2015年11月17日(火)
徳島 脇町周辺にドライブしました

 中国自動車道の三木JCTから垂水JCTに入り、明石大橋を通り淡路島を抜けて、鳴門大橋を通過し、徳島の脇町に行きました。まず、ふいご温泉というさびれた温泉で昼食氏、ふろに入りました。この温泉は、泉質が特に何も変わらない普通のお湯という感じで、印象に残りませんでした。もう一回行きたいという感じは受けませんでした。

 そこから、阿波の土柱を見に行きました。ここは山が崩れたような景色の中に、土の柱が立っているというところです。以前はその柱が何本もしっかり立っていたのでしょうが、今は、単なる崖崩れの景色にしか見えませんでした。
トルコのカッパドキアのような景色を期待して行ったのですが、ここは山のごく一部が山肌を見せて、その一部が杭のような形になっていたのでしょう。
写真でわかるとおりの状態でした。

 その後、脇町うだつの町並みを見に行きました。ここは日本でも指折りのうだつの家が並んでいるところで有名だそうです。確かにこの景色は時代を巻き戻したような景色でした。道の両側に古い木造の家々が立ち並び、隣との間にうだつが立っているという珍しい光景でした。
 
 ここを後にして、鳴門に戻り、大塚国際美術館に行きました。着いたのが午後4時頃で、閉館は5時過ぎなので、1時間しか見られませんでしたが、急ぎ足で館内を全部見て回りました。
 世界の有名な絵画を複製して展示しています。その数は非常にたくさんありますので、ここで見ると、大体、有名な絵画を見ることができます。
 ただし、すべてレプリカ(イミテーション)です。原画を写真に撮り、それを原寸大の陶板に焼き付けて複製したものです。絵画のそばで見ると、本物は油絵ですので、インキが風化し、細かな割れ目が網の目のようになっています。ここの展示物は陶板に焼き付けたものですから、そういう割れ目もなく逆に本物よりきれいに見えました。
 写真のデジタル処理等で、そういう割れ目や汚れを処理して焼き付けているためでしょう。
 なんと、入館料が日本で一番高く、3240円もします。
 ルーブル美術館が15ユーロ(約1900円)
 オルセ美術館が11ユーロ(約』1400円)
ですから、本物を展示している美術館の約2倍もします。
とにかく、日本の美術館や博物館はなぜか、非常に高いですね。
下に、写真を添付します。
  
ふいご温泉
むかし、この近くに銅山があり、その鉱夫の人が入っていたのでしょう。
すぐ下にきれいな川が流れていました。
宿泊もできる部屋が2,3部屋あるようです。
 
これが有名な『土柱』だそうですが、単なる山崩れの跡としか見えません。
失礼!!
 
脇町のうだつの町並み
ここは見所があります。
これだけ、たくさんのうだつが並んでいる町並みは他にないでしょう。
多分、日本一だと思います。
 
折り畳みの縁だそうです。
 
大塚国際美術館正面玄関
ここを入ると、長いエスカレータで上に登ります。
 
陶板印刷の工程を説明したパネルが並んでいます。
  
左は、笛を吹く少年   右は踊り子
 







水浴の少女、
それにしても、豊満な肉体ですね。近代の絵はすべて豊満に描かれています。
 
ミレーの落穂ひろい
  
ゴッホのひまわり
ゴッホはヒマワリの作品を12書いたと言われていますが、その内の2つです
 
左はゴッホの自画像             右はムンクの叫び
 
  








ナポレオンの戴冠式
皇帝になった時の様子
 



モナリザ(レオナルド・ダ・ヴィンチ作)
 言うに及びません。
 こういう感じで、写真に撮ると本物と見わけがほとんどつきません。
壁一面の大作(例えば、ナポレオンの戴冠式など)は何枚かの陶板を継ぎ合わせて構成していますが、少し離れるとほとんどつなぎ目は気になりません。
発色や雰囲気は本物とあまり変わりませんので、すべてがレプリカの美術館ですが、だからこれだけの大作を集めて一堂に展示できるのです。
世界の名画を本物で見るには、フランスやイギリスなどヨーロッパ各国の美術館巡りをしなければ見られませんが、ここではそれを一気に見ることができるという便利さは格別です。
館内は非常に広々していて、素晴らしい雰囲気でした。
それにしても、3240円は高い!!
入場券を買うときに、係員が「後時間で閉館ですが、ここは全部見るのに少なくとも3時間はかかりますが、本当によろしいでしょうか?」と何回も念を押された。
それなら、半額にするとかしてくれれば、うれしいのだが、入館料の時間割引は全くなしでした。
USJなどは、何時以降入場の場合は、いくらというように割引制になっている。
そういう配慮も欲しいところだ。

でも、家内と二人で駆け足で回って、ほとんど全作品を見たが、1時間で回れた。



2015年4月24日(金)
国宝犬山城と如庵の観光をしました

国宝 犬山城は、室町時代の天文6年(1537)に建てられ、天守は現存する日本最古の様式です。
木曽川のほとりの小高い山の上に建てられた天守閣からの眺めはまさに絶景!。

お城の入り口を入り、城門まで石畳の道を登ります。城門はしっかり残っていて、城門をくぐると、天守閣が見えます。紅葉の若葉が色鮮やかで、ウグイスの鳴き声で迎えてくれました。

天守閣は地下2階、地上3層構造の造りで、高さは19mと言われています。
入り口で、スリッパに履き替えて、靴は貸与されるビニール袋に入れて、各自持参します。階段は1段の高さが普通の家の階段の倍ほどあり、意識して脛を曲げて上げないと、登れない落差が大きくかつ、急な傾斜の階段です。

天守閣の階段はどこのお城も狭くて、、急な傾斜の階段が多いですが、このお城は一層目から最上階まで同じような急な傾斜でした。

松本城は下の層の階段は普通になっていますが、最上階は特別狭くて急に傾斜になっています。それぞれお城の作り方に特徴があるようです。

屋根瓦の飾りに桃の実を形どった瓦が付けられていました。これが特徴だそうです。

最上階からの眺望は素晴らしくて、特に木曽川が眼下に広がり、ゆったりと流れています。

お城の周辺は犬山城下町の古い町並みが続き、多くの観光施設があります。
また、素晴らしく手入れされた庭園(有楽苑)の中に国宝茶室(如庵)があります。



城門付近、若葉が綺麗、ここは秋の紅葉も綺麗だろう














 城門をくぐると、天守閣が見える。
最上階にたくさんの人がいる

天守閣の正面










最上階からの眺め、木曽川がすぐ下に見える

















桃の形をした飾り瓦











木曽川の上流方向の眺望



















木曽川下流方向の眺望
堰があり、水がゆったり流れていた


 
城下町の町並み
古い家が立ち並らび、土産物店など両側にズラリ


暑かったので、ソフトクリームがうまかった






江戸時代の呉服商、磯部邸、奥行が58mもある独特の家
中には節句の雛人形やずらりと並んでいた









磯部邸の屋根、平坦でなく逆に反り返っている。








この町並みは、飛騨高山の町並みを連想させてくれた。
しかし、古い町並みの中に、鉄筋コンクリート造りの民家が建てられたり、今風のプレハブのような家が所々に建てられ古い町並みの景観をぶち壊している。
個人個人が好き勝手に家を建てると、せっかくの古い町並みの景観を台無しにしてしまう。
観光地として売り出すのなら、町内会や町並み保存会や市役所などが厳しく行政指導なりして、規制をかけ、景観の保全のため協力し合ったり、規制をしないと保たれない。
せっかくの街並みがもう一つしっくりこないのはそういう点で統一性がなく、新旧が混在しているためだと思う。もったいないと思った。

信長の実弟が建てた国宝茶室

犬山城の東にある庭園・有楽苑には、国宝茶室如庵、重要文化財旧正伝院書院、古図により復元された茶室元庵、新しく建てられた茶室弘庵などがあり、静かなたたずまいをみせています。

如庵は、茶の湯の創世期に尾張の国が生んだ大茶匠・織田有楽斎が建てた茶室で、昭和11年に国宝の指定をうけた茶道文化史上貴重な遺構です。京都山崎妙喜庵内の待庵、大徳寺龍光院内の密庵とともに、現存する国宝茶席3名席の1つです。

織田有楽斎は信長の実弟として天文16年に生まれました。波瀾に富んだ人生を送った有楽の生涯を写すがごとく茶室如庵は各地を点々としましたが、昭和47年に犬山城下の佳境の地に移築され、庭園を含め「有楽苑」と名付けられました。

国宝茶室如庵

信長の実弟である有楽齋の遺構で「国宝三名席」のひとつ。
普段から内部をご覧いただける唯一の国宝茶室で古暦を腰貼りにした暦貼り、竹を詰め打ちにした有楽窓、躙り口など随所に独創的な工夫が凝らされています。

ここは、茶室、国宝如庵
わびさびの世界だ!
この庭園を巡回している間に、上空を小牧空港から飛び立つ航空自衛隊のジェット戦闘機の爆音に驚いた。5分から10分間隔ぐらいで、上空を通過した。
戦闘機の爆音は旅客機に比べると格段に大きな音がする。
信長の時代の景色を見ながら、耳はジェット機の爆音に気を削がれた。


国宝如庵、茶室の玄関


茶室から庭園を見るとこういう風流な景色