紅葉のカナダ旅行
JTB旅物語 『ロイヤルカナダ 10日間』
9月30日〜10月9日



11月17日更新

JTB旅物語 『ロイヤルカナダ 10日間』(コース番号B7301-0E)に参加しました。
このツアーは、紅葉のメイプル街道をドライブし、
 @大型バスで、最大22名限定(参加者は19名)でゆったりと、
 Aカナダの3大シャトーホテルに宿泊(連泊も)し、
 Bナイアガラの滝が見えるシェラトンホテルの部屋に連泊
 C世界遺産、カナディアンロッキー2つの国立公園を観光
 Dバンクーバー、ビクトリア観光をする。


 
さて参加しての感想は?? 
 紅葉のタイミングはピッタリ。紅葉は真っ最中で、各地で紅葉が見られました。

 
どういう訳か? コースに紅葉の一番の名所『ローレンシャン高原観光』が入っていなかった。
“山が燃える”ような真っ赤に色づいた景色を期待して行ったのだが、メイプル街道をドライブ中も一部の道路わきの楓が紅葉していたが、『これぞカナダの紅葉だ!』と圧倒されるような景色を見ることができなかったのが残念だった!。


 
今後、カナダの紅葉を見に行かれる方は、『ローレンシャン高原』は必ず観光コースに入ったツアーを選ぶことをお勧めします。
 
 
残念ながら、“今回はコース選択のミス?” だった。

 JTB旅物語のツアーに
秋のプラチナルートカナダ8日間(B7305-0E)というのがある。
このコースの方が紅葉を見るのには良かった。
このコースは、
ローレンシャン高原観光、ゴンドラ観光がコースにきちっと入っている。
このコースに参加した人に、「山が真っ赤に染まる絶景を見てきた」と言う話をホテルで聞いた。

 今回の10日間コースになぜ、一番の紅葉の名所
ローレンシャン高原観光を入れなかったのか? JTBさんに尋ねてみたい。アンケートにもその旨書いた。

 『紅葉のカナダを見に行く』という基本コンセプトを満たしていないような気がした。
我々のツアーの同行者も同じ不満を抱いた人が多かった。
紅葉のタイミングがぴったり合っていたので、よけい残念な気がする。

 JTBさん、ぜひ、この意見は生かしてもらいたい!。

 しかし、ほとんど全日程、お天気に恵まれて、夜少し小雨がぱらついたようだが、朝は晴れて、気温も思ったより暖かで快適な旅ができた。
 全行程の写真をピックアップし、ご紹介する。

 説明内容が間違っているところなどお気づきの点がありましたら、ご連絡下さい。

 カナダの基本情報
 国土面積   997万平方km(日本:37万平方km)日本の27倍
 人 口  3,028万人 (日本1億2,800万人)日本の1/4
 人口密度  日本との人口密度比較  1/108
 首 都  オタワ(オンタリオ州) 
 国 旗  楓(カエデ)の葉 
 通 貨  カナダ・ドル  C$  補助通貨 セント
 円/C$レート  約103円
 紙 幣:5、10、20、50、100、500、1,000$
 コイン:2$、1$、25セント、10セント、5セント、1セント
   (何故か50セントコインがない)
 電 圧  AC110V 60Hz プラグ形状は日本と同じ
 チップ  枕チップ 1枕当たり1$が相場
 レストラン 料金の10%〜15%、小銭はテーブルに残す
 水道水  基本的には飲める
 喫 煙  公共の場所は禁煙、
 ホテル内、客室も禁煙
 違反者には最高2,000$以下の罰金

   日本との
時差
 日本が正午 国税  州税  税金合計
 ケベック州  -13  前日23時 12.5%   12.5%
 トロント・ナイアガラ  -13  前日23時 13%   13%
カルガリ・ロッキー   -15  前日21時 5%   0%  5%
バンクーバー   -16  前日20じ 12%   12%

全行程


ツアーの日程表
行 程  宿泊ホテル
 1     大阪(伊丹)⇒成田⇒トロント⇒モントリオール
  (エアラインはカナダ航空・出国手続きは成田空港)
ホリデイ・イン・モントリオール ミッドタウン
 2 モントリオール市内観光 
  ノートルダム・ド・モンレアル教会
  モンロワイヤル公園
  オールドタウン
  セントジョセフ礼拝堂
メイプル街道ドライブ
  バスでケベックへ移動(280km/約4時間)
フェアモント・ル・シャトー・フロントナック
 3  世界遺産都市ケベック市内観光
  プチ・シャンプラン、
  ノートルダム大聖堂
  戦場公園、州議事堂、プラスダルム
  飛行機でケベックからトロントへ移動(1時間50分)
  バスでナイアガラへ移動(130km/2時間)
シェラトン・オン・ザ・フォールズ
(滝が見える部屋)
 4  ナイアガラ大瀑布観光
  滝つぼに迫るクルーズ;霧の乙女号
  (ジャー二ー・ビハインド・ザ・フォール)
  テーブルロック、
  ワールプール
ナイアガラ・オン・ザ・レイクとワイナリー観光
  街の散策
 シェラトン・オン・ザ・フォールズ
(滝が見える部屋)
 5     バスでトロントへ移動(130km/2時間)
  飛行機でカルガリーへ移動(4時間11分)

  
バスでカナディアンロッキーへ移動(205km/3時間)
世界遺産カナディアンロッキー
 ヨーホー国立公園観光

  エメラルド湖、
  ナチュラルブリッジ
ザ・フェアモント・シャトー・レイク ルイーズ
 6 世界遺産カナディアンロッキー
 バンフ国立公園観光

  コロンビア大氷原観光;巨大雪上車
  (サルファー山ゴンドラ観光)
  クロウフット氷河、
  ペイトウ湖(ボー湖)、キャッスル山、
  レイクルーズ、
  モレーンレイク、涙の壁、
  (バーミリオンレイク観光)
フェアモント・バンフ・スプリングス
 7    バスでカルガリー空港へ移動(130km/2時間)
  飛行機でバンクーバーへ移動(1時間34分)

バンクーバー観光
  スタンレー公園、
  チャイナタウン、ギャスタウン、
  クイーンエリザベス公園、
  グランビルアイランド
  カピラノ吊り橋
ハイアットリージェンシー・バンクーバー
 8   フェリーにてビクトリアへ移動(1時間35分)
ビクトリアとプッチャートガーデン観光
  ビクトリア港、ダウンタウン、
  ブリティッシュ・コロンビア州会議事堂
  プッチャートガーデン
  フェリーにてバンクーバーへ移動
 ハイアットリージェンシー・バンクーバー
 9   バスでバンクーバー空港へ
 バンクーバー⇒成田
 機内
 10  成田⇒大阪(伊丹)へ  機内

主なスナップの紹介
 9月30日(月)
 いよいよ、出発日。
大阪(伊丹)空港出発ロビー


スーツケースは伊丹空港の国際線荷物受付カウンターで預ける。
手荷物だけ持ってセキュリティを通過し、出発ロビーで待つ。

今回は珍しく伊丹空港発14時20分発ANA NH2178便、

伊丹空港内はがらんとした感じを受ける。
 
  出国は成田空港、エアカナダでトロント行きに乗る。
成田空港出発ロビー;成田発トロント行き
 エアーカナダ AC002便 17時50分発
 (飛行時間11時間55分)
  予定どおりトロントに着く。
時差の関係で、9月30日16時45分着。
トロントからモントリオールへ向かう。

トロント発モントリオール行、エアーカナダ AC424便
 19時発(飛行時間1時間15分)


モントリオール空港20時15分着
バスでホテルに向かう。
 21時30分ホテル着

 ホリディ イン モントリオール ミッドタウン
10月1日(火) 
モントリオール市内観光
いよいよ、紅葉のカナダの見物が始まる。ホテルを8時半に出発。
午前中はモントリオール市内観光、
モン・ロワイヤル公園から眺望

木々が色づいている。
赤、緑、黄色のグラディエーションがきれいだ!
標高232m イーストエント展望台からの眺望
モントリオールの象徴、1876年造園

 設計は、ニューヨークのセントラルパークのデザインを手掛けたフレデリック・ロー・オムステッド
 広大な山を生かし敷地61万2千坪の広大な公園、
 約半分が公園墓地となっている。
いろんな宗教の人々が眠る公園墓地。

 
 
「動物にエサをやらないで!」の立札
これは冬の寒さが厳しいので、野生動物がエサをとるのを忘れないようにという配慮から。
 
左は1976年モントリオール・オリンピック・スタジアム、8万人を収容する。傾斜塔は190m、
山頂の十字架、高さは30m、夜は電照され100km先からも見えると言われるランドマーク。
 ノートルダム・ド・モンレアル教会
 (ノートルダム大聖堂)

ネオゴチック様式の教会で1829年に完成。北米最大の聖堂である。
 ノートルダム大聖堂 祭壇
 エメラルドがかった青色の天井とコバルトブルーのライトで照明された祭壇。
内部は独特の雰囲気を醸している。
   ノートルダム大聖堂 背面 

大きな
パイプオルガンは5772本のパイプからなる。
このパイプオルガンの重低音を聞くと、耳で聞くというより、多分腸に沁み込むようなすごい音だと思う。
ここで、夏にモントリオール交響楽団によるコンサートが開かれる。
ステンドグラスもすばらしい。


正面右側に祀られた十字架のキリスト像
   紅葉のモントリオールの街角

道端に姫リンゴが落ちている。
木になったものを一つ取って食べてみたが、リンゴの味だが酸っぱくて食べられなかった。
 

旧港付近の景色
青銅の尖塔はノートルダム・ド・ボンスクール教会。
手前、銀色のドームの建物はボンスクール・マーケット、長く大きな建物でネオクラシック様式、このドームは港に入る船のランドマークになっている。19世紀半ばの建造、内部は改造され、今は市場になっていて、ケベック州の手工芸品などを展示・販売している。
  セント・ジョセフ礼拝堂
年間200万人の礼拝者がある北米3大巡礼地、
カトリックの礼拝堂、イタリアルネッサンス様式
高さ97mの聖堂、銅製のドームはバチカン市国の
サンピエトロ寺院に次いで世界2番目に大きい。
1924年建設開始、1967年完成、
 奇跡の人と呼ばれたアンドレ修道士が建てたわずか数m四方の礼拝所がもとになっている。
 多数の人々の病気を直し、特に足の不自由な人達はアンドレ修道士にお祈りをしてもらうと歩けるようになったと言われている。信者の義捐金で、現在の立派な礼拝堂が建てられた。

 
メイプル街道をバス移動
午後はバスでいよいよ紅葉のメイプル街道を走る。約280Km/4時間 
メイプル街道は、ケベック市からナイヤガラを結ぶセントローレンス川沿いの全長800kmを言う。
この付近はサトウカエデの紅葉が楽しめる場所、ヘリテージハイウェイ(伝承の道)と呼ばれている。
トロント、キングストン、モントリオール、ケベックなどの過去にカナダの首都が置かれた場所や名所旧跡が点在する。オンタリオ州とケベック州の英仏の文化圏にまたがり、カナダのゴールデンルートとされている場所。
 
我々はその一部をバスで通過した。
道路の両サイドはカエデの紅葉で真っ赤。
 メイプル街道
赤、黄、緑のグラディエーションがきれい。
 
メイプルシロップ小屋
周囲は真っ赤なカエデ、ここが一番きれいだった。
この建物小屋でメイプルシロップを使ったケベック
郷土料理
を頂く。(左下)
  昼食後、賑やかにダンスを楽しむ。
 
  
タフィー(メイプル飴)の作り方の実演
氷の上にシロップを流して冷やして固める、それをへらで丸めて
食べる。水あめのような感じで、さっぱりした甘さ。

 メイプル樹液の取り方
シュガーメイプルの幹に穴を開け、パイプを差し込み樹液をバケツに受ける。最近はパイプで集める。
4-5月に一本の木から50〜150リッター/日も取れる。
この樹液を煮詰めて1/40ぐらいに凝縮し、メイプルシロップができる。。

 メイプル街道を走る
ケベック 
 20時30分ごろ、やっとホテルに着く
 ロビーで一休み、初日で長旅、少々お疲れの一行
 フェアモント・ル・シャトー・フロントナック
 チェックイン後、一息ついてホテル周辺を散策
プラスダルム
ホテルホロントナックのすぐ近くに広場がある。
1615年に建てられた伝道教会がある。、

 
フェアモント・ル・シャトー・フロントナック ホテル

この辺一帯はケベック州旧市街地世界遺産登録されている。アッパータウンと呼ばれる地域。
城壁に囲まれた北米唯一の城塞都市
住民の95%がフランス系で、日常語はフランス語。

その一角に「シャトー・フロントナック」がある。
テラス・デュフラン 
 ホテル横の板張りの遊歩道。
 1838年ダーハム卿により造られた。当初は50mほどだったが、その後、1887年デュラン総督により現在の長さに拡張された。
ここから、セントローレンス川対岸のレヴィ市、オルレアン島、崖下の古い街並みは最高の眺めである。
写真の右側にはセントローレンス川がゆったり流れている。

フェアモント・ル・シャトーフロントナック 

ローアータウン(下町)から見ると威容を誇るシャトーホテルが堂々としてお城そのものに見える。
ここがフロントナックの写真のベストポイントらしい。
屋根に窓が沢山開いているが、これは昔、従業員部屋
として使っていたらしい。 
 フェアモントホテル近くの丘からの眺望
城壁公園
右にセントローレンス川が流れ、広々している
  城壁公園からの眺望 

ゆったりした夕暮れの時間が流れる
 セント・ローレンス川の対岸、レヴィ市
 木々がきれいに紅葉し始めている。
湾のような大きな川;セント・ローレンス川
大西洋に流れ込む大河、 大型クルーズ船が停泊
対岸に渡し船が行き交っている。
近くに大砲が据え付けられている昔の要塞がある。
   城壁公園から下りホテルへの帰路
夕暮れ時、教会が見える

   城壁(門)をくぐりホテルへ帰る途中
   ホテルの近くの繁華街
明かりが灯り、周囲が暗くなってきた。
ホテルの玄関に着いた(下の写真)。
写真は明るく見えるが、ISO感度を上げているため。

 10月2日(水) 
 ケベック州 州議事堂
1985年世界遺産登録された城壁都市の中心
1875年〜86年に建設された。

正面にインディアンの像がある。
現地人に敬意を表して建てられた。今も10kmほど離れた場所に約3000名が生活している。
   中央の尖塔の両サイドの8個の窓には歴史上の人物が祀られている。左手一番上の窓には、1834年サミエル・シャンプランの像がある。彼はフロントナック総督としてこの地を開いた人物。
上の写真と対比して、どの窓かお分かりですか?
   戦場公園
1759年英仏戦争がこの地であり、イギリスが大勝した。1763年にはイギリスの植民地となった。1867年180ヘクタールの広大な公園を造った。
1938年
ジャンヌダルク公園と呼ばれるようになった。
馬に乗った
ジャンヌダルク像
ハロインが近いので、カボチャの飾りつけが見える。


公園内にハロインの飾り付け
『お化けのかかし』のような人形が沢山飾られていた
 
  ノートルダム聖堂 
 ケベックのカトリックの中心といえる大聖堂で、ケベック大司教座所地であり、新大陸で最初に建設された聖堂。
 聖堂の外観だけでなく内装も見応えがあり、保存されている宝物にはフランス統治時代の絵画や銀器など貴重なものも多い。

 
中央の丸い球(黒ずんだ球)は表面が純金ということです。
ノートルダム聖堂内部
祭壇のマリア様
  
綺麗なスッテンドグラス
 
この教会のパイプオルガンと同じものが同志社女子大学に設置されている。
   
 城壁の門をくぐり、下って行けば下町に通じる
プチ・シャンプラン通り 
 城門から下ると、階段があり、小さな通りに行ける。
 ケベック州一番の賑やかな商店が立ち並ぶ通り

 
壁に見事なだまし絵が描かれて建物。
ローアータウン(下街)
 中心がロワイヤル広場があり、17世紀末から18世紀始めの戦争でフランス軍がイギリス軍を破った記念に名づけられた「勝利のノートルダム教会」がある。
カナダ最古の石造りの教会。

   ロワイヤル広場に建つ石造りの家並み
 家と家の間に壁(うだつ)がある。
 日本と同じように、防火のためだそうだ。
 屋根のはしごは、煙突掃除人のために付けている。
プチ・シャンプラン通り 
 小さなかわいい街並み
 花が沢山飾られている
 
 プチ・シャンプラン通り
 ちょっとヨーロッパの街を思い浮かべる通り 
 
フェニキュラ-
これで崖の上街と下町を行き来できる乗り物。
 
フェニキュラ」と呼ばれる45度のケーブルカー模型
ケベック ⇒ トロント ⇒ ナイヤガラ
 午後、ケベック空港からトロント空港へ
 エアーカナダ AC8921便 (飛行時間1時間45分)
 トロント空港から
ナイアガラへバス移動
 シェラトンホテル着は20時30分


派手なバス! 車窓から外の景色が見えない。
このバスは何だ! 我々は観光客だぞ!
バカにしないでよ!!
ホテルの部屋よりの眺望
 ホテルはシェラトン・オン・ザ・フォールズ
ナイアガラの滝が間近に見える


ライトアップされたナイアガラの滝、色が変わる
左がアメリカ滝、右がカナダ滝

水量はカナダ滝の方が圧倒的に多い
カナダ滝からは常に水煙が立ち上っている。

アメリカ滝の滝つぼは崩落した岩でゴロゴロしている。
 
アメリカ滝

カナダ滝
   夜のナイヤガラ
カメラはISO6400にセットして撮影
橋を渡ればアメリカ合衆国、ニューヨーク州
ここから自由の女神があるニューヨーク市まで800km。
 10月3日(木) 
夜明け前のナイヤガラ
カメラはISO6400にセットして撮影 
実際はまだ薄暗い。
 日の出の瞬間
 カメラはISO800にセット
 朝焼けのナイアガラ
 夜明けのナイヤガラの滝
滝の轟音は一晩中鳴り響いていた。
 朝のナイアガラの滝
夜の滝の風景とは、また違う趣がある
カナダ滝(右側)からは常にしぶきが雲のように立ち上る。

ナイアガラの滝は五大湖のエリー湖からオンタリオ湖の間にあり、カナダとアメリカの国境になっている。
ナイアガラ川を二つに分けるゴート島を挟み、右側に幅670m、落差54mのカナダ滝、左側に幅260m、落差34mのアメリカ滝がある。
いよいよナイヤガラの滝の見物に出かける
 
現地ガイドの?さん、日本語が堪能な韓国人
赤いバスは派手な2階建てバス
車体は古くて、エアコンが効かない。
窓を開けて風を入れる。 晴天で日傘が見える。
 ナイアガラの滝の流れ込み
カナダ滝のものすごい轟音と水しぶき
イグアスの滝」を思い出した。

ナイアガラの滝は世界3大瀑布の一つ
水量と規模の大きさの順では、?
一番はアフリカの
ビクトリアの滝、二番はブラジル・アルゼンチンの国境のイグアスの滝、三番がナイアガラの滝となる。
 
「霧の乙女号」に乗り、滝つぼに向う
青いビニールカッパをもらい被る。
左は船着き場で順番待ちしている観光客
 アメリカ滝つぼの前を通過する「霧の乙女号」
写真は上流のカナダ滝に向かう「霧の乙女号
   ワールプール
ナイアガラの滝の下流で流れが90度曲がる場所
対岸にロープを張り、ゴンドラで川の真上からこの渦の舞う流れを眺めることができる。
水は大きな渦を巻きながら流れが変わる。
両岸の木々は紅葉が始まっている。
ナイアガラ・オン・ザ・レイク
道路の中心にランドマークの時計台があり、道路の両側に
かわいいお店が立ち並ぶ街、
英国情緒が溢れるかわいい街。

ナイアガラ川がオンタリオ湖に注ぐ河口にある街で、19世紀の街並みが残っている。通りの両側には花がたくさん植えられ、華やかで明るい感じがする街並みだ。
 
 街の通りの土産物店
いろんな店が建ち並び、見るだけでも楽しい。
 
突然、アライグマが現れた。
左は、道路のベンチで休む観光客
カンナやベゴニアが咲き乱れて綺麗だ
 
ジャム屋さんに立寄り、購入

白ワイン用のブドウ、アイスワインになる。結構甘かった。
 
小さなワイナリーに立寄る
 このワイナリーのレストランで昼食。
 この地方は
アイスワインが有名で、比較的安い。
 食事後の高級デザートワインとなる。
 店員さんがアイスワインの造り方を説明してくれた
 
左は赤・白のアイスワインを少し試飲させてもらう。有料。
右は
アイスワインの販売
ここのアイスワインは超甘口だった。
今夜はシェラトンホテルに連泊
 2連泊したシェラトンホテル
 眺望がよく、2つの滝つぼがよく見える部屋で、とても
広くて快適だった!
 さすがシェラトンホテル

 夕食は日本食にありついた。
 10月4日(金) 
ナイヤガラ ⇒ トロント ⇒ カルガリー へ 
  今日は移動日
 朝、4時半起床、6時ホテル出発
朝食はスナック弁当を渡してくれた。
ナイアガラ⇒トロントへ;バスで2時間
トロント
⇒カルガリーへ;飛行機で4時間10分
 時差2時間マイナス
カルガリー着(現地時間)12時10分
 昼食は中華料理(飲茶料理)
ギョウザ、シュウマイ、ビーフン、焼き飯、春巻きなど
なかなかおいしかった。

食事後、道端の果物屋でイチゴやリンゴなどを買う一行
カルガリー ⇒ カナディアン・ロッキー(ヨーホ国立公園) 

バスで、カナディアンロッキー
約205kmを3時間で走破
途中、紅葉の木々と山頂には雪が見える
1000m〜2000mの山々が連なる。

 途中でトイレ休憩
  北上するに連れ気温が下がってくる。 
 
 ボー川の両岸には針葉樹林が続いている 

途中に数か所、セメント工場がある
 
エメラルド湖
 水が澄み、エメラルドの色が大変きれいな湖
 橋の欄干でルアー釣りを楽しむ若者、釣果はゼロ
 鏡の面のような湖面に逆さの山が映る
 綺麗さに圧倒される。まさに鏡のようだ!


 
 風がなく鏡の湖面!!
逆さ富士ならぬ逆さロッキー山脈
 絵に描いた綺麗さだ!
 Natural Bridge
 
 橋を渡ると、岩の割れ目を流れる水流が見える
 ナチュラルブリッジ
 不思議な岩の割れ目を流れる冷たい雪解け水
 橋を渡って観光する人影が岩に映っている
 ザ・フェアモント・シャトー・レイクルイーズ に着いた。
 二つ目のシャトーホテル
 正面玄関
 
 ロビーで腰かけ一休み
 3時間のバスの旅でお疲れの一行
 添乗員さんがチェックイン手続きの間、ロビーのソファーで一休み
 ホテルのレストランの窓越しに湖が見える
 まさに絵に描いたような景色だ
 窓越しに、湖と氷河が見える、借景だ!

ザ・フェアモント・シャトー・レイクルイーズ 

 外に出ると、湖に面した玄関も素晴らしい。
この反対側に湖がある。
振り返ると、素晴らしい景色が広がる。
 次の写真を見て下さい。
 ルイーズ湖と、ビクトリア氷河がすぐそこに見える。
 まさに絵になる絶景!
 外は寒い!

 午後8時頃の時間だが、まだ少し明るい。
 カメラはISO1600で撮影。
 10月5日(土) 
カナディアンロッキー(バンフ国立公園) 
 
 モレーンレイクに登る道
 この岩山で、「ナキウサギ」が一声鳴いた。
 姿を見たが、カメラに納められなかった。残念!
 モレーンレイク
 ここも大変寒い。
 もうすぐ湖面全体が凍る。 
 今年の観光はもうすぐクローズになる。
 奥に氷河、雪を被った山が続いている。
 モレーンレイク
 湖面の手前が白く薄氷が張っていた。
向こうの山は雪が積もっている。


しばらく走ると、 クロウフット氷河
カラスの爪(足)氷河」と呼ばれる二股の氷河
昔は下にもう1本の氷河(足)が伸びていたが、今は消えてしまったので、2本になった。
   ボウ・レイク
山が氷河に削りとられたU字カール近く


 ボウ氷河の溶けた水が流れ込んで出来た湖
    
湖に流れ込む清流に15cmほどの
マスが泳いでいた。
 湖の水辺を歩く一行、
 
 雪解け水で冷たく綺麗な湖
 森林限界線がくっきり
 
 森林限界線がはっきり見える。
 海抜は2000mを超している。
 岩肌の針葉樹は数mしかないが、樹齢は数十年。
 木の成長が遅く年輪が詰まっていて、非常に硬い。

 
氷河が削った岩肌U字渓谷
 氷河期に氷河が岩を削り取り、U字の景色を造り上げた。
以前、北欧に行った時、きれいなU字渓谷をいくつも見た。
ここをクリックすれば、見えます。


サンワプタ峠
 同じような景色は北欧に行けば随所に存在する。
 
 雪が降り積もった山並み
 森林限界線はくっきりしている
  コロンビア大氷原(氷河)
 氷河の面積は325ku(名古屋市ほど)の広さがある。
北半球最大の氷原。
この見える部分は3%ほどで、ごくわずか。
ここから流れ出る水は北は北極海、西は太平洋、東は大西洋へと注ぐ。
大陸分水嶺

観光に行くところは氷原の一部、アサバスカ氷河の端。
中央の黒い点の場所まで巨大雪上車で行く。
この氷河は氷の厚さが今も300mあるそうだ。
氷河の長さは温暖化で、年1.6m短くなっている。 
  我々はこの駐車場で乗ってきた観光バスを降り、別の小型バスに乗り換える。
 氷河へのアクセス道路を小型バスで進み、さらに巨大雪上車に乗り換え、氷河の上まで移動する。
   
 大氷河の真上に立つ!
 人の背丈ほどある巨大なタイヤの雪上車
 わだちの後、青く見えるのが氷河の上の証拠
  氷河の上は滑るので、スケートリンクのようだ!
風が強く、粉雪も舞い、顔に当たって痛いほど。
小股でゆっくり歩けば大丈夫!
 ここは真冬の寒さだ。
   カナダ国旗を手にして!記念撮影
 強い風の中、カナダ国旗を手に入れた!
 みんな、寒そう! 
   
両側の山にも青く光る氷河が見える
 青く見えるところが氷河の先端
 あと10日ぐらいで、今年の氷原観光は終了する。
 雪が降れば、雪上車がスリップして動けなくなるらしい。
 
昔のキャタピラー式雪上車 
 ボンバルディー社製、
 エアコンがなくて室内は夏は暑かったらしい
ホテルへの帰路 
   
 道路を横切る獣(けもの)道
 動物保護のための獣道が随所に架かっている。
 
自然保護のため、道路の両側の針葉樹が伸び放題になっている。
この辺は背が高くて、遠くのロッキーの山並みが隠れて見えない。
ところどころ、木が途切れている場所を通過中にシャッターを切る。
 
突如ヘラジカ(メルク)が現れた!
車窓から思わずパチリ!体格は牛ぐらいある。
立派な角、大きな体格なので、車と衝突すると、ドライバーが大けがをする。道のすぐそばまで出てきていた。
 バンフ・アベニュー
   小さな町でショッピングタイム

この街の観光は30分程度の短時間でいい。
ここで、1時間以上潰したので、ホテルのチェックインが暗くなってしまった。

周囲が暗くてせっかくの、
3つ目のシャトウホテルフェアモント・バンフ・スプリングス)の写真が撮れなかった。
 この時間配分は是非、改めなければならない。
街は小ぎれいな感じの店が立ち並ぶ
土産物店が多い。 
ホテルに着いた時は真っ暗で、かっこいいホテルの写真を撮ることができず仕舞い! 
 10月6日(日)
バンフ ⇒ カルガリー ⇒ バンクーバー 
 フェアモント・バンフ・スプリングス

今朝は早朝(7時半頃、日の出前)出発で薄暗い。
カメラは最大感度ISO6400にセットしてやっと撮れた。
実際はやっと見えるぐらいの明るさで、夜明け前。 
ホテルの玄関から新館の方角を撮る 
電球の照明が煌々と点いている。
出発は7時半
バンフ⇒カルガリーへ;バスで130km/約2時間
カルガリー⇒バンクーバへ;飛行機で1時間半

 未だ夜明け前、日の出前! 
途中、 山頂に朝日が当たり黄金色に輝く、
ほんの一瞬の出来事


以前、スイス旅行で、マッターホルンが夜明けの際に
このような赤い色に染まったのを思い出した。
 ボー川とカナディアンロッキーの山並み

 左手奥にキャッスルマウンティンが見える。
延々と続く道路
 対向車はヘッドライトを点灯している。
 対向車がヘッドライトを点けないと、錯覚に陥るらしい。
 
カルガリー
冬季オリンピックのジャンプ台
 今はまだ雪が積もっていない 

以前、北欧に行った時、リレハンメルのオリンピックジャンプ台を見たことがある。ここをクリックすれば見えます。
   カルガリー発 バンクーバー
 AC211便が機材メンテで運行中止
 AC213便に振り替え搭乗。 1時間待機、
 1時間30分
バンクーバー 
 
添乗員のYさんと、現地ガイドのGさん
二人ともベテランで説明が上手だった。
現地ガイドのGさんは九州出身だそうです。
 
対岸にくねくね曲がったビル?
道端の紅葉
カナダ第三の都市で高層ビルが立ち並ぶ
 グランビル・アイランド
グランビル橋の下、フォールス・クリークに突き出した小さな半島。
ゴーストタウン化した工場跡地を70年代再開発し蘇った。

この辺には芸術家が多く住み、アトリエや工房が沢山ある 
 
八百屋
 
果物屋
 
野菜屋
 
お惣菜屋
 車窓から
バンクーバー富士
が見えた。
 カピラノ吊り橋公園
 
カピラノ吊り橋公園
 木の幹を橋げた代わりに使った吊り橋 
 
左はくねくね曲がった吊り橋
突如、屋根にリスが現れた
 クイーンエリザベス公園の展望台
クイーンエリザベス公園に移動
 
 
夕暮れが迫る展望台で
展望台からの眺望
 夕暮れ間近の絶景

展望台からの眺望 
 夕日が沈む直前

 
現地ガイドのGさん、お世話になりました。
 
添乗員さんがチェックイン中に、ロビーで一休みの一行

 ホテルはハイアットリージェンシー・バンクーバ
10月7日(月) 
 ビクトリア へ フェリーで渡る
 
 フェリーでビクトリアへ向かう
 
フェリーは15,000トンぐらいの船

 約1時間30分
ヴィクトリア 
 
ブチャートガーデン
 お花がきれいで、見ものであった。
 
いろんな種類の色とりどりの花が咲き乱れていた。
もうしばらくすれば、厳しい冬になり花も終わる。
 
左は菊の花が満開
右は少女のモニュメント
 
紅葉がきれいな庭園
 
昼食は庭園内のレストランで、英国風アフタヌーンティを楽しんだ。レストランから庭園を眺めると絵になった
 よく手入れされた綺麗なイングリッシュガーデン
イングリッシュガーデン (英国風庭園)
   
日本庭園
 
日本庭園
日本庭園
何か本当の日本庭園と趣が違う。
日本庭園風庭園だ!
でもなかなかよくできていた。 
 ブリティッシュ・コロンビア州議会議事堂
立派な建物
ザ・エンプレスホテル
 シャトウホテルの一つ
 蔦がからみついた建物が印象的
 
女性が彫像に絡みついていた?
何かあったのだろうか!
 
左はバンクーバーからの水上飛行機が着水するところ。
上は紅茶専門店での買い物
 ダマシ絵の壁
 なかなかうまく描いている。
ハロインのカボチャ畑
 黄色いカボチャがごろごろ転がっていた。 
帰りのフェリー船上で 
 
帰りのフェリー船上で中国人の二人
新婚旅行かも?

 同僚船が行き交った
フェリー港に到着
帰り道
これですべてのツアースケジュールが終了した。
ホテルにバスで帰る。

 
仲良しになった皆さんと最後の晩餐? 
 ハイアット・リージェンシー・バンクーバホテル

 ホテルに戻った後、タイ料理を食べに行った。
 4組の夫婦、旅行中大変仲良くなった。
 
 ありがとうございました。
10月8日(火) 〜9日
 帰国の途
今日は帰国日
ホテル発 8時半
バスでバンクーバー空港に向かう
広大な敷地のバンクーバー空港

 
バンクーバー空港
国際線出発ロビー入り口 
バンクーバー空港
国際線チェックインカウンター 
   バンクーバー発、東京成田行き
 AC003便
 12時10分発
   10月9日成田着14時20分
 成田発、大阪伊丹行き
 NH2177便
 16時50分発、大阪着18時5分

 無事、伊丹空港に帰還

 みなさん、お疲れ様でした。
解散
 

 良かった点
天気に恵まれて、ほとんど雨に合わなかったこと、旅は天気が一番です。
(1)19名という人数は何かにつけて良かった。みなさん仲良しにもなれた。
(2)ホテルは今までのツアーの中では最高に良かった。
   部屋の広さ、設備、など
(3)添乗員(Yさん)と、各現地ガイドさんの説明が分かりやすくて、フォローが良かった。
 悪かった点(改めてほしい点)
今回のツアーには企画上の問題が3つある。
(1)紅葉の観光だからローレンシャン高原はコースから外さないこと。
(2)トロント空港からホテルへ移動するバスの窓ガラスに広告を印刷し、外の景色が
   見えなかった。護送車ではない観光客を乗せるバスとしては失格
   JTBがなぜ、こういうバスを使ったのか信じられない。 説明が欲しい。
(3)10月5日の帰路、ホテル直前でショッピング時間が1時間以上もあり取りすぎた。
   そのため、ホテルに到着した時はもう真っ暗になっていた。
   翌朝は移動日で、早朝、薄暗い中、(日の出前に)バスが出発した。
   フェアモント・バンフ・スプリングスHTLおよび周囲を散策したかったが、全く時間が
   なかった。
   ショッピングは不要で、早くホテルに入り、夕方、ホテル周囲の散策がしたかった。
   『3つの有名なシャトウホテルに宿泊する』をうたい文句にしているのだから、
   せめてホテル周辺を歩ける時間が欲しい。

 カナダ旅行で得た豆知識とコメント 
 カナダの概要
 日本の27倍の国土面積と、日本の1/4の人口からなる国で、時差が東・西で4時間半というとてつもない広さ。都市部に人口が集中していて、少し離れるとひっそりした自然のままの風景が広がる。
 この感触は、今まで海外旅行したたくさんの国についても感じること。
日本だけと言っていいぐらい日本という国は独特な国である。島国と言えば、イギリスもニュージーランドも同様な島国だ。しかし、日本とは違う。
よく言えば、日本はすべてが緻密にできている。
 『日本の国土は狭い』とよく耳にするが、これは間違い。37万Kuは決して狭くない。
フランスやドイツより広いのだ。
 ただ有効利用ができる国土が海岸沿いに開けた土地しかないということ。そういう意味では狭い。言い換えるとほとんどが山(80%)で、住むことができない。
イギリスやニュージーランドは同じ島国であるが、小高い丘がある程度で、広い平原が広がっている。
 だから日本は海外にない独特の地形(山)を生かした国づくりを考えればいい。
ないものねだりや、悲観することはない。
 日本には外国にない綺麗な名水や、世界一綺麗な四季の訪れがある。
 2  カナダはフランス語だと思っていたが、行って見て間違っていることに気付いた。
ケベック州などフランス人が沢山住んでいる州はフランス語が公用語になっているが、
ほとんどの州は英語が使われている。フランス語と英語が併用されている。
なぜ、英語が世界で使われているのか、他の言語に対して英語は意思の伝達、情報伝達の効率が良いのかどうか分からないが、グローバル化する世界で英語が共通語のような地位を占めてきている。
 アメリカの国力がダントツだった第二次世界大戦後の繁栄時期なら分かるが、現在のアメリカに世界を制覇するような力はない。GDPで見てもアメリカは今なお世界NO.1であるが、その地位は中国の台頭で将来は拮抗するようになるだろう。
 そういうアメリカの立場にありながら、英語圏の拡大が進行しているように思われる。
英語が何故、世界語に近づきつつあるのか、英語は他の言語に対して何が優位なのか、語学者の見解を聞かせてほしいきがする。
 カナダには最近、地下資源としてシェールガスの埋蔵が発見され、今後日本にもカナダ産の天然ガスが輸入されることになっている。資源大国である。
 緯度は南の地方でも北海道の稚内(北緯43.50)に位置するので、極寒の地だという印象を持っていたが、東部沿岸地域や西部沿岸地域は海流の影響で比較的温暖な気候である。
 五大湖やセントローレンス地方は雪が多く、モントリオールやケベックは道路の幅を広くして除雪車が通りやすくしている。
 また、冬はマイナス15度以下になり、冷えるとマイナス25度以下という寒さになるので都市部では地下道(地下トンネル)が掘られている。外に出なくても隣のビルなどに行けるように造られている。
 西海岸地方のバンクーバーやビクトリアでは太平洋の湿った暖かい気流の影響で夏は涼しく、冬は温暖で雨が多いらしい。
 ロッキー山脈を挟んで東側の平原地帯は降雨量が少なく乾燥した気候で、寒暖の差が激しくなる。 
 カナダの3大都市は、トロント、モントリオール、バンクーバで、特に東部のトロントとモントリオールのある地域はカナダの人口の50%が集中している。 
 5大湖の覚え方HOMES:
H::ヒューロン湖、O:オンタリオ湖、M:ミシガン湖、E:エリー湖、S:スペリオル湖 
 カナダのエアラインは、エアー・カナダ、およびその系列会社で独占している。 
 ナイヤガラの滝
ナイアガラの滝はエリー湖から広さが684,000Kuのオンタリオ湖(日本の国土の約2倍)に流れ出すナイヤガラ川(長さ58km)の途中の断層にできた滝で、セントローレンス川の一部となり大西洋に流れ出している。またアメリカのニューヨーク州と、カナダのオンタリオ州の国境、州境を形成している。
 夜間はライトアップしています。1925年からライトアップがスタートしました。
現在はアメリカ滝とカナダ滝の中間にイルミネーションタワーがあり、21個のライトでカラフルに時々色が変わる演出をしています。

 ナイヤガラの名前の由来は、先住民が『広大な滝』という意味でオンデアナと呼んでいた。これがニアガル(雷鳴の轟く水)とりナイヤガラとなったと言われている。
宿泊したシェラトンホテルの近くのレインボーブリッジを15セント払って対岸に渡れば、そこはアメリカ合衆国ニューヨーク州となる。
 
 ナイヤガラの滝の大きさはカナダ滝が幅670m、落差54mに対し、アメリカ滝は幅が260m、落差が34mである。花嫁のベールの滝と呼ばれる小さな滝は幅が15mである。
 エリー湖とオンタリオ湖の落差は99mある。約12,000年に亘り、年に1m余りの浸食を受け、ナイヤガラの滝は元々、現在の位置から12km下流にあった。その間は渓谷になっている。

 ナイヤガラ川の水力発電量は福島第一原発に相当する。
大量の水と落差を利用して水力発電所が建設されている。
カナダ側には1922年、1954年に合計200万KWの発電所がある。アメリカ側には1961年に240万KWの発電所が建設された。両方で合計440万KWの発電をしている。
これは福島第一原子力発電所の1号機から4号機の出力合計に相当する電力を発電している。

 ナイヤガラ川の平均流量は5,796立方メートル/秒と言われている。
毎秒約6000トンの水が落下する。落差が99mとすると、理想的な発電量(水車と発電機の効率を100%)はいくらになるでしょう?
  答え   9.8×5,796×99=562万KW
ナイヤガラの滝の上流にコントロールゲートという水門があり、流水量を季節で調整している。
   4月1日〜10月30日  2,832立方メートル/秒
  11月1日〜 3月31日  1,416立方メートル/秒
に調整してるので、冬に観光に行くと流水量が少なく迫力がない。
今回は10月だったので、大量の水が流れていた。

世界の滝
 一番大きな滝(最大流量) アフリカのビクトリアの滝、
 二番目は ブラジル、アルゼンチン、ウルガイの国境にあるイグアスの滝
 三番目はナイヤガラの滝
世界一落差の大きな滝 :979mと言われるエンジェルの滝
 9  ナイヤガラの滝から滝つぼに飛び込んだ人はいるのか?
 世の中には変わり者、目立ちたがり屋が居て、記録にある初めて挑戦した人は何と63歳の女性教師アニーテラーさんと、彼女が飼っていた黒い猫。樫のワイン樽に入り滝下りをした。滝つぼに落ち少し酸欠になったが命は助かった。だが飼っていた猫は黒毛が恐怖で真っ白になったということです。これは嘘かもしれません。噂です。
 初めての滝下りを成功したアニーさんは有名になったが、お金持ちにはなれなかったそうです。
 その後、16人が滝下りに挑戦し、5人が死亡、生存率は66%ということです。
現在、滝下りは禁止され違反者は1000ドルの罰金刑が課せられます。
 中でも生身で滝の飛込み助かった人も2人居ます。幸運な人ですね。 
 10  滝つぼ観光の『霧の乙女号』の由来
ナイヤガラ周辺に住んでいた先住民の伝説『乙女レナワラ』から名付けられました。
部落に住んでいた美しい乙女が酋長の命令で村の長老と結婚することになりましたが、結婚式の最中に逃げ出しました。この事件の後、乙女は部落から追放され、滝つぼに住むと信じられていた精霊の強い力に呼び寄せられて一体になりました。今でもナイヤガラ瀑布から吹き上げる霧の中に乙女の姿を見ることができると信じられています。
霧の乙女号は創業が1846年、以降1件の事故もなく運行しています。世界でも一番古いクルーズ船(2階建て)です。
 霧の乙女号;Maid of the mist 280人乗り
この滝壺の周辺のマイナスイオンは森林の7倍もあるそうです。
マイナスイオンはうつ病、心身症、不眠症、集中力不足、片頭痛、体力不足などに効果があると言われています。
 確かに、シェラトンホテルに泊まった夜はよく眠れました。これは疲れていた性かもしれません。
11  バスは入り口(出入り口)が運転席横のドアー一か所だけ
ヨーロッパや日本では前と中間にもドアーがあるのは普通のバス。
出入り口が前方一か所なので、非常時の退避ができるようにバスの窓の下に仕掛けがあり、蹴破ることができるようになっている。
最後部にトイレが設置されているので、万一の場合は安心。
 12  カルガリー市内には銀行や石油会社のビルが多い。
郊外には日本と同じような比較的こじんまりした住宅が建ち並んでいる。寒さが厳しいので家は小さく造っている。ほとんどの家に地下室を有する。冬場は外で遊べないので子供たちは地下室で遊ぶそうだ。
この辺の牧場は5?/一人の広さを持っている。広々した景色が広がっている。
この辺で放牧した牛はアルバータ牛で、牧草で育っているので赤身で脂身は少ない。
言い換えると、肉は硬くておいしくない。
 13  カナダは医療費が無料
 何事も『ただ(無料)』ということには必ず何か裏があることに注意が要る。
『ただ』では何もできないはず。カナダの医療は無料だから安心と言えるのだろうか?
現地ガイドの話では、医療費が無料だからちょっとした病気でもすぐ近くの医者に行く。そこで診療してもらい、重症な場合は紹介状を書いてもらって病院に行く。そこまでは問題がない。病院に紹介状を持って行き、診察してもらおうと思っても順番待ちで、いつになるか分からない。下手をすれば半年後に来てくださいと言うことになる。病気が深刻な場合は手遅れになる。これは無料だから混み合うのだそうだ。
適度な自己負担が大切ということ。
 
 日本の高齢者医療負担も問題視されている。医療費の1割負担だと、よく言われるように病院が老人ホームのような状態になる。医者によってはたくさんの薬を出す。
70歳以上になると、現状は1割負担になっているが、どのくらいの負担率が適当かどうかよく考えるする必要がある。安いこと、無料が必ずしもベストではない。
 カナダの場合は乳幼児から老人まで全国民が医療費無料になっているので、病院がごった返す様子がよく分かる。
 14  ロッキー山脈
カナディアンロッキー、アメリカンロッキーと呼ばれるロッキー山脈は長さが4,800kmを超える。北は北緯60度カナディアン・ブリティッシュコロンビア、南はアメリカ合衆国ニューメキシコ州のサンタフェまでの山脈を言う。
 褶曲(しゅうきょく)山脈で、古代の地球の地殻変動による皺(しわ)、その後の氷河期の氷河が削った谷間などで出来ている。
この形成はアルプスやヒマラヤ連峰も同様である。
ロッキーで一番高い山はアメリカ合衆国コロラド州の得るバート山(4,401m)で、カナディアンロッキーの最高峰はロブソン山(3,954m)になる。富士山は3,776mだから、ロッキー山脈にはアルプスやヒマラヤのような高い山が少なく、2,000m級の山が連なっている。だから期待したほどの荒々しさ、すごさは感じなかった。季節が未だ秋だったからかもしれない。アルプスや北欧の山のすごさにはかなわない。
15   英仏の植民地の歴史
 スペイン、ポルトガルの大航海時代からその後、英仏の植民地時代に入り、この地アメリカ大陸も英仏の領土の奪い合いが繰り返された。
特に、ケベック州付近の大西洋側は2国が領土争いして、勝敗を繰り返した。
 ケベック州、トロントやケベック市はフランスの植民地として発展し、その後、一時期、英国領になったが、フランス人の文化や言語などがしっかり定着して残っている。
特にこの二つの都市は、フランス語が第一言語として使われている。
 カナダ国内を回って、おもしろいのは場所により道路標識がフランス語圏ではフランス語で大きな文字で表示され、下に英語表示がされている。これが英語圏に移動すると、言語表示が逆転する。同じ国内でありながら見事に英仏の二か国語を使い分ける。
 16  メイプルシロップ
ケベック州は世界一のメイプルシロップの生産量を誇る。 年間生産1,560万リットル。
シュガーメイプル(サトウカエデ)の木に、小さな穴を開け、その穴にパイプを差し込んで早春2月頃から4月頃まで樹液を採取する。
 この樹液を煮詰めて濃縮したものが、メイプルシロップになる。
 
 メイプルタフィーはメイプルシロップの濃い液を氷や雪の上に垂らして固め、平たいヘラで掬い上げ水あめのような状態で食べる。
メイプルシロップはホットケーキやワッフルにかけて食べるとおいしい。

最後までお読み頂き有難うございます。
旅の雑感を書き綴っていますので、お気づきの点はお知らせください。
今年の海外旅行はギリシャとカナダで終わりです。 
来年はスペイン・ポルトガルに行こうと計画中です。



11月17日(日)
質問状に対し、JTBから返信がありましたので、アップします。


今回のツアーで上にも書きました『3つの気付いた点』があり、これはJTB様が
今後のプランで是非改めてほしかったので連絡しました。帰りの飛行機の中で
アンケートも書いて出したのですが、アンケートではナシの礫なので、レターを
送りましたところ、下記のような回答の手紙が届きました。ご参考に添付します。