スイス旅行
2007年6月20日-29日
スイスの国旗はFederal Crossと呼ばれる。
1815年に正式に採用されたもの。
JTB旅物語
『スイスアルプス3大名峰と、スイス周遊旅行』
アルプスの高山植物の花が咲く時期を狙って参加した。ちょうどタイミングがピタリと合い、高山植物の小さなかわいい花を観賞できた。アルプスの少女ハイジが散歩した絵に描いた道。 ユングフラウヨッホは以前、一度登ったことがあるが、マッターホルン、モンブランは今回が初めての挑戦になる。モンブランは曇り空で、ガスがかかり見えず終いだった。いつの日か、再度、挑戦してみたい。 |
旅行日程
日程 | 行程 | 内容 |
6月20日 | 移動日 関空→ロンドン→チュ-リッヒ チューリッヒ⇒ルチェルン |
JAL421 LX327 バス |
6月21日 | ルチェルン市内観光 | ルチェルン市内観光 カペル橋、旧市街地、ライオン記念碑 |
マイエンフェスト→サンモリッツ | アルプスの少女ハイジ冬の家 ハイジの泉 |
|
6月22日 | サンモリッツ | ハイジの花の散歩道ハイキング 午後、自由行動 |
6月23日 | サンモリッツ→アンデルマット | 氷河特急?(1等車)の旅 |
アンデルマット→グリンデルワルト | ローヌ氷河 | |
6月24日 | グリンデルワルト→ユングフラウヨッホ | ユングフラウヨッホ観光 メンリッヘン〜クライネシャディックのハイキング |
6月25日 | グリンデルワルト→ラウターブルンネン | トゥルンメルバッハ氷河融水の滝見学 |
カンデルシュテーク〜ゴッペンシュタイン | カートレイン(バスごと乗車) | |
テーシュ→ツェルマット | 列車移動 | |
6月26日 | ツェルマット〜ゴルナーグラート | 登山列車 マッターフォル見学(ゴルナーグラート展望台) |
ゴルナーグラート〜ツェルマット | 午後、自由行動 | |
6月27日 | ツェルマット→モントルー | レマン湖畔、シヨン城観光 |
シャモニー | ロプウェイでモンブラン(エキュ・ユ・ディ・ミディ) | |
ジュネーブ | ||
6月28日 | ジュネーブ⇒ロンドン⇒関空 | BA727、JL422 |
6月29日 | 関空着 |
ルチェルン市内のカペル橋、ヨーロッパ最古、最長の屋根付木造橋
カペル橋の下流の市内の風景
ライオン記念碑
スイス人はゲルマン民族系の人が多く、体格がしっかりしている。
ゲルマン人は北欧やドイツやスイスやオーストリアに住んでいる。
1792年、フランス革命の際、ルイ14世とマリー・アントワネットを
民衆の迫害から守ろうとして、786名のスイス兵が亡くなった。
彼らはフランスのルイ王朝の傭兵として雇われていたのである。
この慰霊として岩肌に彫像を造ったもの。
マイエンフェルト
アルプスの少女ハイジの石像 ハイジの家の庭の山羊たち
ハイジの部屋 ハイジのおじいさん
バスで峠を越える
サンモリッツのハイジの花の散歩道ハイキング
お花畑には番号と花の名前が書かれた杭が立てられている。
ハイキング道路の上がお花畑、下が牧場、
傾斜の急な山腹を登る登山電車
このケーブルカーで2486mまで登る
ロープウェイに乗り換えて展望台に着く。そこには
シュタインボック(ヤギ)の像が建つピッツネイル(Piz Nair)
3030m
下りの途中駅、チャンタレラで下車しハイキングコースを下る。
こういうハイキングコースが無数に整備されている。
道端には高山植物が花盛り。
高山植物、花をみながらハイキングを下る旅行仲間
いろんな種類の高山植物が咲き乱れている
サンモリッツからアンデルマットに向かう氷河特急
サンモリッツからクールへ、海抜1775mから604mまで下る。走行70km
この間に有名なランドヴァッサー橋を通過する。
あっという間に通過したので、写真を撮る暇がなかった。
クールからオーバアルプパスヘーエまで登りこう配となる。
最高標高は2033m(オーバアルプベスヘーエ)を通過すると急坂を下る。
下方にアンデルマット市街が見えてくる。
アンデルマットからバスで、グリンデルワルトへ移動する。
氷河が削ったU字型の山
その山腹に複雑なカーブを描いた道路、ヘアピンが続く。
ローヌ氷河の先端近くを目の前で見学
グリンデルワルトに着く。ホテルの裏の山、
このが見えると明日は晴れると言われている。
すっかり晴れあがっているので、明日は天気だ!
手前アイガーとメンヒ、ユングフラウヨッホ
メンリッヘンからクライネシャディックまでミニハイキングに出発
途中にハイキングコースを示す看板がある。
ハイキング道路の両側で咲き乱れる高山植物
クライネシャディックに近づいてきた。
アイガーが目の前に迫る
向こうにクライネシャディックが見えてきた
ユングフラウ山頂に向かう登山電車のレール
中央に歯付のレールがあり、歯車のようにかみ合う。
クライネシャディック駅にて
クライネシャディックはユングフラウヨッホの登山入口
ユングフラウヨッホから流れる氷河、すごい迫力で迫ってくる。
ユングフラウヨッホ山頂で外に出てパチリ。
風速や気温が表示されている。
グルンデルワルトを後にして、ラウターブルンネンへ。
トゥルンメルバッハ氷河の融水が溶けて、岩と岩の間を流れ落ちる滝
すさまじい落差と水量で轟音の滝、水しぶきがかかる。
バス移動中の綺麗な湖畔風景、まさに絵葉書のようだ!。
カンデルシュティーク〜ゴッペンシュタイン間はカートレインにバスごと乗せる。
渓谷に架かる橋
テーシュ〜ツェルマット間は列車で移動する。
ツェルマット駅前付近を行進する山羊の群れ
馬車もたくさん見られる。
ここは自動車は電気自動車に限られている。
ゴルナーグラート展望台手前のローテンボーデン駅からの眺め
スネガ展望台からハイキングで下山。
真下に巨大な氷河が流れる
山岳救助犬は写真撮影用
ハイキングガイドの説明を受けて進む
下山途中の高山植物
マッターホルンには少し雲がかかっていた。
風が雲を発生している。
下山途中ののどかな放牧地帯
穀物倉庫、床と地面を浮かし丸い石の板をはさんでいる。
ネズミの侵入を防ぐネズミ返しの板と言われている
マッターホルンを眺めながらハイキング道路を下る
夕暮れ近くのマッターホルンの雄姿
朝焼けの薄いガスの中の赤く色づいたマッターホルン
チェルマットからモントルーへ、
途中のレマン湖畔のシヨン城を見学
シャモニーのモンブラン登山ロープウェイ
生憎の天候、山腹がガスで覆われて見えない。
それでもロープウェイで山頂を目指したが、全く視界不良、
雪が舞っている。
ジュネーブ レマン湖の噴水
最後の晩さん会
ミートフォンジュ、ビールと、ホルンを楽しむ
いろんな民族音楽を聞かせてくれたミュージシャンたち
この旅行も終了、明日は帰国、
3大名峰について
(1)ユングフラウヨッホ、マッターホルン、モンブラン ユングフラウ近辺に、アイガー(3970m、北壁で有名)、メンヒ(4107m)が位置する。 ユングフラウヨッホ展望台(3454m)には麓のグルンド駅から登山電車で登る。途中、 クライネ・シャディック(2061m)で休憩し、登山電車を乗り換える。 100年以上前にアイガーも岩肌に展望窓を2か所設けて雄大な氷河が展望できる。 電車は気圧の低下に順応させるため、展望駅で2回、各15分間停車する。 終点の展望台から外に出ると雄大な4000m級の山々が迫ってくる。 展望台には氷河をくりぬいた氷のトンネル(通路)がある。 世界一高い郵便ポストが設けられている。 (2)マッターホルン(4478m) 麓のツェルマットから見事なピラミッド型の雄姿を誇るマッターホルンが見える。 ツウェルマット駅から登山電車(ケーブルカー)に乗り、43分でゴルナーグラート展望台 (3089m)に着く。周囲はブライトホルン、リスカム、モンテローザと言った4000m級の名峰が 見え、雄大なテオドール氷河が間近に迫る。 帰りはローテンボーデン駅(2819m)で下車し、リフェルベルグ(2582m)までハイキングコースを 下山する。 高山植物が咲き乱れる季節で、高地ほど背丈が短く、花も小さく清楚な感じになる。 再び電車に乗り、チェルマットに戻る。 午後は、傾斜30度の急こう配の地下ケーブルカーで5分でスネガ(2293m)に登る。 それまでマッターホルンの稜線で雲が発生し左半分が見えにくかったが、スネガ駅を 出た途端、マッターホルンの全貌がくっきりと見えて感激した。 スネガ駅から麓のツェルマットまで、ハイキングコースを下ったが、途中に古い家が 点在し、ネズミ返し穀物倉庫などが建ち、高山植物が満開で、マッターホルンの雄姿が 角度を変えて見え隠れし、最高の気分に浸ることができた。 (3)モンブラン(4807m) 朝から雨模様で、雲が低く垂れさがり、全く残念な日になった。 シャモニーのホテルから大型ロープウェイ(63人乗り)の山麓駅まで、バスで移動し、 中間駅まで、約10分でブラン・ド・レギュー(2308m)まで一気に登る。 時速30kmほどの高速で、あっという間に着く。 ただし、周囲はガス、雲で全く何も見えない。 ここで乗り換えて、エギューユ・デュ・ミディ(3842m)まで約15分かかる。 気温は急に下がり、零下2度、ロープウェイを降りると粉雪が舞い、周囲は白く何も 見えない。 仕方なく再度エレベータで降りて、他の展望台に移動したが何も見えない。 階段を上がろうとして、息切れとフラツキを感じる。気圧が低いせいだろう。 幸い頭痛はなかった。 3842mは富士山より高いので高山病に注意が必要らしい。 |
アルプスの少女 ハイジ物語
著者は、ヨハネスピーリ(チューリッヒ郊外 マインフェルト(2500人)の小さな村を舞台に、19世紀の産業革命以降に農村から都市に人が移動し、農民の生活が大きく変わり、農村が疲弊したことに対し警鐘の意味も込めて書かれた本らしい。 ハイジの家が実在する?が、この物語はフィクションであり、家も19世紀の農家の デジタル時代の現在、ハイジ物語フェイズ2が書かれるのではないか? |
感想
(1)人口が760万人、国土面積は九州とほぼ同じ、チューリッヒ市に36万人が住む。 公用語がドイツ語、フランス語、イタリア語、ロマンシュ語(原住民言語)の4ヶ国語、国民皆兵制度がしかれ、20歳から43歳まで徴兵される。訓練が終わると自宅に軍服と銃が支給され保管する。永世中立国を謳い、他国は攻めないことを明記している。 貨幣1フランが約100円(ユーロに参加していない) 国民一人当たり平均所得が世界一番高い国。 昼間は21-23度、朝は7-8度まで下がる。乾燥しているので昼間は暑くない。 高い山では1-2度以下になる。 (2)観光立国を目指している。どこに行っても日本人ツアー客で溢れている。 山に登る手段は登山電車、ケーブルカー、ロープウェイが完備されている。特にロープウェイは観光用、登山用、スキー用と山々に張り巡らされている感じ。ホテルも小綺麗で安全。上高地などにスイスに似せたホテルがあるが、外国の真似をしても外国人は感激しない。 日本の独自性(アイデンティティ)が欲しい。 (3)スイス人はドイツ、オランダ、北欧4カ国と祖先を共通にするゲルマン民族が多い。彼らは恵まれた体格の割りに、モノづくりが器用で、しっかりしたモノを造る。 旅行中のホテルで感じるが、ドアーや窓のサッシを開閉しロックする時にその国の こういうしっかりしたモノづくりの基本がドイツ製自動車の人気を呼んでいるし、スイスの時計もその精巧さにおいて比類なきものに仕上がっている。 (4)生活は質素で合理性に富み、質実剛健の気質を有している。 (5)飲み物ワインは赤、白ともあるが、白がさっぱりして飲みやすい。 (6)天気 (7)費用 |