なので特段の料理はないが、鯉料理、信州牛、漬物など
食事処は、小部屋に仕切り、3密を避ける配慮が行き届いていた。館内の至る所に消毒液を置いている。連休明けなので、宿泊客は少なかったが、50名程度。
 部屋は和・洋で、洋室にツインベッド、和室は3畳ほどの広さ、これで十分だ!
 
 
 Go to travelを使うと、本当に安く行ける。
今回、「地域クーポン券」を初めて使ったが、宿泊費の約15%をポイントとしてもらえるしくみになっている。通常の旅行の半額で行けることになる。
 スマホで、入力すればポイントが表示され、土産物や、道中の食事の支払いに使える。
これが結構、大きな金額になる。
 
 前回、小豆島、高松、道後温泉の旅では「地域クーポン券」申請の仕方が分からず使わず仕舞いに終わり、もったいないことをした。この費用はいったいどこから出ているのか? 出所は結局、税金になるはずだ!。
 この「お宿山翠」はなかなか風情があり良かった。推奨旅館です。
 
もみじ谷 大矢田(おやた)神社
 お宿山翠の駐車場に留めていた車には、露がびっしりとついていたので、相当寒い感じだった。ガラスやヘッドライトをしっかり拭いてから出発した。
 一般道路を1時間半ほど走って大矢田神社に着いた。ここは、もみじで有名な場所だが、今回は少しタイミングが遅く盛りが済んでいた。

 楼門
 



 

 

 

本殿に奉納されている弓矢
 
  
 本殿内部
 
 

 谷汲山華厳寺
 もみじ谷大矢田神社を後に、一般道路を1時間ほど走り、 西国三十三番札所、満願寺である谷汲山華厳寺を訪れた。さすがに西国三十三番札所だけあり立派な天台宗のお寺。

 境内マップ
 

 参道にたくさんの店が建ち並んでいる。
 

 巡礼用品店が数軒並んでいた。巡礼グッツ
 

 各札所で寄書された布を表具にするお店も2軒あった
 
 
 華厳寺大門
 

 真っ赤に映えるもみじが未だきれいに残っていた。
 

 参道から、苔むす石灯篭と、もみじの対比風景
 

 本堂への階段
 

 本堂内部
 
 
 本堂拝殿
 

 
 両界山横蔵寺
 803年(延暦22)、伝教大師 最澄が創建したと伝えられる寺。天台宗
 本堂、三重塔、宝物殿、舎利殿から成る。
 宝物殿は22体の国の重要文化財が安置され、多くの絵画、書籍を蔵していることから『美濃の正倉院』と呼ばれている。中でも200年前に即身成仏したという妙心法師舎利仏(ミイラ)が舎利殿に祀られている。
 秋には周囲の山々や境内に植えられた木々が美しく色づき、紅葉の名所となるが、時期が少し遅れたので、殆ど散ってしまっていた。

 本堂への石段
 

 山門(古い建物で、寂れている)
 

 西美濃33番霊場の1番札所、門居は大きな巡礼を祈願する草履が置かれている
 

 三重塔
 

 本堂
 

 本堂
 

 中央の建物が舎利殿(ミイラが祀られている)
 右手の建屋が宝物殿(内部は写真撮影禁止)

  
 
 
 
  全ての日程をこなし、帰路につく。
 名神高速道路に出て、京滋バイパスから第二京阪道路に入り、交野北ICを出て一般道路で無事に帰宅。

 車は、FIT4 e-HEVだが、全走行650km走って、燃費は24km/Lだった。今回は山間部の走行が多かったので、まずまずの数値。

 ハイブリッドシステムが、FIT3の1モータのi-DCDシステムから2モータ式e-HEVに変わり、走行が力強くスムーズになり、特に一般道路の燃費は格段に良くなった。高速道路は従来とあまり変わらない。
 乗り心地や騒音が抑えられているので、長距離走行しても疲れない。さらに、ホンダセンシングは、(高速道路)走行時には、アダプティブクルーズコントロールをONにして置けば、前車との車間距離、速度、車線逸脱防止など自動制御が働き、殆どアクセルとブレーキを操作しなくても安全に走行できる。一般道路でもアダプティブクルーズが働くので、楽に運転ができる。
 ハンドルも軽くしなやかで、腕が疲れない。視界が広く目も疲れが少ない。手足が疲れないので、本当に快適にドライブができる。良いことづくめのFIT4 e-HEVだ!

 今回は、万一、雪が降った場合に備えて、タイヤチェーン(バンド)を持参したが、全く不要だった。真冬に雪の降るところには行くつもりはないが、『備えあれば憂いなし』。
 普段使わないので、いざという時のために、自宅でチェーンを装着してみたが、思ったより簡単だった。一度やっておけば、安心だ!

 ナビはPanasonic CN-F1XVD(9インチ)を装着しているが、地図の精度が非常に高く、安心できる。これはGPSに加えて、天頂衛星電波を受信して現在地の精度が高くなったから。液晶もIPS液晶で視野角が広く、明るく高精細画質で地デジテレビがきれいに受信できる。特に初めて行く場所は、ナビが心強い相棒になる。

 新型コロナで、行動が制限されるが、注意して出かけるようにしている。