2025年2月25日(火)
冷凍庫が冷えない! 新品なのにどうして? そのわけは?

  我が家には2台の冷蔵庫があり、大型はキッチンに置いている。2台目は小型で物干し場(屋外)に置いて食料品収納庫代わりに使ってきた。この小型(140L)冷蔵庫が寿命が来て冷えなくなったので取り換えた。今回は、P社の一回り大きい170Lの2ドアー冷凍冷蔵庫にした。 下の写真参照
 これはどうやら、ワンルームマンション、単身者または夫婦2人(小家族)をターゲットにした商品のようだ。
動作音が静かで省エネを売り文句にしている。

 配達されたので、さっそく食品を入れて翌日、冷凍庫内の冷凍餃子に触れると、フニャフニャの状態になっている。これはダメだと思い、庫内に温度計を入れて見ると、0℃~-5℃位を上下していて冷凍庫内温度である-18℃~-20℃前後まで下がらないことが分かった。

 配達、設置時に、運送業者から「冷凍庫内が十分冷えるのに数時間から24時間程度かかります」と言われていたので、『未だ冷え切っていないのか』と思って待っていたが、一向に冷凍温度に下がらない。
 ちなみに、外気温度は5℃~7℃という寒い日が続いていた

 

 買う際に、店員から聞かされたことが気になった。「保証期間内の不具合はメーカサービスに電話かメールで連絡して下さい。店の方では対応しかねます」という話だった。
 昔と違って、販売と修理・サービスは分かれているので、店に修理を頼んでもメーカのサービスが対応するような仕組みになっている。

 そこで、P社の冷蔵庫サービス部門に電話連絡した。コールセンターが繋がりにくく、十数分、待たされた。やっとつながり、症状を話し、サービスマンを手配してもらい、サービスマンに現物を見てもらった。
 
 現場の確認、庫内の確認、冷凍庫のカバーを外して放熱板の冷え具合を確認したが、冷え方が鈍いようなので、制御基板(電子回路基板)を交換してもらった。異常を知らせるランプは点いていないので、これで大丈夫ということで元の状態に戻し、修理完了となった。修理確認後、タブレットに署名した。
 最近、『確認』は紙面でなく、タブレット端末に署名するようになっている。

 その後、相変わらず寒い日が続いていた冷凍庫内温度は以前と同様に-5℃前後より下がらない状態が続いたので、再度、メーカのサービスに電話した。前回同様にコールセンターが混んでいて、『只今、5人待ちです』という味気ない女性の合成音声のアナウンスが聞こえた。ここは辛抱強く待つしかないので、電話を切らずに待っていた。
 やっと、順番が回ってきた。その時は少々気が荒だっていたが、気を静めて、「一昨日、修理してもらったが直ってないので、再度、見てくれ」と伝えた。
 
 2回目のサービスマンは名刺を見ると技術員/ベテランの様だった。前回の修理状況を話すと置き場所、庫内などざっと見て、即、「商品の入れ替えをさせて頂きます」ということになった。翌日、配達できるという話だったので了解した。

 翌日9時に配達業者からケイタイに連絡があり、直ぐ伺うということだった。貨物車から1人で冷蔵庫を運搬するという。小型冷蔵庫だが、重量は38kgある。パッキンのままで、紐に手をかけて担いで運んだ。新品冷蔵庫に取替てもらったので、これで大丈夫だろうと思った。

 その後、通電して冷えるのを待っていた。外気温は相変わらず5℃~7℃位の冷え込みが続いていた
翌朝、冷凍庫内の温度計を見ると、あれ! 相変わらず-5℃になっている。なぜ??
 
 商品は新品に交換してもらったので、2台続けて不良は非常に考えにくい。何故だろう?
そこで、ネットで、『冷えない冷凍庫』などで検索してみた。同様の内容で手掛かりがないか?
 それらしき記事を見つけた。T社の冷蔵庫の取説に『外気温が低い屋外の使用時は十分冷えないことがあります。その場合は、室内に設置場所を変えて下さい』というような文面を見つけた。
 これだ! と気づいた。

 最近の冷蔵庫は、静音化と省エネのため、インバーターでモータの回転数制御をしている。これはエアコンも全く同じだ。コンピュータ(CPU)で外気温や庫内温度等を検知して、モータの回転数を制御し、コンプレサーの冷媒圧力を最適化する制御している。以前のサーミスタで庫内温度を検知し電源をON/OFFする方式から制御が進化している。これが原因らしいと分かった。

 冬場、外気温が特に低い状態では、コンプレッサーが強く働かないので冷えにくくなることがある。一応理解できるが、冷凍庫は冷凍温度を維持することが役割であり、外気温が低いから、冷蔵庫と同様な温度にしかならないのは、いかがなものか!と言いたい。
 
 メーカ各社の取説では、『室外に設置し、外気温が数℃以下の状態では冷凍温度が十分下がらないことがあります。その場合は冷蔵庫を室内に移動して設置して下さい』という意味のことを控えめに書いている。
 
 店頭で買う時に、『屋外(物干し場)に置く2ドアー冷蔵庫が欲しい』という話をして買う交渉を進めたので、まさか最近の冷蔵庫がそういうことになっているとは知らなかった。

 長年使い壊れたS社の2ドアー冷凍冷蔵庫はサーミスターで電源をON/OFFする簡単な制御方式だった。この冷蔵庫は夏冬に関わらず冷凍庫は十分冷えていた。これが常識だった。
 
 ちなみに夏場は物干しの屋根に日よけの網シートを張り、直射日光を遮蔽しています。冬場は冷えすぎるほど冷えないかと心配していたが、真逆の状態になった。

 今日はやっと春めいて来て、外気温が10℃を越えた。冷凍庫内温度が下がり、-15℃位になっている。

 商品を入れ替えてもらったが、結果論は前のモノも不良品ではなかった製造が中国製ということだったので先入観もあり、てっきり不良品だと疑ってしまった。
 
メーカに要望する。
 ①取説、販売ルート、セールスマンに、徹底してほしい
   外気温が5℃以下になる屋外では冷凍庫内温度(-18℃以下)にならないことが   ある。
 ②「屋外使用禁止」または「屋外使用時の注意事項」
 ③温度センサーの取付位置などを改善し、寒い場所でも使える冷凍庫を作る

 以上、初めての経験でした。
 冷えない冷蔵庫は夏場の問題だとばかり思っていましたが、見事に常識が破られました。





2025年2月13日(木)
『夫婦別姓』のもめごと?

 最近、大きな話題に上っている『夫婦別姓に賛成か、反対か』について、「あっ!そうだったのか!」という情報を得た。夫婦同姓で育った者にとっては、夫婦が別姓になるのは考えにくい。それは『夫婦は同姓が当たり前』だったことで、それに慣れてしまったことによる。

 他国では、夫婦別姓が当たり前なので、彼らから見れば、『日本は何をもめているのか?』不思議に思うだろう。何事も、慣れということで、それが当たり前になるそれが常識となる。逆にその当たり前から外れると、非常識となり落ち着かなくなる。夫婦同姓も夫婦別姓も、単なる思い込みに過ぎないことが分かった。
 
 2月13日、朝日新聞、朝刊の『天声人語』を読んで、“あっ!そうだったんか!”と気づかされた
以下、記事内容を参考にさせてもらうと、

 『明治事物起源』には、明治の初め、著者の父親が地域に住む人々に名字を付けてあげた。(当時の有識者だったのだろう。)沢山の人々に名字を付けてあげたので、もう案が浮かばない。そこで徳川家臣にあやかって、本多や井伊など拝借して名付けてあげた。その名字を付けてもらった人は「お咎めがないか?」と心配した。笑い話のようだ。同様なことが日本各地で起こった。

 きっかけは、明治政府による名字の義務化だった。
(それまでは、庶民は苗字がなかった)自今、必ず苗字を相謳うべし」というお触れ。150年前の今日、布告された。

 その後、「妻の苗字はどうするのか?」と地方から問い合わせがあった。政府の答えは「婦女、人に嫁するも、なお所生の氏を用うべき事」となった。女性は「結婚後も以前の姓を名乗るべし」、と公式に通知された。これは夫婦別姓ということ。夫婦別姓が改まったのは、その約20年後の明治民法からだ。

 夫婦同姓は約130年前に生まれた「創られた伝統」に過ぎない。にも拘らず、「選択的夫婦別姓の制度が実現すれば伝統的な家族観が損なわれる」と保守派が言うのはどうしてだろうか?
 自民党内では夫婦別姓に対する慎重派が多い。制度の導入は別姓を強制するものではない。様々な理由で別姓を求める夫婦がいる。その思いを受けとめるべきだろう。 結論を出す時だ!

 以上、天声人語の論調

 個人的には、夫婦同姓がよいと思ってきた。専業主婦が普通だった時代は余り問題はなかったと思う。
でも最近、女性が男性と同様に働き、大きな役割を果たしている。社会の大きな構造的変化が起きている。
 
 そういう変化の中で、結婚すると女性の姓が変わる夫婦同姓制度は、独身時代の職場などで女性の知名度がリセットされることになる。これは、女性にとっては不利、不当な扱いと言える。
 のびのびと活躍したい女性が増えてきた現在、男性と同様な立場で仕事ができる環境を作ることが大切だ。夫婦別姓はこうした社会の変化に対応した制度だと思う。そう考えれば納得がゆく。
 
 中には、結婚すれば同姓がいいという人は夫婦同姓を選べばいい。要は本人の選択に委ねることだ。
それが「選択的夫婦別姓」だと思う。

 一つ、議論を深める必要があるのは、「子供の姓」をどう扱うかだ。子供がどちらの姓を選ぶか、子供が大人になって自分で判断ができるようになった時(例えば18歳)、姓を再選択できるような余地を残す必要があるかどうか。この辺はよく考える必要がありそうだ。
 
 諸外国の事例
 

 物事には、ベストな解はなかなか存在しない。時代の変化に対応したベターな解を求めてゆくしかない。
 




2025年2月7日(金)
常識の逆転:『夜間電力料金が今や、割高に?

 東日本大震災による津波で、福島第一原発がメルトダウンした結果、全国の原子力発電所は一斉に稼働停止になり、安全点検が行われ、新安全基準に適合しなければ再稼働ができない状態になった。

 原発は絶対安全でなければ稼働させてはならない宿命がある。原発は発電所内の事故はもちろんのこと、発電所外で起きるいろんな事象(天災等)に対しても安全が保たなければならない。

 他の発電の仕組みとは全く異なりウラン原子の核分裂反応の熱を利用して、水を沸騰させ蒸気でタービンを回し、発電機を回す仕組みになっている。

 原子炉内は核分裂が連続して起きる臨界状態を維持するので巨大な熱と放射線を出す。これをうまく制御しながら稼働させなければならない。水力発電や火力発電や風力発電、太陽光発電などとは違った仕組みである。

 原子力発電は、一度、ウラン燃料棒を炉心に入れると1年間、燃料補給の必要はない。常に一定の電力を発電し続けることができる優れた特徴があるので、ベース電源となってきた。
 
 東日本大震災以前は、原子力発電所が国内に54か所あり、殆ど稼働していた(定期検査以外)ので、安定した電力供給が行われていた。当時は、「原発は安全だ!」という安全神話が生まれていた。
 
 電力系統は発電量と消費電力量が均衡した状態が一番安定している。そのどちらかが大きくなると電力系統は不安定に陥る。

消費電力(需要電力)は、一日の時間帯、また季節により大きく変化する
 ・は、一部の夜間仕事を除けば人の活動が停止するので、需要電力量は大きく下がる。
 ・夜明けから次第に消費電力量が増え、日中は最大になり、夕方から次第に減る傾向にある。
山型の電力消費の姿になる。

 日中の電力需要量を補うため火力発電が稼働し電力を補完する。水力発電も火力発電も同様に発電量の調節が容易なので、日中に発電量を増やし、電力調整を行ないながら電力需給バランスをとってきた。

 東日本大震災後、全国54か所の原発が停止し、その内、再稼働した原発は数か所しかない。その結果
全国の原子力発電量は全発電量の一割程度しかない状態が続いている。原発がベース電源としての役割を果たせていないのが現状だ。

 一方で、代替エネルギーとして自然エネルギーによる風力発電や太陽光発電が注目され、政府の補助金制度や、電力買取制度(FIT)が功を奏し、特に太陽光発電が急速に拡大してきた。その結果、注目すべきは日中の発電量が需要量を上回るようになってきた。(原発が殆ど停止しているにもかかわらず)
 
 特に、九州電力管内では、新築住宅の8割以上に太陽光パネルを設置しているので、日中は電気が余り、一部のパネルは発電しても送電線に接続しない電力カット問題が起きている。今までは考えられないような電力の需給関係になってきた。

 一方、夜間は太陽光発電は全く発電しないので、原子力発電か火力発電に頼ることになるが、原子力発電は殆ど止まっているので火力に頼ることになる。原油高騰の折から燃料代が高くなり発電コストを押し上げる。その結果、発電コストは、昼間が安く、夜間が高くなっている。
 このことは、従来の電気代の常識が逆転することになってきた

 従来は、ベース電源の原発のおかげで夜間の豊富な電気を活用するよう安く深夜電力料金を決めていた。夜間に給湯タンクの水を沸かして風呂等に使うことを推奨してきた。それが今や、夜間電気代が日中の電気代を上回る状況になり、深夜電力料金は上げる方向で動いている。
 
 既に深夜電力契約している人に対し、一気に新電力料金を課すわけにはゆかないので、徐々に料金改定を進めるようだ。

 電気は生ものなので、瞬時、瞬時の需給バランスをとらなければならない。そこで全国の電力需給を広域で平準化する策も考えられている。また、日中の余剰電力で給湯器の湯を沸かすことも考えられる。
さらに、大容量の電力バッテリーを送電網に組み入れたり、家庭用の電力バッテリーを設置して、コストが安い時間に充電し、戸々に電力コストを最安状態で使用するような取り組みも進んでいる。

 さらに、電力受給の平準化策として、各需要家(家庭など)のスマート電力計で、時々刻々と電力料金が変わるような新しいシステム、電力需要が最大発電量に近づけば電力料金が上がり、発電量が余った時は電力料金が下がる仕組みを導入することも計画されている。

 ■まとめ
 従来は『夜間は電気代が安く、日中は電気代が高い』という常識が、真逆になりつつあるという話。
 その原因は、
 ①原発の稼働停止が続いていること
 ②太陽光パネル発電が急速に拡大してきたこと(原発数十基分まで拡大してきた)
 ③家電商品の省エネ化や工場の電力消費が減ってきたこと




2025年1月16日(木)
あっという間に、小正月が過ぎました

 2025年の正月を迎え、このホームページの更新が遅れてしまいました。今日はもう小正月が過ぎ、正月気分もすっかりなくなりました。少し、振り返って、今年の正月の出来事を思い出して見たいと思います。

 元旦は早朝、近くの星田妙見宮にお参りしました。妙見山の裏手から登り、まず社務所で昨年の『お札』と『矢』を納めてから本殿(拝殿)にお参りします。星田妙見宮のご神体は大きな岩の塊です。
(下の写真の鳥居は、星田妙見宮の正面、帰りに撮ったものです)
 
 
 星田妙見宮の鳥居、お正月の門松、 屋台(いつものカステラ屋さん)

 
 参道にあるきれいに改装された社務所

 
 参道の天尊山(参道に石段を登る途中の休憩所)

 
 社務所 巫女さんが3人、お札や、矢や、お守り、おみくじを販売している

 
 星田妙見宮本殿、早朝なので参拝者は少なかった。

 
 星田妙見宮のご神体(岩)
 
 本殿(拝殿)左手に、『おもかる石』が置かれている。さらに左手には3つの小さな社が祀られている。
 今年一年の家内安全や健康などを祈ってきました。
 
 本殿の左に置かれた『おもかる石

 
 本殿の天井には、十二支を示す板が取りつけられている。

十二支とは、(ね)・(うし)・(とら)・卯(う)・(たつ)・(み)・(うま)・(ひつじ)・(さる)・酉(とり)・(いぬ)・(い)の12種

十二支の謂れ(ネット情報より)
 
十二支が動物に例えられて順番がついている由来とされる物語
十二支が動物で表される理由は、ある物語にあるといわれています。物語の内容について、細かい部分では諸説ありますが、一般的に知られているのは以下のようなものです。

 昔々、神様が動物たちに向けて「1月1日の朝に、神様のもとへ早くたどり着いた1番~12番目までの者を、一年交代でその年の大将にする」という旨のお触れを出しました。それを聞いた動物たちは皆、「我こそが1番になろう」と張り切ります。しかしネコは話を聞きそびれ、ネズミに聞いたところ「1月2日の朝」と言われます。さてウシは足が遅いので、誰よりも早く出発し、歩みを進めます。神様の家に着いたところ他に誰もおらず、自分が1番だと喜んでいたところ、ウシの背中にいたネズミがぴょんっと飛び出して1位を横取りしたため、ウシは2位となってしまいました。その後、トラ、ウサギ、タツ、ヘビ、ウマ、ヒツジと続きます。サルとイヌは最初は仲良く一緒に向かっていたのですが、途中でけんかになってしまいます。そこへトリが仲裁に入り、サル、トリ、イヌの順でゴールイン。そしてイノシシが12位でゴールし、十二支が決まったということです。
 なおネコがやって来たときには当然順番は決まった後だったので、それ以来ネコはネズミを恨み、追い回すようになったそうです。


 
 十二支と方位の関係 赤い矢印は拝殿の位置の方角を示している。
 
 お参りした後、石段を下り、再び社務所に戻って、新年の『お札』と『矢』を求めます。『お札』は『星田神社』と『荒神さん』の2枚です。『矢』は大・小があり例年どおり小さな方を買います。これが初詣の初日の慣わしになっています。
 元旦は穏やかな天気だったので、大勢の参拝者で賑わっていました。

 社務所前の広場から北摂方向の眺望
 
 ここは山腹なので、北摂方面がよく見渡せる位置にあります。第二京阪自動車道(高速道路)が東西に貫いていますが、高速道路は遮音壁で覆われチューブのようで、大きなヘビが横たわっている姿にも見えます。今年の干は、ヘビです。
 常時、沢山の自動車が走って要るので、この高速道は建設して大成功だったのではないかと思います。
  JR星田駅となりの巨大なマンション(シエリア星田) と、巨大な物流倉庫
 

 高速道路は交野市、星田地区の発展の原動力となっています。JR星田駅界隈は開発事業が進み、大きく発展しています。近くにインターチェンジができ、巨大物流倉庫が3棟建ち並び、物流拠点ができています。
 もう一つは、JR星田駅の直ぐ近くに関電不動産の巨大な高層マンション(シエリア星田)の建設が進んでいます。一棟は既に完成していますが、二棟目が工事中です。15階建で住居数は250軒余りと聞いています。 シエリア星田のホームページ  
    【公式】シエリアシティ星田駅前|関電不動産開発の新築分譲マンション

 以前、この周辺は田んぼが広がっていましたが、戸建住宅の建ち並び、駅に近く便利なので分譲がスムーズに進んでいるようです。さらに、商業施設として、スーパー(トップセンター、フレッシュバザール)、電気量販店(エディオン)、量販薬局(キリン堂)などが並び、以前の景色が大きく代わってきました。
 一方、星田駅南側は従来どおりで、狭く曲がりくねった旧道の両側に家が立ち並んでいます。JR線路を挟んで、新市街と旧市街がクッキリと別れてきました。

 星田駅北の開発が進んでいる一方、駅南側から約2km離れた山手に我が家があり、この付近でも新築住宅が立ち並び、にぎやかになってきました。地元の建設業者の野村工務店さんが一手に宅地造成と住宅建設を進めています。一昔前にはプレハブ住宅が目立った時もありましたが、最近は白い壁、小さな窓、ガルバリウム屋根が複雑に交差した洋風のカッコイイ木造住宅が多くなりました。我が家のような純和風木造は少なくなり、古い家だけになってしまいました。風景が大きく変化してきました。時の流れを感じます。

 お正月二日は、星田神社に初詣に行きました。家から歩いて片道15分程度のところにあります。こちらは、星田村中にあり、立派な社を構えた神社です。
 
 星田神社

 
 拝殿

 
 拝殿横の社務所、お札、矢、おみくじ、お守り等々が並んでいます。
 
 今年は本殿(拝殿)の左手、隣に建つ星田寺にもお参りしました。
 
 星田寺の山門

 
 星田寺の本堂、右手の伽藍は十一面観音堂
 山門に比べて、本堂の伽藍は小さく見えた。

 
 宗派は、真言宗三宅山

 
 『真言宗の教え』の石碑

この寺は、真言宗の寺です。
神社と同じ敷地に並んで建っているので、神仏混淆の元に建たれたのではないかと思います。
 ネットで調べると、

 しんぶつこんこう【神仏混淆】
 神道と仏教の二つの信仰を折衷し、融合・調和していること。 日本の神と仏教の仏菩薩は本来同体であるとする考えに基づき、両者を同じ場所にまつり、信仰すること 神仏習合ともいう。
奈良時代に始まり、中世の本地垂迹説神宮寺の流行を経て、明治の神仏分離政策により禁止された。
 
とある。同じ敷地(隣同士)なので、“珍しいな!”と以前から気になっていた。
 神社は人里離れた寂しい場所にあることが多い。そういう場所の方が「汚れていない」という感じがあった。ここ星田村は、神社も、お寺も、村中の人が住む場所にある。

 神仏混淆は神も仏も衆生を救うのことは同じだという表れでしょう。日本人の柔軟で融通無碍の考え方ですね。信仰や宗教の教理に対するこだわりをあまり意識しないという日本人独特の何でも取り込むという気質は、世界の人々には理解できないことだと思う。
 世界では、宗教の違い、宗派の違いで戦争が起き、殺し合いまでやっています。現在も続いています。

 さて、我が家の近くのガケ山の切り崩し工事は、正月休みが終わり、1月6日から工事が再開しました。
順調に工事は進んでいるようです。詳しくは、特設ページに掲載します。