2026年1月16日(金)
早朝散歩と音楽談義

(注)アルビノーニ オーボエ協奏曲 二短調 作品9の2第一楽章(3分49秒)がお聴きできます。

 毎日、早朝散歩を続けているが、『寒中』で冷え込みが厳しくなってきた。家を出るのが日の出後になる。今は、午前7時過ぎ。遅い時は8時半頃になる。
 後期高齢者になり、「冷たい朝の空気は血圧の上昇を促す」と言われているので、しっかり分厚いダウンの上着と、裏地に起毛があるズボンを履いて暖かい服装で出かける。マスクと毛糸の帽子も欠かせない。、メガネがマスクをするとすぐ曇る。冬の散歩中、これが鬱陶しい。手袋で時々メガネを拭く。メガネのくもり防止グッズを買ってみたが、あまり効果がない。今まで使っていたマスクは、ごく普通の折りたたんだモノで、ホームセンターで買った。最近、鼻柱が膨れた形のマスクをしている人をよく見かけるので、先日、ホームセンターに行った時、この形のマスクを買って使ってみた。普通の折りたたみマスクは鼻に当たる部分に針金が入っていて鼻の形に曲げて使うが、新しいマスクは鼻の高さに合うように作られているので、吐く息がメガネに漏れにくく、メガネの曇りが少ないように思う。でも未だ完ぺきではない。この不都合さ、煩わしさを解決したマスクができれば、『ヒット商品間違いなし』と思う。誰か本気に取り組んでほしいものだ!

 そんなことを気にしながら、シャツの胸ポケットに i-Pod nanoを忍ばせて、イヤーフォン(コード付)で、クラシック音楽を聴きながら歩くのが、癖になってしまった。

 
 現用のi-Pod nano とイヤーホン  液晶面に細い黒線が何本か出るようになった。劣化したのかな?

 イヤーフォンBuletoothワイヤレスが主流になっているが、高級品は数万円するので手が出ない。安物は千円前後、但し安物は中高域が強く低音が出ないので、バランスが悪く、あまり好みの音ではない。要はHiFiからはかけ離れた音質だ。その点、コード゙付きのオーディオテクニカ ATHCM707は重低音がしっかり再生され、高音域の伸びが良くバランスがとても良い。このクラスのインナーフォンとしてはよくできた商品だと思う。価格は7,000円前後。大変気に入っている。2個目を使っている。

 イヤフォンにはカナル式インナーイヤー式の2種類あり、カナル式は耳の穴(外耳道)に刺し込んで使う。インナーイヤー式は耳たぶに入れて使う。どちらが良いかは好みの問題だが、カナル式は耳の穴に差し込んで長時間使うと耳が蒸れる。特に、外耳道が湿気る体質の人は避けた方が良い。
 
 最近、バロック音楽をよく聴く。バロッククラシック音楽は何が違うのか?よく分からずにいたので、ちょっと調べてみた。西洋の音楽史という話になるが、明確な定義があるわけではない。一般的に言われるクラシック音楽とは、17世紀から20世紀前半のヨーロッパを中心とした西洋音楽の総称だそうで、古典的という意味。年代が幅広い。一般にバッハ、モーツアルト、ベートーヴェンがその時代の代表的な作曲家になるが、バロック時代から古典派時代(1750年~1827年頃)の音楽を示す。しかし、諸説あり、明確な定義はない。言い換えると、あいまいな表現ということ。強いて区分するなら、バロック音楽は1600年~1750年頃、バッハ、ヘンデル、ヴィヴァルディの頃で、この時代に平均律が確立されたと言われている。少し時代は進んで、古典派音楽は1750年~1827年頃、モーツアルト、ハイドン、ヴェートーヴェンが輩出した時代で、ピアノが普及し、盛んに交響曲、協奏曲、弦楽四重奏曲などが作曲され演奏された。その後、ロマン派音楽として19世紀にショパン、ワーグナーなどが活躍した。もともとクラシック音楽は、国王や貴族や教会に捧げるものとして作られた。それが時代と共に市民が音楽を楽しむようになってきた。それにつれ、より感情的な表現が豊かになり、大規模な形式に発展した。

 まとめると、クラシック音楽とは、広い意味ではバロック、古典派、ロマン派を含む西洋の伝統的な音楽全般をさす狭い意味のクラシック音楽は、1750年~1875年の古典派と呼ばれる時代のこと。この頃、時代と共に社会構造が大きく変化し、それに連れて音楽も進化した。
 ・新しい「様式」が生まれ定着した
 ・新しい楽器が次々と生まれた
 ・聴く人が優雅な貴族社会から一般市民に移り、音楽を愛する聴衆が生まれた
 ・交響曲、協奏曲、オペラ、室内音楽等々多様な形式やジャンルが生まれた
 ・洗練された表現、高い演奏技術の発展が見られた
そういう背景をもとにクラシック音楽は発展してきた。

 では、バロック(BAROQUE)音楽とは、古典音楽の中でどういう位置づけになるのだろう?
バロックと聞いて、どんなイメージが思い浮かぶか?だが、“BAROQUE”とは「いびつな真珠」という意味のポルトガル語で、誇張や過度な装飾に対して使われた言葉ですが、今は多様なイメージを抱かせる不思議な言葉として使われている。バロック絵画、バロック建築、バロック音楽など芸術分野でバロック時代は美の宝庫です。絵画では独自の作風で知られるカラヴァジオ、ルーベンス、レンブラント、ベラスケス、テントレットなどの生の喜び溢れた生き生きした人物像を描いた画家たち、プーチェ、フラゴナール、オランダのフェルメールなどバロックを代表する画家たちです。建築の世界では、丸い天井を持ち白と金を基調にした優雅な装飾に色どられた教会、ローマのサンピエトロ大聖堂、ヴェネチェアのサンマルコ寺院など。宮殿ではパリのヴェルサイユ宮殿や、ベルリンのサンスーシー宮殿などが壮麗で華やかなバロック時代を代表する建物です。
 
 バロック音楽は、1600年から1750年までのおよそ150年におよぶ時代の音楽の総称で、モンテヴェルデからヴィヴァルディやスカルラティ、クープラン、ラモー、リュリ、パーセル、そしてバッハ、ヘンデルなどがその代表的な作曲家たちです。バロック音楽が芽生えた1600年と言えば、日本では関ケ原の戦いが行なわれた時代です。西洋音楽史の上でも、フィレンツェにオペラが誕生した画期的な年代です。
 バロック音楽の特徴は、それまでの教会中心の音楽から人間の感情を豊かにドラマチックに表現した生命感の溢れた音楽と言えます。

 日本でバロック音楽が大ブームになったのは1960年代の初め頃でした。それまではバッハ、ヘンデルから始まると教えられてきました。それがバッハ以前の音楽が存在することにカルチャショックを受けました。
ベートーヴェンやブラームスを聴き慣れた耳には、゙ヴィヴァルディやコレルリやアルビノーニの流麗で爽やかな響きは新鮮でした。特に、イタリア合奏団、イムジチの演奏するヴィヴァルディ「四季」が大注目されました。世界的に大人気を博し、まさにバロック音楽ブームの火付け役になりました。一糸乱れぬ精緻なアンサンブル、しかも温かみのある生き生きとした演奏で、耳にも心地よく、心の中まで浸み込み、ストレスも癒してくれるものでした。

 それから半世紀が経ち、バロック音楽の人気も違った展開を見せています。それは作曲された当時の編成で当時の古楽器を使う演奏が現在のバロック音楽ブームを占めています。イムジチの「四季」は5回もレコード収録されています。日本では「四季」以外に、アルビノーニのアダージョやパッヘルベルのカノン、ボッケリーニのメヌエットなど親しみやすい名曲が好まれています。

 話を戻すと、早朝散歩中にi-Podで聞いているバロック音楽はそういう類のものですが、最近、オーボエが大好きになりましたオーボエクラリネットと同様に木管楽器ですが、リードを2枚使います。他の木管楽器はリードが1枚です。オーボエの歴史は古く、管楽器として初めてオーケストラに加わった管楽器です。音域は広く、通常は3オクターブの広い音域をカバーできます。澄み切った音色で、軽やかな演奏が楽しめ爽快な気分が味わえますダブルリードの特徴として、わずかな呼気でも発音しますので演奏時に大きな呼気が必要ありません。女性でも楽々演奏ができます。ただ、リードの良し悪しが演奏に大きく影響しリードの選択が難しいそうです。

  
      
    オーボエのリード  クラリネットのリード        オーボエ         クラリネット

 最近、DENON「イタリア バロック オーボエ協奏曲集」 COCO-75530等を繰り返し聞きながら歩いています。オーボエの澄み切った音色、のびやかで気高な気品ある演奏を聴きながら歩くと、爽快な気分になります。DENONのこのシリーズはデジタル録音ですので、素晴しい音質で収録されています。ヴィヴ゙ァルディ協奏曲集なども大好きです。
 以前は、ベートーヴェンやモーツアルトやブラームスなどの交響曲をよく聞きましたが、歩きながら聴くには少々重たく感じます。近頃はイタリア音楽にはまり、明るく軽やかな曲が好みになってきました。

 音楽CD新品なら2千円~3千円しますが、今は中古CDがオークション等でたくさん出回っています。
CDは中古品でも音質が変わらず、多少のキズがあっても雑音が出ないので数百円の中古品で十分です。これがデジタルオーディオの魅力で、リスナーには有難いことです。
 
 デジタル全盛の現在でも、以前のLP盤に惚れ聴いているアナログ愛好者が沢山居ます。音楽は楽しむものですから、設備に気が済むまでカネをかけ、満足ゆく音を追い求めるマニアがたくさんいます。小生は自室が狭いので、超シンプルなシステムで聴いています。音源は100%、CDです。
 
 スピーカは出窓に置けることという制約があります。各社のブックシェルフ スピーカ、例えばヤマハ10モニ、テクニクス1、ダイヤトーン、B&W、Wharfudal、DALI、タンノイなど国内外のスピーカを取替え聴き比べましたが、行き着いたのは今使っているKEF Q350(黒色、下の写真)です。このスピーカは英国ブランドで、ツイータをウーファ軸上に納めた特殊な構造のスピーカです。(下図参照)

 

 
ウーファは165mm、ツイータは25mm、バスレフポートは背面にあります。キャビは他に白、木目調もあります。
キャビの大きさ:H×W×D 358×210×306mm サランネット別売、ネットはバッフルにマグネットで吸着。
標準価格85,800円


 一言でいうなら、KEF Q350癖のないフラットな音質音の定位は他のスピーカを凌駕します。特にボーカルの表現力は素晴しいと思います。『オーディオシステムの再生音はスピーカで決まる』と言っても過言ではありません。スピーカにより特徴ある再生音になりますので、自分で一番しっくりくるものを選択するのがベターだと思います。また、設置場所、室内の広さ、室内の反響、吸音などリスニング環境は千差万別ですから、置いて聞き比べ選ぶしか手はないと思います。要は自己満足の世界です。それでよいのです。
 夕方は、クラシックやバロックやボーカルなど気が向いた音楽をKEF Q350で聞いています。

以上、雑談でした。

(追加)
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