2024年4月15日(月)
スマホのカメラシャッター用リモコンが500円!
散歩や旅行途中、メモ代わりにスマホで写真を撮っています。動きのあるものはビデオ撮影もします。今、使っているスマホはiPhone13ですが、このスマホはカメラ性能が非常に良くなり、下手なバカチョンカメラを凌駕する写真が取れます。動画もHDハイビジョンビデオカメラ並みの性能があります。本当に技術の進歩はここまで来たか!と驚きます。スマホで集合写真を撮ったり、自撮りする場合など、時たま、リモコンでシャッターが切れれば便利なのに!と思っていましたが、ネット販売で、わずか500円で販売されているのを見つけました。![]() これは優れものです。 白と黒があり、好みで黒を買いました。リモコンには二つボタンがついています。 大きいボタン;iPhone用 小さいボタン;Android用 他にブルーLEDと、電源スイッチがついています。 電池は、リチュウムボタン電池 2023タイプです。 スマホとの接続は、Bluetoothです。 安くて、便利な商品です。 それにしても、まさに価格破壊商品です。 (デジタルカメラ用リモコンは数千円もしました) 参考まで アマゾン 最低価格399円です! (期間限定) |
2024年1月2日(火)
カメラを取り換えました!
昨年末に買ったのは、NIKON Zfc、NIKKOR Z DX (ZOOMレンズ:18-140mm)。 2023年10月1日に記載したカメラ。今まで、カメラは、オリンパス、キヤノン、Panasonicなどを使ってきた。NIKONは今回初めて買ったが、老舗メーカなので商品の造りは大変しっかりしていて安心感、信頼感が高いように思う。 何より、気に入ったのは、フォーカス速度(シャッターボタンを押して、焦点が合うまでの時間)が非常に素速いこと。ボタンを押すのと同時に『ピッ、ピッ』と鳴り、焦点が合う。今までのどのカメラより速い。 画質も良い。その分、レンズは大きめで、カメラ本体も一回り大きい。 ファインダーは電子ファインダーが上面に着いている。ファインダーを覗くと、液晶モニターはOFFになる。 今まで使ってきたCANON EOS M6は、一眼カメラとしては小型・軽量にまとめていた。NIKON ZfcはM6に比べると、少し大きく、少し重い。本格的な一眼カメラとなる。どちらも受光素子は同じでAPS-Cサイズ。 このZfcの特徴は、ISO感度、シャッター速度、モードが上部のダイヤル(◎つまみ)で合わせることができるので、昔のマニュアルカメラのような感覚で設定できること。もちろんフルオートでも使える。 最近、車はオートマチックが主流になり、マニュアルは一部のマニアが乗る程度に減っている。カメラの世界も同様に、ややこしい露出の設定をしなくても、カメラ任せで、普段の写真はきれいに撮影できる。その典型がスマホだ。スマホはバカチョンカメラ以上に使いやすく、きれいな写真が撮れるようになった。 スマホのレンズは小さな窓が二つ(高級機種は3つ、安いスマホは一つ)開いている。これで本当にきれいな写真が撮れる。電子ズームで縮小、拡大もできる。しかも動画(ビデオ)もきれいに撮れる。それで万能機になってしまったので、バカチョンカメラの出番がなくなった。 プロはもちろん一部カメラ好きの人にはスマホでは満足できない。そこで最近は一眼カメラが再び脚光を浴びている。NIKON Zfcはそういう人にうってつけのカメラになっている。プロカメラマンのサブ機としても十分耐えうる。何やかや言いながら、新しいカメラを手にし、使うことに興味をもっている。 ![]() ![]() CANON EOS M6 (センサーはAPS-C) EF-M ZOOMレンズ 18-150mm レンズ径57mmφ ![]() ![]() ![]() NIKON Zfc (センサー;APS-C) NIKKOR Z DX ZOOMレンズ 18-140mm レンズ径62mmφ しばらくは、これで楽しめそうだ!! さっそく、お正月の風景を撮るのを楽しみにしている。 |
2023年10月1日(日)
やってくれたNikon ! レトロデザイン ミラーレス一眼カメラ
デジタル一眼カメラ市場は、一眼レフカメラから、すっかり一眼カメラに変わりつつあるようだ! これは、ミラーレス一眼カメラの弱点とされていた焦点速度、精度を改善させることにより実現した。 一眼カメラは『ミラーレスカメラ』とも言われるように、ファインダーに画像を送る反射ミラーがないので、その分、カメラの奥行き(フランジバック)が不要になり、ボディーが薄く、小型・軽量化ができる。しかも、撮影時にミラーの反転動作がないので、静かに高速連写ができる。唯一の欠点はフォーカス速度が遅いことであったが、これが見事に解決し改善された。CMOS受光素子半導体の進化や、画像処理半導体の進化で、その弱点が克服された。 従来のフィルム式一眼レフカメラに使い慣れた人は、最近のデジタルの一眼レフカメラや、ミラーレス一眼カメラを持つと、その機能の多さのびっくりし戸惑う。慣れないと、多機能機は使いづらく、使いこなせない。 手元のカメラは、Canon ミラーレス一眼カメラ EOS-M6を使っている。このカメラは、2020年5月に買ったが、軽量で小型なので、旅行や、ウォーキングに持ち出して使用している。機能や使い勝手が悪いわけではないが、フィルム時代に使っていたCanonやOympusの一眼レフカメラと比較すると、絞り、シャッタースピード、セルフタイマー、ISO設定など基本の設定操作が慣れないと、戸惑うことがある。 これは他のデジタル商品にも共通して言えることで、操作つまみや、操作ダイヤルを、回したり、押したりして、項目を液晶表示させ、選択し、決定するという手順が必要になる。 もう少し言うなら、MODEボタンを押して、項目を液晶に表示させ、その中の目的の項目を、UPまたはDOWNボタンなどで選択し、決定ボタンを押して、目的の項目を設定するというような手順が要る。 これは若い人には何のストレスもないだろうが、慣れない人や、高齢者には大変な手間に感じ戸惑う。 スマホを器用に指先で操作できる人なら問題なさそうだが、昔のケイタイ電話を今も使っているような人は総じて、今のデジタル一眼(レフ)カメラは使いづらいと思うはず。 そういう感じをもっていたが、Nikonが従来の一眼(レフ)カメラと同じような操作で使える、いわば、レトロ感覚の一眼デジタルカメラを発売してくれた。ちょっと目には、フィルム時代の一眼レフカメラに見える。 その比較を見ると、 1982年(約40年前)発売 一眼レフカメラ Nikon FM2 (フィルムカメラ) 当時のベストセラー機だった ![]() ![]() 2021年発売 デジタルミラーレス一眼カメラ Nikon Zfc ![]() ![]() 一眼レフカメラの象徴とも言えるファインダー部▲形状、この中にはミラーからの画像を屈折させるペンタプリズムが収まっていた。一眼レフカメラでは機能的に絶対必要な構造であった。ミラーレス一眼カメラにはミラーがないのでプリズムは不要。だから今までのミラーレス一眼カメラは上部が平坦だった。 Nikon Zfcは、わざわざ上部に従来の一眼レフカメラにデザインを合わせるため▲形状部を踏襲した。 この中には、高精細液晶板を収納している。機能的には▲部は不要である。でも、これを敢えて着けることにより、一見して、ぐっとフィルム時代の一眼レフカメラに近づく。 さらに、(上の写真参照)上から見ると、ISO感度ダイヤル、シャッタースピードダイヤル、露出補正ダイヤル、そして、撮影モード切替スイッチがISO感度ダイヤルと同軸のレバーで切替できる。これなら、撮影時に戸惑うことが無い。先端のデジタル技術を盛り込みながら、基本操作設定つまみを使い慣れたカメラと同じにして、商品化したNikonに敬意を表したい。 クラシカルなカメラは、「OLYMPUS PEN」や「OM-D」シリーズ、富士フイルムの「Xシリーズ」など、競合が複数ある。Nikon Zfcが初めてやったわけではない。Nikonという老舗メーカがやったことに意義がある。 カメラ業界はスマホに市場を食われて苦戦している。2019年までの数年間でカメラの国内販売台数は毎年2割ずつ減り、2020年はコロナ禍でさらに減少が加速した。特にコンパクトカメラは10年前の10分の1まで落ち込んでいる。そこで、若者、中高年のライフスタイルに融合し、撮る楽しさが伝わるカメラをつくりたいと考え、Z fcのコンセプトができた。そこで出てきたのが、約40年前の1982年に発売した「Nikon FM2」をモチーフにするというアイデアだった。この時代のカメラは、現在のニコンのミラーレス一眼と違いグリップが出っ張っていないので、女性の小さなバッグにも収めやすい。また、設定用ダイヤルを増やすのも自然にできる。 「1970年代のニコンでは『Nikon F2』や『同F3』などの一眼レフカメラが主力だったが、高価で一般の人には手が出なかった。そこで、写真文化を広めるために『コンパクト・ニコン』のコンセプトで77年に発売されたのが『Nikon FM』。その後継機の『Nikon FM2』は一般向けでありながらストロボとの同調最高速度が200分の1秒と、当時の最高性能を備えており、プロも多く使用した。最新の技術を伝えるのに、このヘリテージ(遺産)が使えると考えて商品化したそうだ。 Nikon Zfcは造りもいい。ダイヤルつまみはアルミの無垢(むく)材を削りだし、ダイヤカットしている。手触りも抜群だ。些細なことにも配慮して造った商品は売れる。 商品の進化は、その商品の性能競争から始まり、機能競争になり、次のサイクルはデザイン勝負になる。そして最後は、使いがっての競争になる。いよいよ、一眼カメラもここまで来たかの感じがする。 今、Nikonのカメラを目にして、成熟したカメラ市場を感じる。 このNikon Zfcのコンセプトはユーザに受ける予感がする。単なる懐古趣味ではない。 |
2023年7月2日(日)
やはり思ったとおり、老舗のニコン、キヤノンが強い!
2023年6月11日(日) 『ソニーデジカメ戦記を読んで』で、ソニーがミラーレス一眼カメラで、老舗のキヤノン、ニコンの攻略に成功して、大きな成果を上げたと書いたが、そこで、老舗の2社が黙って座視することは絶対ありえず、必ず挽回策を打ってくるとも書いた。 直近のミラーレス一眼カメラのカメラ専門店の販売状況は下記のようになっている。 ニコンの新製品「Z 8」が絶好調。 カメラ専門店全5社で初登場1位 ミラーレスカメラ 売れ筋ランキング;カメラ専門店5社の売れ筋ベスト5 5月発売 ニコン新製品「Z8」が、データ提供全5社ですべて初登場1位と鋭い立ち上がりを見せた。 「ニコン Z シリーズ」のフラッグシップモデル「Z 9」(2021年12月発売)と同等の高い機能と性能を、堅牢性・信頼性の高い小型・軽量ボディに凝縮したフルサイズミラーレス一眼。 5月18日からニコンのカメラやレンズが価格改定されたことでの駆け込み購入が追い風となったのか、 値上げ対象となった「Z 9」がマップカメラとフジヤカメラで2位、ヨドバシカメラで3位と順位を上げている。 ■ヨドバシカメラ 1 ニコン「Z 8」 2 ソニー「α7IV(ILCE-7M4)」 3 ニコン「Z 9」 4 ソニー「α7IVズームレンズキット(ILCE-7M4K)」 5 ソニー「α7R V(ILCE-7RM5)」 ■ビックカメラ 1 ニコン「Z 8」 2 ソニー「VLOGCAM ZV-E10パワーズームレンズキット(ZV-E10L)」 3 パナソニック「DC-G100V-K」 4 キヤノン「EOS R10・RF-S18-150 IS STM レンズキット」 5 ソニー「α7IVズームレンズキット(ILCE-7M4K)」 ■カメラのキタムラ 1 ニコン「Z 8」 2 フジフイルム「X-S10ダブルズームレンズキット」 3 ソニー「VLOGCAM ZV-E10パワーズームレンズキット(ZV-E10L)」 4 キヤノン「EOS R10・RF-S18-150 IS STM レンズキット」 5 キヤノン「EOS R50 ダブルズームキット」 ※2023年3月17日発売 この状況は、想像したとおり。今後は3社が三つ巴の戦いを展開するだろう! 「高速連写」という願望を叶えたミラーレス一眼カメラは、今後、どういう新しい展開を試みるのだろうか? 20枚/秒、40枚/秒や120枚/秒の写真をピンボケなく奇麗に連続的に撮ることができるカメラは、静止画と動画の境がなくなってくる。従来では考えられないような世界に突入している。 昔、『いかに暗闇で写真が撮れるか』という課題があり、その解決策としてレンズのF値の勝負があった。 この頃はフィルムの時代であったので、フィルム感度(感光度;ISO値)も、ISO100から400になり、さらに高い感度のものもあった。しかし、フィルム感度を上げるには、フィルム感光材の粒子を大きくする必要があり、写真の微妙な表現性(写真の質)が悪くなる二律相反の関係にあった。カメラ自体のレンズの口径を大きくし、光を取り込むレンズの開口面積を大きくすることで、F1.0のような明かるいレンズが開発された。 レンズのF値競争があった。レンズ口径を大きくすると、焦点が甘くなったり、周辺のひずみが増えたり、思わぬ弊害も生じる。そのレンズの明るさ競争が一段落して、フィルム時代からデジタルカメラになり、受光素子の画素数の競争になった。最初は100万画素あたりだったが、300万、600万、1000万、2000万、そして今や5000万画素を上回るような超高画素時代に入った。単に画素数が多ければきれいな写真が撮れるという訳ではない。画素数が多くなると、一画素の面積が小さくなるから、画素に当たる光量が減る。そうすると、夕暮れなど暗闇で撮ると、写真にノイズ(細かなブツブツした点)が写りこむことになる。世の中は得てして、一方を立てると、一方が立たなくなるものだ。そこを技術開発力で克服してきた。 (余談)最近のスマホは以前の『バカチョンカメラ』と同等か、それ以上にきれいな写真が撮れる。一説には、スマホ用CMOSセンサーは、1億画素を超えるものができているようだ。しかもノイズが少ないきれいな写真が撮れると言われている。半導体の進化は留まるところを知らない。 さて、何が言いたいのかというと、ミラーレス一眼カメラは、一眼レフカメラのミラーの反転という動作がなくなったので、高速連写のスピードが大きく改善された。しかし、一方でミラーレスカメラの欠点であったフォーカススピード(焦点合わせ時間)は一眼より劣っていた。その問題は、焦点合わせをコントラスト方式から位相差方式に改善し、さらにCMOSセンサー内の測距離センサーの改善で克服した。 CMOSセンサーは半導体の日進月歩で、暗闇でも写真が撮れるように超高感度も実現した。 ここまでカメラの性能が良くなると、他にどういう課題があるのか?、素人では考えが及ばない。 次のカメラ(スマホを含め)の展開がどうなるのか? 楽しみだ! |
2023年6月28日(水)
ミラーレス一眼カメラが熱い!!(その2)
ニコンが善戦!
やはり想像していたとおり、キヤノン、ニコンはソニーに追随を簡単に許していないようだ! 一眼レフカメラの老舗、キヤノン、ニコンは面目にかけても、真っ向から勝負を挑んでいる。 高級一眼レフカメラは、最近ミラーレス一眼カメラに、お株を奪われつつあるように見受けられる。 それは既に述べたように、一眼レフカメラの強みだった焦点スピード(合点速度)の速さが、ミラーレス一眼カメラでも解決されたこと。 逆に、ミラーレス一眼の強みは、ミラーがないことによる高速撮影が可能になる点だ。 ソニーは撮像素子CMOSの製造では世界NO.1を誇る。特にスマホのカメラ用CMOSが圧倒的に多い。 ただ、スマホに使うCMOSは小さなチップであるが、ミラーレス一眼に使うCMOSは、35mmフィルムと同じサイズ。この大きなCMOS半導体に4000万個から5000万個の光を検出するトランジスタを1個の不良もなく並べる技術は凄い。ソニーは、ミラーレス一眼カメラに自社生産の最先端CMOSを優先して使っている。 デジタルカメラはレンズ、CMOS画像素子、画像処理エンジン(LSI)と記録デバイス、リチュウム電池が主要な要素部材から成り立っている。 キヤノン、ニコン、ソニーの3社は競いあって、素晴らしいカメラを開発し続けている。 ミラーレスカメラでは、ソニーα1が一歩先んじたことを記事として書いた。その後キヤノンの巻き返しとして、最近の動向を書いた。 直近のヨドバシカメラの売れ行きは、ニコンZ(Z9,Z8)が好調に売れているという記事を見た。 特に新製品Z8が性能面でZ9(フラグシップモデル)に迫るそうだ。 高速連写が話題になっている。 高速で飛ぶジェット機の離陸や、野鳥が飛び立つ瞬時の写真をボケることなく撮ることは、マニアの願望であった。それがこれらのカメラでは思うように撮れるらしい。 カメラを被写体に向けて構えてシャッターを押す際に、野鳥などはいつ飛び出すか分からない。しかし、最近のミラーレスカメラは、シャッターボタンを押す1秒前から、カメラが作動して裏で撮影しているので、シャッターボタンを押せば、必ずその瞬間の写真が取れている。 カメラを構えて、シャッターに指を添えた瞬間からカメラは撮影を開始しているが、シャッターボタンを押して初めて、1秒前の画像から記録素子に画像が転送されるしくみになっている。 これを高画質で実現するには、画像処理エンジン、記録素子の動作が超高速でないとできない。 車のドライブレコーダが同様な方式で、事故時の映像を記録素子(SDカード)に記録するようになっている。 これは動画なので、厳しい解像度は要求しない。 静止画の場合は、各段厳しい解像度が要るので、その実現はハードルが高かった。 今後、ソニー、キヤノン、ニコンに加え、Panasonicなどのメーカが、さらにより良いカメラに挑戦し続けることを期待したい。 ![]() ニコンZ8(ボディのみ) 599,500円(税込) 参考 ニコンZ8の性能 ・電子シャッター速度;1/32,000秒 ・メカニカルシャッターレス、電子シャッターのみ ・高速撮影コマ数;20コマ/秒〜120コマ/秒 ・撮像素子;35mmフルサイズ(CMOSセンサー);4571万画素 CanonEOS-M6仕様(現用中のカメラ) ・撮像素子;CMOS;APS-C(22.3×14.9mm) 2420万画素 ・高速撮影コマ数;7コマ/秒 ;焦点追随時 9コマ/秒 ;焦点固定時 |
2023年6月21日(水)
ミラーレス一眼カメラが熱い!!
キヤノンの巻き返し?
6/11付け記載で、『ソニーのデジカメ戦記』の感想記事をアップしましたが、カメラの老舗、ニコンやキヤノンもミラーレスで負けるわけにはゆかず、次々とソニー対抗商品を打ち出しています。 ニコンは、Z9 というフラグシップミラーレスを販売していますが、キヤノンも最近、EOS R6 MK2を出しました。これが各分野のカメラマンで高評価を得て、カメラ雑誌CAPAのコンペでトップに立っています。 ![]() 価格は、ボディー 396,000円(ヨドバシカメラ,10%ポイント還元) 特徴は、高速撮影に強いこと。飛行機、電車、カーレース、野鳥などの高速動体の撮影に強み ・高速連写;メカシャッター時:12コマ/秒 電子シャッター時:40コマ/秒 ・AFスピード:0.03秒 ・プリ撮影機能:シャッターボタンを押す0.5秒前から撮影が可能 野鳥など撮影時に、被写体がいつ飛び出すか分からないチャンスを逃がさない! これは、車のドライブレコーダと同じで、裏でカラ撮影を行っている。 ・撮像素子:35mmフルサイズ CMOSセンサー;2420万画素 ・画像処理;DIGIC X ミラーレスではソニーが一歩先行したが、ニコン、キヤノンもすぐキャッチアップしている。 今後も熾烈な競争が続きそうです。 |
2023年6月11日(日)
ソニーデジカメ戦記を読んで
副題; もがいてつかんだ「弱者の戦略」
サイバーショットF1からα1まで
日経BP 山中浩之著 価格1700円+税
うっとうしい梅雨空が続いているので、自宅で、久しぶりにソニーをテーマとした本を読んだ。 この本は、山中弘之氏がソニーのカメラ事業を担当されてきた石塚茂樹氏と対談形式で書かれている。 久々に、ソニー魂に触れさせてもらった感じを受けたので、読後感をまとめてみた。 ソニーの創業者の一人、盛田さんや、その後の出井さんの本は何冊か読んだが、いずれもソニーの独自のモノづくりについて書かれていた。ハードのついての内容が多かった。ソニーはいつの間にか、事業構造が変わってしまい、金融や保険や、プレーステーションなど、従来のTAV商品づくりのメーカから大きく方向転換しているように見えた。 ソニー創業者の一人であった井深太氏が表した『SONYの設立趣意書』に会社設立の目的を8項目掲げているが、そのトップに、『真面目なる技術者の技能を、最高度に発揮せしむべき自由闊達にして愉快なる理想工場の建設』と記されている。 その自由闊達にして愉快なる・・・のところが、SONYのソニーたる所以だと思う。ユーザがどう思うかなど、ユーザ目線には触れていないように見えるところがソニーらしい。人のまねはしないという頑固さも見える。 開発者が技能を最高度に発揮することで、のびのびと愉快に仕事をしようという感じにとれる。 これとよく似た社是を掲げているのが、京都の堀場製作所『面白おかしく」という一見とんでもいない表現である。松下電器の綱領は、『産業人たるの本分に徹し、社会生活の改善と向上を図り、世界文化の向上に期す』とある。社員は真面目に世の中のために働くのだよ!という感じ。 さて、本書を読んで見ると、『なるほどそういうことか』と気づかされるところが随所に見られる。ソニーと言えば、盛田さんがアメリカに出張する際に、飛行機の中で過ごす時間中、音楽が聴きたいという思いを叶えたのが、大ヒットしたウォークマンであったという話がある。 ウォークマンは、何も革新的技術を駆使した商品ではなく、既存のカセットテープを入れて、ポケットに収まるほどの大きさにまとめたという商品である。それも、カセットテープより、少しだけ大きいサイズに。 しかも、ウォークマンは再生機能だけで、録音機能はない、常識的にはいわば欠陥商品だった。 サイズにこだわり、電池で数時間音楽が聴けることだけに徹底してこだわった。それで良し!と割り切って商品化したこと。しかし、ポケットに入る大きさには絶対妥協しなかった。 そのために、カセットメカニズムはがらりと新設計し、全く発想を変えたメカを開発した。薄くするために使用する鉄板はステンレスの極薄板も多用した。 ソニーには取材用に愛称、『デンスケ」と呼ばれる肩掛けのカバンのようなカセット録音機が既にあった。 これはプロ仕様にも耐えるもので、高価な商品であった。 もし、ウォークマンに録音機能も付けることが条件であったなら、ウォークマンは生まれなかったと思う。 音楽をどこででも気軽にヘッドフォンやイヤーホンで聞けることがポイントだった。 録音カセットテープを再生するだけなら、少々テープ走行の精度(スピードやワウフラッターというテープスピードのフラツキ・ゆらぎ)があっても、そう気にならない。これに録音機能を付けると、厳しい性能が要求される。カセットデッキのような頑丈なメカになってしまう。その辺の割り切りが世界を制覇したウォークマンの企画の妙であった。 これは、ずいぶん古い話で、今はもうオーディオは、アナログからデジタル化したので、アナログ時代の苦労話は昔の話になる。 さて、本題の『ソニーのデジカメ戦記』に戻るが、副題として『もがいてつかんだ「弱者の戦略」』となっている。デジカメが登場した頃は、CCDやMOSという半導体受光素子は画素数が10万画素程度で、画質が荒く、カラーの表現力も乏しかった。到底、カラーフィルムに太刀打ちできるレベルではなかった。 デジカメは、レンズ・受光素子・画像処理エンジン(集積回路)・液晶表示素子・記録素子・電池の6つの要素部品からできている。 当時、この6つの要素技術は次第に開発が進んでいた。 ビデオカメラが少し先行して商品が出されていた。ビデオは動画の録画・再生機なので、あまり厳しい画質性能がなくても何とか実用レベルに近づいていた。 一方、静止画を撮影するカメラは、高い性能が要求される。しかし、その時点の技術レベルは、今一の性能でしかなく、商品として認められるかどうか、という状態だった。 しかし、半導体技術は、ムーアの法則により、2年で倍々の集積度が向上し、とてつもない速度で高性能化が進んでいた。受光素子や画像処理エンジン、液晶など半導体関連の部材は日進月歩で進んでいた。 例えば、受光素子は、あっという間に100万画素を超え、130万画素、200万画素、さらに・・・高画素化した。 同時にカラー液晶の表現力も大幅に良くなり、きれいになった。問題は、撮った写真データを保存する記録媒体のデータ容量が少なく、撮影枚数に制限があった。そういう初期のデジカメの黎明期にあった。 この辺から、本書の記事に入る。 デジカメはスマホの出現で、カメラはスマホという時代になった。スマホは、誰も持っている・いつでも持ち歩ける・動画も静止画も撮れる・ネットで共有できるという万能と言える道具が誰も手に入る時代になった。 当然、スマホはカメラの市場を食い荒らしてゆく。 バカチョンカメラでデジカメ時代を築いたメーカは相次いで撤退を余儀なくされた。ソニーはその中でも生き残り続けた。まず、デジカメで大ヒットした「サイバーショット」もスマホには勝てず苦戦した。 生き残り戦略は高付加価値商品、即ちデジタル一眼カメラへの転換だった。そこで、レンズ交換ができる一眼カメラは大きくて重いという常識を覆す。 ミラーレス一眼カメラを展開し、さらに受光素子を35mmフルサイズにしたミラーレスα7シリーズを発売 そこで、高級カメラはデジタル一眼レフカメラが常識のなかに、ミラーレスデジタル一眼カメラを投入し、ミラーレスの弱点を数々の技術進化で克服して、逆にミラーレスによる強みを発揮した決定版商品を開発して、カメラ市場の常識を破った。 しかし、プロカメラ市場やハイアマチュア市場は、従来の老舗であるキヤノン、ニコンが圧倒して市場を制覇していた。 そこで、ソニーの戦略は? カメラとしての性能・機能は、フルサイズミラーレス一眼α1が圧倒していた。あとはユーザや市場の 評価を覆すことだ。ソニーはプロカメラマンのサポートや、市場での商品サポートの充実や、販売サポートやカメラ雑誌のサポートなど高級カメラ市場のソフト面でのサポートを強化した。 カメラ本体のハード面の優位性はミラーレス一眼の方が強くなったので、ソフト面のサポート強化作戦により名実ともに高級デジタル一眼カメラの頂点を極めることに成功した。 SONY フラグシップ一眼カメラ紹介 YouTube動画は下記のYouTubeにアクセスしてください。 https://youtu.be/e0lLCqmHSSg フラグシップモデル ミラーレス一眼カメラ 比較表
一眼レフカメラと、ミラーレス一眼カメラの優劣はどこにあったのか? 一眼レフカメラは、レンズを通った画像(光)は45℃傾斜した鏡(ミラー)で反射して上部に置かれた焦点測定受光素子に当たる。ここでコントラストや位相差検出し、画像処理半導体でピンボケを修正するAF信号を焦点合わせレンズに送り、フォーカスを瞬時に合わせ、ピンボケを無くする。 さらに、ミラーの反射光をプリズムを使い、ファインダーで撮影画像が見える構造になっている。 シャッターボタンを押すと、ミラーは反転し、レンズから入ってきた画像(光)は、フィルムに相当する撮影受光素子に当たる。そこで得られた画像信号は画像処理エンジンで、画像データになり記録素子に送られ記録される。この一連の動作は、ピントを合わせる時間が短いほど、ピンボケのないきれいな画像が多く撮影できる。一眼レフカメラは、焦点検出受光素子を、写真撮影受光素子とは別に設けることで、ピンボケのない写真が一秒間に5枚から10枚ほど(最高機種は20枚程度)撮れるようになっていた。 一方、ミラーレス一眼カメラは、反射板のミラーがない。撮影する画像(光)は直接、撮影受光素子に当たる。この方式は、焦点を合わせる受光素子として撮影受光素子の一部を使っていた。撮影受光素子の中にピントを合わせるためのAF受光点がいくつか組み込まれていたが、当初はその数が少なく、しかも焦点を合わせるAF方式はコントラスト方式であり、ピントが甘く、ピントを合わせる時間が長くかかっていた。シャッターを押して、ピントが合うまで少し待つ必要があった。その後、AF検出方式は位相差方式に改善され、ピント合わせの精度や時間は改善したが、撮影画像の一部でピントが合うが、全体画面ではピントが甘く、一眼レフカメラで撮った写真の出来栄えに叶わなかった。 このミラーレスカメラの弱点をソニーは自社の独自の半導体受光素子開発で克服して、その弱点を無くしたことが勝因である。 逆に、ミラーレスカメラの強みは、ミラーがないことだ。一眼レフカメラはミラーが機械的に上下するので、ミラーの反転時間がかかる。いくら速く動かしても、一秒間に反転させる回数には限度がある。このことは、一秒間に何枚の写真が撮れるかの限界値になる。しかも、高速でミラーを反転させる動作を繰り返し行う高い信頼性を保つことは非常に難しい課題である。キヤノンやニコンは長年のノウハウで克服してきた。 一方、ミラーレスはミラーがないので、全くこの問題はない。 ソニーα1は、一秒間に20枚以上(最大30枚)の撮影ができるようになった。さらに、電子シャッターによる撮影では、約200枚/秒撮影ができる。 ミラーレス一眼カメラのもう一つの優位性は、ミラーが反転する際の『ガシャ・ガシャ・ガシャ」というメカの作動音が全くしないこと。 静かさを要求される撮影場面、例えばゴルフのホールプレー、取材会場の撮影など、カメラのシャッタ−音が気になるが、ミラーレス一眼は、電子シャッター時は無音で撮影できる。画素数は5千万画素を超え、最高の画素数を誇る素晴らしい一眼カメラが完成した。 物事には二律相反性や、裏・表が必ず存在する。 世の中の有様として、『良いことばかりではなく、良いことがあれば反面悪いことも必ず存在する』 モノづくりの世界では、良い面をさらに良くし、悪い面や弱点を克服することに成功すれば、他を圧倒して勝つことができるという良い事例だと思う。 もう一つは、いくら成熟しきった市場と言えども、その市場を席巻するガリバー企業がいても、どこかに弱点を有しているので、その弱点を見つけ克服すればガリバーに対して優位に立てる余地がある。 この事例は、衣類・アパレル業界のユニクロや、モータ関連商品のNIDEC(日本電産)などがある。 逆に、今、ガリバーであっても、自社の弱点は何かに注意し、その補強や改善に取り組むことが重要だ。 そして、ソニーの石塚さんの座右の銘? こだわり・わりきり・おもいきり に共感を覚える。 世界を風靡した『ウォークマン』は、超小型・ポケットに入る大きさという「こだわり」と、再生しかできない「わりきり」の最たる商品だった。 そして、やろうと決めれば「おもいきり」徹底して取り組む姿勢が大成功に通じるのだろう。 加えて、華々しく見えるソニー高級カメラの成功談も、ミノルタ(コニカミノルタ)カメラとの合併で、交換レンズや一眼レフカメラづくりのノウハウを吸収できたことも見逃せないだろう。 いろんな成功談があるが、成功した結果を振り返ると、必ず「そういうことか」と納得できる要因がいくつかある。逆に失敗談にも、同様にその要因がある。 しかし、急に成功できたのではなく、着実に取り組み、歩みを続けているうちに、徐々に成果が積もり続けて、ある時に勝利の旗が翻る。 また全ての取り組みが成功に結び付くわけではない。 『ソニー デジカメ戦記」を読んで、ソニーにはデジタルカメラを構成する部材を既に自社で生産していた。 CCDやCMOSという半導体受光素子では(旧)松下電器と並んで、世界で有数のメーカであった。レンズや画像処理エンジン(LSI)はビデオなどで既に商品化していた。記録メディアとしてのメモリーは、メモリーカードを提唱していたが、この規格化はうまくゆかずに終わっている。記録カードは、SDカードに敗れた。電池はリチュウムイオン電池を真っ先に商品化している。デジタルカメラはそういう要素部品の組合せの上に成り立っている。 そのような各社の競争の中で、デジタル一眼カメラ市場のトップに躍り出るためには、各要素部品の技術力を他社がまねのできないレベルまで高める必要がある。さらに一眼レフとミラーレスという商品の基本構造の優位性を見抜く先見性や洞察力がモノをいうことになる。加えて、プロ仕様となれば、プロカメラマンの要望や共感を得る地道な努力がいる。 今後、キヤノン、ニコンがソニーα1にどう対処するかが見ものである。われわれ、素人には、分からないミラーレスの他の弱点があるかもしれない。もしそうであれば、キヤノン、ニコンはそこをついてくるだろう。 そういう競争を繰り返して、商品が一段と改善し磨かれることになる。頼もしいことだ。 追記 キヤノン、ニコンもミラーレス一眼をラインアップ。 キヤノンはEOS-R3、ニコンはZ9など高級ミラーレス一眼も導入。SONY α1を追随している。 Canonミラーレス一眼フラグシップモデルは、EOS R1になるが、発売は2023年後半だそうだ! ソニーはα1で先行したが、キヤノン、ニコンに対して、Charengerのスタンスを崩していない。互いに熾烈な競争を続けているので、どの時点で評価するかにより、ランキングが入れ替わるかも知れない。 キヤノンEOSーR3もα1同様に、連続撮影30コマ/秒を達成している。 ニコンは、Z9でファームウェアをアップデートした。いろんな場面や使い方の幅を広げている。 カメラは総合性能で評価すべきだが、写真の描写力はレンズとカメラで決まる。静止画だけでなく、動体撮影能力も重要になる。その実力の一つが高速連写、連続撮影コマ数で表現される。特にスポーツの選手の激しい動きや、オートレースのような時速300kmにもなる高速動体を奇麗に撮れるかどうかが課題である。現状では、3社に大きな差はないようだ。 プロ用や高級マニア向け商品は、使用者の嗜好により商品が選択されることが多い。こだわりや趣味性が強くなるほどその傾向が強くなる。いわゆる信奉者を獲得すれば、次々と買ってもらえることになる。 そういう意味では、カメラの老舗であるキヤノン、ニコンは非常に強烈な愛好者を持っている。そこに第三のソニーがいかに食い込むことができるかが課題であった。 そこに、本書の『もがいてつかんだ「弱者の戦略」』という副題の意味合いが感じ取れる。 α1は、そういうキヤノン、ニコンの牙城に攻め込み始めたということかと思う。 もう少し、今後の各社の動向を注視してみたい。ユーザとしては楽しみだ!! |
2020年5月11日(月)
CANON ミラーレスカメラ EOS−M6の紹介
![]() 最近はカメラを担いで出かけるという大げさなことではなく、ポケットにスマホを入れて歩いています。このスマホは、iPhone7で、内臓カメラが驚くほど高性能な優れモノです。バカチョンカメラやビデオはスマホのカメラに駆逐されてしまいました。普通の記録やメモ代わりに撮るにはこれで十分だと思います。 しかし、ちょっとこだわり、写真のだいご味を味わいたいようなスナップはスマホでは無理ですので、そういう時は一眼レフカメラを使ってきました。 以前は、ハイアマチュア用の性能を有するキヤノン EOS7Dを使いましたが、ボディーがマグネシュウムダイキャスト製で重量があり、肩に食い込む感じがしましたので、軽いミラーレスに代えました。これが、キヤノン EOS-Mです。ミラーレスカメラの初代(初期)のモノでした。 これをしばらく使いましたが、オートフォーカス(自動ピント合わせ)に時間がかかりましたので、EOS-M6に代えました。 このEOS-M6は買い替えて2年程になる思いますが、さすがミラーレス一眼、きれいな写真が撮れます。 オートフォーカス時間は大幅に短縮され、殆どシャッターボタンを押すと同時にピントが合いますので気持ちよく使えます。 オートフォーカスの仕組みはいくつかありますが、一眼レフカメラはオートフォーカス専用の受光素子を有していますので、ピントが即座に合わせることができます。一方、ミラーレスカメラは当初、コントラスト方式でピントを合わせましたので、画像のコントラストが弱い場合は焦点が決められず、レンズが右往左往してなかなかピントが合いませんでした。これを改善したのが位相差方式です。これは画像信号の位相差を検出して位相が最大になるようにピントレンズを動かす方式で、画像の明暗やコントラストの弱い場面でも早くピントを合わせることができるようになりました。いろんな工夫が行われ、最近のミラーレス一眼カメラは、一眼レフカメラと比べ、そん色がないほど早くピントが合うようになりました。 ![]() 左の上の図が、今までの一眼レフカメラの構造 下の図が、ミラーレスカメラの構造 ![]() フィルムに相当する受光素子(C-MOSやCCD)サイズにより、フルサイズとAPSサイズがありますが、ミラーレスカメラの高級品はフルサイズ(35mmフィルムと同じ面積)ですので、大変きれいな写真が撮れますが、我々アマチュア写真家には過剰品質かもしれません。 小生の場合は、現用のEOS-M6で十分満足のゆくきれいな写真が撮れています。 (注)受光素子のサイズ ・フルサイズ(35mm);24mm×36mm/35mmフィルムと同じサイズ 対角線の長さ;43mm フルサイズとか、フルフレームとかライカ判ともいう。 ・APS−C;24mm×16mm メーカにより若干の寸法が違う 面積比で、フルサイズの40%前後 ・バカチョン(コンパクト)カメラ用;対角線長12mm前後/郵便切手ぐらい 面積比で、フルサイズの5%ほど 半導体受光素子(CMOSやCCD)技術の進歩により、高画素・高感度化が進んでいる 一画素当たりの面積が小さくなり小さな受光素子でもきれいな写真が撮れるようになった。 スマホはその実例。 受光素子の画像信号を画像処理エンジンで処理するが、ここが各社の腕の見せ所。 各社は競って、画像処理エンジンの開発を行っている。 現在使用中のCANON EOS−M6カメラと交換レンズ ![]() 望遠Zoomと標準Zoomの2本のレンズを使用 望遠Zoomレンズ;EF−M 18mm−150mm 標準Zoomレンズ;EF−M 18mm−55mm ![]() ![]() 標準レンズを装着したカメラの後部 液晶モニターが上に反転できるので、自撮りができる。 ![]() 標準Zoomレンズを装着したカメラの前方上部 ![]() 望遠Zoomレンズ 18mm−150mm これ1本で、殆どの場面に対応ができる。 ![]() 電子ビューファインダーを装着した状態 電子ビューファインダー;EVF−DC2 236万画素、有機EL ![]() 上部から見た電子ビューファインダー 簡単に着脱ができる優れものです。屋外の明るい場所で撮影する場合は重宝する。 超高画素のため、覗いてみる画質は光学式と殆ど変わらないくらいきれいだ! カメラ(CANON EOS M6)の性能 ・高速スタンバイ;スイッチオン後1秒以内に立ち上がる ・受光素子画素数;2420万画素 ・画像処理エンジン;DIGIC7エンジン ・ISO感度; 100−25600 ・自撮り可能、液晶モニターが折り返す構造 ・超高速位相差オートフォーカス ・高速連写 9コマ/秒 ・ボディー内5軸手振れ補正 ・Wi−Fi BlueTooth搭載 ・フルHDムービー撮影、ステレオマイク ・カメラ重量;390グラム (余談) Panasonic DMC−TZ57の受光素子にカビが発生し、Zoomアップすると、写真に薄い斑点模様が10か所ほど映り込むようになった。こういう症状は初めての経験です。 湿気の少ない冷暗所で保管することが常識ですが、こういうことになるとは思ってもみなかった。今は、プラスチック防湿ケースに吸湿剤(生石灰)を入れてカメラやビデオを保管しています。 DMC−TZ57は修理費用が馬鹿になりませんので、そのままにしています。 |
2015年7月27日(月)
Panasonic DMC-TZ57 が激安!!
ただ今、アマゾン等で、DMC-TZ57が21,389円で販売されている。
このカメラのすごいところは、この価格で、この性能は素晴らしい。
間違いのないお勧めのカメラです。ぜひ、買い替えてみてください。
@ズーム比が20倍と大きいこと Aワイド側が十分広いこと Bホワイトバランスの自動修正が大変よく効くこと C夜の撮影も綺麗に撮れること |
2015年7月8日(水)
馬鹿チョンカメラの驚異の進化
Panasonic DMC-TZ57
旅行時のサブカメラとして使っていたバカチョンカメラ(FS25)が頼りなくなったのと、ビデオカメラを別に持参するのが億劫になったので、ビデオ撮影が可能な最新の馬鹿チョンカメラを買ってみた。発売されて間がない新製品だ! FS25を買ってから、2年余りの間に、デジタルカメラの性能や機能の進化に驚かされた。 実に素晴らしいの一言に尽きる。これが3万円以下で買える。 アマゾンなら、23,000円ちょいという値段で出ている。 極論を言えば、旅行の記録を撮るのなら、これ一台で十分。 一つ、デジタルカメラの泣き所は、昼間の明るい場所での撮影で、液晶画面が見えづらいこと。これが解消すれば文句なし。残る課題の一つだ。 上の左側の黒いカメラが今まで使っていたFS25、右の白いカメラがTZ57。 主な性能、機能の比較は下記の一覧のとおり。
今回の旅行で、一眼レフカメラのキヤノンEOS-7D+TAMRONの組み合わせと、新製品デジカメDMC-TZ57を使ってみて、TZ57の性能のスゴさに驚いた。 もし、デジカメを探している方が居れば、超おすすめの一品だ! そのワケは、 @光学ズームが何と20倍。 これだけあれば、全ての撮影に満足できる。 Aワイド側が35mm換算で、24mmなので、広角に撮れる。 タムロンで28mm、FS25で29mmなので、この差は大きい。 B画質は大変綺麗になっている キヤノン一眼レフと遜色がない画質で撮れる。 C手に持った感じも、しっかりしてちょうどいい厚みがある Dホワイトバランスの威力が素晴らしく、室内の照明に対して オートの補正が協力で、色合いが綺麗に調整ができる。 これがすごい。電球色の照明の下でも、補正がしっかり効いている。 Eハイビジョンムービの撮影ができるので、ビデオを持参せずともいい。 旅行にかさばるムービを別に持つのは、大変だったが、いざという時は、 ハイビジョン画質で撮れるので、ムービの必要がなくなった。 (ただし、演奏会や講演会などの撮影はムービが有利。) F液晶モニターが180度回転できるので、自分撮りができる。 液晶画面が46万ドット高精細画質、など GWi-Fiでパソコンやプリンタとワイヤレスでつなげる。 その性能と機能の進化は素晴らしい。 特に気にいったのは、@、A、B、D 今回のスペインとポルトガル旅行の写真としても、一眼レフと、このカメラの写真をたくさん使っている。 |
2014年4月27日(日)
キヤノン EOS-M(ミラーレス)を買いました
![]() |
![]() EOS-Mに装着のレンズは、キヤノン EF-S 18-85mmZoom EOS-D7に装着のレンズは、TAMRON Di-U18-270mmZoom |
![]() |
![]() 本体とレンズの間に装着するアダプター |
一眼レフカメラ キヤノンEOS-7Dを主に使っていますが、TAMRONズームレン18-270mmをつけると重量が1465gあり、ずしっと肩に食い込む感じになる。 このカメラはマグネシュウムダイキャストボディで、曲面を活かしたエルゴミックデザインで手になじみ、乱暴に扱っても頑丈そのものです。映りは大変良くて全く問題はなし。 チョイ撮りは、Panasonic Lumix DMC-FS25を使っている。これもバカチョンにしてはよく撮れる。 最近、ミラーレスカメラ(一眼カメラとも言う)が出回ってきたので、どういう物かを使ってみたくなり、オークションで安く入手した。キヤノン、ニコン、ソニー、オリンパス、ペンタックス、それにパナソニックなどから発売されている。各社独自の特徴やセールスポイントを持っている。 Panasonicはミラーレスカメラでありながら、ハイビジョンムービはもちろん、4Kハイビジョンが撮影できる商品を発売した。SONYも同様である。SONYは受光素子がフルサイズ(35mmフルサイズ)のものまである。 Panasonicとオリンパスは、マイクロフォーサーズという独自規格の受光素子を使いEPS-Cより小さいが、映りはなかなか良さそう。 今回は、手持ちのレンズを共用したかったので、キヤノンEOS-Mにした。今は改良型新製品EOS-M2が発売されているが、こちらは値段が高い。性能はMもM2も同じ。M2はフォーカス速度が速くなっているくらいで、基本性能に変りはない。 当初、ミラーレスカメラは構造上、オートフォーカスに時間がかかるという欠点があった。 焦点を合わせる方法に2種類あり、コントラスト法と位相差方式がある。当初はコントラスト方式だったので、焦点が合いづらいことがあった。コントラスト方式に位相差方式を加えて、両者が最適状態で焦点を合わせるという方式が開発され一眼レフ並みの速さになった。今は全く問題がなくなった。 さて、EOS-Mが届いたので、EOS-D7とEOS-Mを並べて比べてみると、本体の大きさと重さが全く違う。EOS-Mはいわゆるミラーレス構造で、ミラーが反転するメカニズムが不要で、その分、空間が不要になるので、カメラの厚みが薄くなる。 交換レンズはキヤノン用EFレンズ系なら何でも使える。ただし、一眼レフカメラミラーの構造上必要な空間の分(フランジバック)をアダプターを着けて合わせる。 薄く小さなEOS-Mの本体にアダプターを付けて、そこにレンズを取り付けることになる。オートフォーカスや手振れ防止機構はカメラからアダプターを通してレンズに信号が接続される構造になっているので、全く問題なく使える。 ミラーレスカメラはレンズの光を直接、受光素子CMOS(またはCCD)に照射するので、構造が簡単になる。この構造はバカチョンカメラと全く同じ。ただし、バカチョンカメラは受光素子が切手ほどの大きさしかないが、EOS-MはEOS-D7と全く同じ大きさAPS-Cというサイズ。その分高画質の写真が撮れる。 上に、EOS7DとEOS-Mの写真を掲載したので、本体の小ささ、薄さがよく分かる。 本体が小さくても、レンズが大きいので、ミラーレスカメラの本領は発揮できません。ミラーレス用(EOS-M専用)のレンズを買えば、レンズそのものが小さくなるのでずいぶん軽くなる。ちなみに、EOS-Mにキヤノン FE-S 15-85mmを取り付けた時の重量は1035g。 以前、下の記事にSONY一眼カメラ(ミラーレス)NEX-5を借用して使ってみました。このカメラはミラーレス初期のもので、フォーカス時間が長くかかり、あまり感心しなかった印象がある。最近のSONYのものは良くなっている。 一眼レフカメラは、ミラーで映像をそのまま光学ファインダーに送るので、ファインダーを覗いて写真が撮れる。ミラーレスカメラの場合は、バカチョンカメラと同じで液晶画面を見ながら撮影する。ミラーレスカメラにはファインダーが取り付けられるものもあるが、受光素子の画像信号を小さな高密度液晶で映して、それを覗くという構造になるので、どうしても画質が良くない。 直近の話題では、この一眼(ミラーレス)カメラの販売が伸び悩んでいるらしい。女性を含めて、一眼レフカメラが再び売れ出したと聞いている。バカチョンカメラでデジカメに入門した人が、次に買うカメラは一眼ミラーレス?と言われてきたが、そうはならない様相になってきたそうだ。 これは一眼レフカメラは大きくて重いということで女性には向かないとか、旅行に持ち歩くには不向きと言われてきたが、最近、一眼レフカメラが小型、軽量化された。女性でも気軽に持ち歩き、使いやすい大きさと重さに収めたということが、一眼レフカメラへの回帰を促しているらしい。 実際、EOS-Mを使ってみて、カメラ本体が小さ過ぎて、構える際にうまく手になじまないので、扱いにくさを感じる。 これは本体が小さく、レンズが大きいために重量バランスが良くないのが原因かもしれない。EOS-M専用レンズを装着すれば、軽くて使いやすいと思う。 当分は用途に応じて、3種類のカメラを使い分けてみたい。 |
名称 (品番) | 重量 |
カメラ EOS-7D(本体) | 910g |
カメラ EOS-M(本体) | 298g |
アダプター EF-EOSM | 110g |
レンズ(キヤノン・EF-S ・15-85mm) | 575g |
レンズ(TAMRON・B008・18-270mm) | 450g |
ソニーの一眼カメラ NEX-5を使う
「レンズ交換式デジタルカメラ」である。 一眼レフカメラではない。何が違うか? というと、ファインダーに画像を映すためのミラーがない。 一般のデジタル一眼レフカメラは、受光素子に入る光をミラーで反射させて、ファインダーに導いている。ファインダーで画面を確認し、シャッターボタンを押すと、ミラーが反転し、レンズからの光が受光素子にあたり、電気信号に変わり撮影が行われる。 デジタル一眼カメラは、光が直接、画像素子に入り、電気信号に変わりそれを液晶で見る方式、だから光学ファインダーがない。基本的には一般のデジカメと同じ、 ただし、レンズが高性能で、レンズ交換が出来る。 この方式は、オリンパスとパナソニックが先駆けて開発したフォーサーズで、商品化したもの。 詳細はフォーサーズのホームページでご覧下さい。 ソニーはこのフォーサーズ規格に参加せず、独自で、画像素子を一般のデジタル一眼レフカメラで採用しているEPS-Cサイズ(23.4×15.6mm)にし、フォーサーズより一回り大きい受光素子CMOSで、高画質を狙ったもの。CMOSが大きい分、レンズは少し大きくなるが、普通の一眼レフカメラに比べると、ミラーがない分、薄く、軽く、持ち運びに便利なカメラになっている。 Panasonicもオリンパスのデジタル一眼も同様に軽くて薄くて、特に女性は使い勝手がいい。重量は287g(電池込み)小型、軽量、高画質が売り物になり、一般デジカメ ⇒ デジタル一眼カメラ⇒ デジタル一眼レフカメラ という3つの種類が競い合っている。 最近のカメラは、どれもハイビジョンムービの撮影ができるので、カメラを持参するとムービを持ってゆく必要がない。綺麗なハイビジョンが撮れる。 品番はNEX-5レンズの取り付け部分(マウント)はEマウント、 使用感 カメラを持ち、撮影するときの手になじむ感じや、各種のツマミ位置、形状、精巧感、スイッチの切れ味はさすがソニーだけあって大変よく出来ている。ボディはメタリック仕上げで、ソリッドな感じにまとめている。液晶は横長で大きくて見やすい。附属しているレンズは18−55mm、F3.5−5.6、メモリーはSDカード、バッテリーはリチュームイオン電池、 ちょっと気になった点は、シャッターを押して、撮影し、画像が表示され、次の撮影までの時間が長いように感じる。もう少し反応を早くしてほしい。 |
![]() |
![]() |
テスト使用したソニー NEX-5 | NEX-5と 愛用中のPanasonic FZ-30 |
![]() |
左;CANON EOS7D、 中央;Panasonic FZ-30、 右;SONY NEX-5 いろんなカメラが出回って、ユーザは楽しい使い方が出来る |
カメラにこだわりを持つかどうかの違いで、バカチョンカメラから一眼レフまで、様々なカメラが販売されている。 どのカメラで撮っても、それなりに綺麗な写真が写せる。 ようは、『どれだけこだわりを持つか』による。 趣味とはそうしたもの。しかし、技術は着実に小型化・高性能化の道を歩む! |
デジタル一眼レフカメラの進化
キヤノン EOS 7Dを使ってみて
2010年5月7日
どうも小生は少々凝り性があるらしい。それも、とことんまでは行かない程度だが。前回のイギリス旅行はキヤノンEOS Kiss X3を持参して沢山写真を撮ってきた。 その後、天の川のカワセミに出会うたび、カワセミが水面に突っ込んで、魚を咥えて飛び出てくる瞬間の姿を写真に納めたいと思うようになった。これは一瞬の出来事でである。 これを写真に撮るには、一秒間に何枚の写真を撮れるかにかかってくる。高速連写性能の問題。Kiss X3は一秒に3枚だった。キヤノンからEOS 7Dが発売された。これは一秒に8枚の写真が撮れる。1/8000の超高速のシャッターも備わった。 ハイ・アマチュアカメラマニア向けの商品、ボディはマグネシュウムでがっちりした堅牢な作りになっている。ファインダーはミラー方式からペンタプリズム方式になり、ファインダー画像は綺麗に澄み切って明るい。 また倍率は一倍なので、実物と同じように見える。そういう高性能化と引き換えに重量は重くなった。 X3の倍ほどの重さがある。最初は肩に感じる重さに少々戸惑ったが、今回、オランダ旅行に持参して重いな!と言う感じはなかった。それよりシャッターを切ったときのチャ!と言う音が、従来のガチャと言う音に比べて軽快で快い。 受光素子の画素数は1800万画素になり、一昔の一眼レフと比べると覚醒の進歩である。 レンズはTAMRON製の以前の18-270mmを流用している。 キヤノン製レンズ18−85mmUSMも使用。 これはUSM(Ultra Sonic Motor;超音波モータ)をピント合わせ用に使っているので、ピントは瞬時に合う。35mm換算では27mm−136mmなので、これ一本でも普段の撮影は十分。ただし旅行はTAMRONの高倍率ズームレンズを装着し、どんな場面でも十分対応できるようにしている 。望遠側でも手ブレ防止は効果的に働く。 受光素子の画素数が1500万画素を超え、A3判にプリントしても十分耐えられる。このカメラは1800万画素に及ぶので、通常のプリントには全く問題はない。ただし、その反面、一枚あたりの情報量が増えてメモリー容量を食う。メモリーはCFカードを使って信頼性重視?であるが、SDカードが廉くなっており、SDカードの装着ができる配慮が欲しい。小生はSDカードをCFカードアダプターに挿入し、32GBのSDカードを使っているので、撮りまくっても全く心配はない。 もう一つ気付いた点は、電源スイッチの位置。左のモードダイヤルの周囲に付けられているが、電源スイッチを入れた際に、不意にモードダイヤルに触れて、無意識の内に回したことがあった。P(プログラム)位置に設定したいたところ、なぜかTv位置に知らぬ間に回していた。 これで何枚かの写真の露出を駄目にしてしまった。自分の不注意・不心得と言えばそのとおりなのだが・・・。でもいいカメラです7Dは! しかし、技術は急速に進化する。特に半導体技術の進化は、従来の技術の進歩とは格段に違うスピードで進化している。デジカメはまだまだ進化すると考えられる。 でも、もうその性能の差は目で見て、分からないようなレベルに近づいている。 |
EOS 7D | EOS Kiss X3 | |
ハイアマチュア向け | 入門者向け | |
撮像画面サイズ | 22.3×14.9mm | 22.3×14.9mm |
撮像素子 | CMOSセンサー | CMOSセンサー |
有効画素数 | 約1800万画素 | 約1510万画素 |
アスペクト比 | 3:2 | 3:2 |
記録形式 | JPEG&RAW | JPEG&RAW |
ファインダー | ペンタプリズム | ペンタダハミラー |
視野率 | 約100% | 約95% |
倍率 | 約1.0 | 約0.87 |
オートフォーカス測距点 | 19点 | 9点 |
露出制御測光方式 | 63分割TTL開放測光 | 35分割TTL開放測光 |
シャッター速度 | 1/8000〜30秒 | 1/4000〜30秒 |
連続撮影(連写)速度 | 最高8コマ/秒 | 最高3.4コマ/秒 |
ライブビュー撮影機能 | ○ | ○ |
動画撮影機能 | ○ 記録形式MOV | ○ 記録形式MOV |
動画記録サイズ | Full HD | Full HD |
液晶モニター | TFTカラー、3型92万ドット | TFTカラー、3型92万ドット |
ボディー | マグネシュウム合金 | エンプラ |
大きさ | 148.2×110.7×73.5mm | 128.8×97.5×61.9mm |
重量 | 約820g(本体のみ) | 約480g(本体のみ) |
その他 | 防塵・防滴構造 |
デジタル一眼レフカメラ の購入
カメラはそこそこにしておこうと思っていたが、最近、キヤノン EOS Kiss X3を買った。今まで使ってきたPanasonic LUMIX FZ-30はレンズ固定式であるが、なかなかの性能で、写りは全く問題はない。 現在も大変満足して使っている。一眼レフカメラを買ったのはオートフォーカスの動作の速さが素晴らしいので、鳥や電車など素早く動く被写体を狙うには、やはり一眼レフでないと無理。 レンズはTAMRON 18-270mmの超ズームレンズをつけたが、これ一本で殆どすべての被写体に対応できる。ただし、結構重量があるので、旅行に持ってゆくには相当意識して持ってゆかないと、重いな! と言うことになる。 今回、イギリス旅行で初めて使ってみたが、大変使いやすく、すぐに使いなれた。 |
キヤノンEOS X3にTAMRON 18-270mmを装着 UVフィルター付
デジタルカメラの進化
カメラは高校時代から興味を持ち、35mmカメラを使ってきた。コニカ、オリンパスペン、ペンタックスMX一眼レフを使用してきた。最近、デジタルカメラが急速に高性能化し、目を見張る物がある。現在はPanasonic LUMIX FZ-30を愛用している。このカメラはCCDが800万画素で、ズーム比が12倍と大きく手ぶれ防止機能がついているので、望遠で撮ったときでもブレが少ない綺麗な映像が撮れる。ウォーキング中、肩にぶらさげて、交野の自然、風景、天の川の水鳥、野鳥、第二京阪高速自動車道路工事の進捗状況などを撮っている。 |
ビデオの進化
ビデオはVHSからVHS-C、そして8mmビデオになり、DVC(デジタルビデオカメラ)となって、長時間、綺麗な動画が撮れるようになった。 アナログテレビ放送と変わらない画質になった。ここまでは記録メディアとして磁気テープを使い、技術の進歩に応じてテープも次第に小さくなった。 最近は、さらにHDDを使ったデジタルビデオが主流になったが、さらにSDカードの値段が急激に下がり、切手サイズのSDカードに、ハイビジョン画像が2時間も録画できる時代になった。 8GBのSDカードが3,000円程度で買えるようになり、1時間フルハイビジョンが録画できる。テープから、ディスクになり、半導体素子(SDカード)へと、革命的な進化が続く。 SDHCフルハイビジョンビデオカメラは、メカニズム(機構部分)が全く不要なので、劣化や故障がなく、寒い部屋から暖かい部屋に移動した時に、生じる結露で録画停止になることがないので即時に使用できる。また、テープやディスクの駆動部がないので、電池の消耗量が少なく長時間撮影が可能である。直近は、32GBSDカードがネットで9000円程度で売られている、高画質HDで4時間録画可能となる。 |
Panasonic HDC-SD9 SDHCカード記録、1920本フルハイビジョン録再、275g超軽量、AVCHD方式、 これを旅行に持ち歩き、気ままなハイビジョン撮影を楽しんでいる。 ビデオはデジカメと違い、その場の雰囲気を記録できるので、重宝している。 海外旅行にはICレコーダも持って行き、ガイドさんの話を丸撮りして帰る。 8GBのSDカードを入れておくと、500時間録音ができる。恐ろしい時代になった。 |
![]() SDカード゙にフルハイビジョン画像が8GBで1時間、16GBなら2時間録画できる。 SDカードは廉くなり、8GB;2000円、16GB;4000円、32GBが9000円で買える。 〔注〕2012年6月現在 32GBが2200円程度 ここまでくると、ビデオの最終系に到達した。 もう少し、形状やデザインで『あっ!』という進化があっていいと思うが・・・。 |
![]() レンズ、CCDやMOSの撮像素子と画像処理LSI、液晶表示、メモリーという構成部材はデジカメもムービも全く同じだから当然の流れだ。 これは半導体の超微細化、超高集積化、高速化技術の進化に起因する。 |
![]() 違いは人の目の特性上、静止画は厳しい画質を要求するが、動きのあるビデオは画質に対する感覚、感度が少し鈍いこと。 今後のデジカメ、ビデオの発展が楽しみ。 高画質を追求する一眼デジカメを除いて、デジカメ、ムービ、ケイタイの渾然一体化した商品がますます多くなるだろう。 |