パソコン


2025年2月1日(日)
『盛者必衰』となるか?  intelの苦悩は続く!

 ええ!! 米インテル、38年ぶり通期赤字 AI向け半導体で出遅れ響く
 半導体業界の長年の盟主だった米インテルが苦境に陥っている。130日に発表した202412月期決算の純損益は、38年ぶりとみられる通期赤字に転落した。

 長年、盤石と思える開発体制と製造体制を整え、あらゆる面で他を圧倒してきたintelが、ここにきて赤字を出すという考えられない厳しい状況になっている。

 その理由は、開発面では人工知能(AI)向け半導体は米エヌビディアNVIDIA)に先行され、製造面で他社の半導体製造を広く請け負う台湾TSMCに歯が立たなくなる状況に陥ったこと。 

 インテルは1968年、ロバート・ノイス、ゴードン・ムーア、アンドリュウ・グローヴにより設立された。
特に、ゴードン・ムーアは『半導体の集積度は2年で倍増し、コンピューターの性能は指数関数的に向上する』とした有名な「ムーアの法則」を提唱した。

 その後、コンピュータに用いられるCPUは、ムーアの法則に則り、最近まで集積度を上げ続けてきた。同時に演算速度を高速化し、低消費電力化、低価格化を図ってきた。
 CPUの回路配線の太さ(幅)は、当初、1/1000mmぐらい(μオーダ)から、現在は1/1000000mm(ナノオーダ)になり、最新の超微細加工プロセスでは数ナノで製造されている。

    
 CPUの裏の配線端子

 インテルのCPUは、当初4040、8080、その後PentiumCeleronCore iシリーズ次々と新製品を開発し、2010年代にはOSにマイクロソフトを使ったパソコンには、100%採用されるまでになった。
今、使用中のレッツノートPCのアームレストは“intel inside”エンブレムシールが貼られている。つい最近まで、高性能PCの象徴、ステイタスのようになっていた。

 
 エンブレムシール

 だが、24年通期の決算で純損益188億ドル(約2.9兆円)の赤字に転落した。 1012月期は12600万ドル(約195億円)の赤字(前年同期は266900万ドルの黒字)だった。赤字幅は縮小したものの、4四半期連続の赤字となった。  

 低迷の背景には、AI向け半導体への出遅れがある。NVIDIA10年以上前からAIの可能性に目をつけて開発してきた。
 

 デジタル機器が進化するにつけ、最初は数字計算(電卓)があり、次に文字(ワープロ)が出現し、パソコン時代に入り、記録デバイスがフロッピー、テープからハードディスクに変わり、現在は半導体メモリー(主にSDカード)の時代になった。そして画像は静止画から動画になり、画像信号を処理する高い能力が要求されるようになった。動画を扱う際に、処理能力が低いと、動画がスムーズに繋がらず画面が停止したり、カクカクと引っかかるような動きになる。
 10数年前から、パソコンモニターの画像出力の能力に高い性能が要求されるようになった。そこでNVideaは、いち早く画像処理ICの開発を行って商品化した。非常に高速動作を要求されるICは発熱や電力を食い、PCのCPUの外に別に負荷することで解決してきた。その画像処理LSI(画像アクセラレーター)
ICを開発してきたのが、NVIDIAだ。
 独自のノウハウを開発してきた結果、最近のAIブームで大きく花が咲いたという訳だ。
NVIDIAは、現在、データセンター向けAI半導体でシェア約8割と独走

現代の半導体業界の寵児に成長した。一方で、intelの凋落?を招いている。

 収益の高かったパソコンでの成功体験があだとなり、AI需要の大半を囲い込まれたインテルは、追い上げに苦労している。さらにスマホ向け半導体にも乗り遅れた。

 『盛者必衰』という言葉が当てはまるかどうか、分からないが、家電業界の覇者として発展した松下電器が今は、Panasonicとなり以前のような創業理念が影を潜め、生かせない状態にある。何か、因縁めいた話にも感じる。

 intelの再起(捲土重来)はできるだろうか?


 


2023年12月3日(日)
パソコンの冷却ファンが猛烈な音で回転し続けるトラブル対策

 久しぶりのパソコンのトラブルについて書きます。
使用中のデスクトップパソコン HP ELITE DESK 800 G4 のCPU冷却ファンが唸り音を上げながら猛烈に回り続けるようになり、明らかに異常状態なことが分かります。
 
 電源を入れ立ち上げると、ファンが回り始め、直ぐ高速回転になり、廻りっぱなしになります。その状態でも、パソコンは普段どおり使用できます。でもこのまま放置すると、電気代がバカになりませんし、CPUやファンに大きな負荷がかかり続けますので、対策を行いました。
 
 今まで、こういう状況は未経験で、ワード、エクセル、パワーポイントや、ネットやメールを使っていても、ファンの音は静かな状態でした。動画編集をする際に、少しファンの音がする程度でした。
 
 今回のファンの音は明らかに異常です。ネットで『CPU冷却ファンが回り続ける』と入力し検索すると、たくさんの事例が出てきました。大体同じような内容です。

■原因の特定・対策
 (インターネットに接続した状態で、パソコンの電源をONして、(アプリは何も動作させない)で、キーボードで、Shift・Ctrl・Escの3つのボタンを同時押しすると、タスクマネージャーが表示されます。

 この状態でCPU動作の負荷がどういう状態かを見ることができます。
冷却ファンが高速回転しているのは、CPUに大きな負荷がかかり、CPUが大きな発熱をしているからです
 
 それはタスクマネージャを見れば、CxUIUSvc Service という表示があります(表の一番上に表示されている)。このアプリが、CPU使用率が30%前後食っているという表示があるはずです。それでCPUの温度が上がり、ファンが強烈に回ってCPUを懸命に冷しているのです。

 そこで、このCxuiusvc Serviceを右クリックして削除します。するとすぐにファンの回転が下がります。
この原因は、CxUIUSvc Service のドライバーソフトに問題があるようです。

 使っているパソコンのメーカのホームページを開き、機種を選んで、Synaptics HD Audioドライバー と検索すれば最新のドライバーソフトをダウンロードし、ドライバーのVerアップします

これで対策は終了です。

 アプリのドライバーの問題だったようですが、CxuiusvcServiceがどういう作業をしてるのかは、分かりません。
以上で、冷却ファンの異常高速回転はなくなります。
一度、この作業をすれば、問題なく使用できます。

 自己責任で行なって下さいね!




2021年12月16日(木)
ネット回線の高速化対策

 12月13日、Net環境を1Gbpsに変更しましたが、Gに変更したにもかかわらず、回線速度が50〜60Mbpsしか出ないので原因を調べました。オプテージサービス(旧、eoサービス)に電話で問い合わせたところ、ONU2とeo多機能ルータのリセットをすればよくなると言われ指示どおりにやってみましたが、少しよくなったかな!という程度でした。伝送速度が出ない他の原因はLANケーブルかもしれないということでした。今まで、カテゴリー4のLANケーブルを引き回していましたので、新しくカテゴリー6を買い、LANケーブルを交換しました。その結果、LAN回線速度は大きく改善しましたので紹介します。

 当然の話ですが、高速ネット回線はそれに適するLANケーブルを使わなければ伝送速度が得られません。いくら速く走れるスーパーカーでも、道路が狭い一般道路では実力が発揮できないのと同じことです。
 
 インターネット上に、『ネットワーク回線速度』測定・診断サイトが沢山ありますので、アクセスして測定しました。その結果、各社の診断結果は下記のとおりです。
 

 

 
 サイトや、測定タイミングにより、大幅に測定結果が変わりますが、おおむね数100Mbpsの伝送速度が得られました。この速度であれば、何にアクセスしようが全くストレスなしに見ることができます。
動画やテレビをネットで十分楽しめる速度です。同時に数台パソコンをつないでも全く問題はありません。

 無線LAN(WiFi)の伝送速度は、100Mbps弱でした。

 下の図は、我が家のネット環境です。
上が今までの100Mbps、下が今回の1G(1000M)bpsシステム図
です。
 多機能光ルータに無線LAN(WiFi)が内蔵されていますので、外付け無線ルータが不要になりました。

 
 




2021年12月13日(月)
光回線システムを高速化しました!
少し速くなったような気がする程度?

 我が家は、オプテージ(旧・ケイオプティコム)のイオネを10年以上前から使っています。伝送速度は100Mbpsでした。これでも、個人用では全く問題ない速度で使えていたのですが、この度、WiFiルータに不具合が出ましたので、システムのグレードアップとバージョンアップを行いました。
その結果、新しいネット環境は左の写真のとおり箱が1個減り、3個になりました。

上から;ONU1
外部から引き込んだ光ケーブルからテレビ信号を分離する機器。
その他の信号は、光回線でONU2につながる。

ONU2は、光回線信号を電気回線信号に変換。出力は高速LANケーブルでeo光多機能ルータに送られる。

eo光多機能ルーターはeo光電話(通常の電話)と、パソコン用のイーサーネット(有線LAN)と、無線LAN(WiFi)(別途、オプション契約が要る)に変換し送出される。

従来は、eo光多機能ルーターがなかったので、LAN(WAN)端子の出力を無線ルータに接続し、無線LANとして繋いでいた。
今回、無線LAN(WiFi)ルータが不要になり、箱が一つ減った。


これで、光回線システムはスッキリまとまった。

この際、従来のNET回線速度を1G(1000M)bpsにアップグレードした。
理論上は、従来に比べて、10倍高速化したが、実用上は、ほとんど差が感じられない。

ネット回線速度テストで見てみると、100Mbps以上は出ているが、1000Mbpsに対しては、ほど遠い伝送スピードだ!

 あえて、1Gbpsにすることもない!のが結論。機器が減ったので周囲がスッキリしたが、費用は約300円/月アップした。





2021年11月12日(金)
話題の Windows 11 をインストールしてみた!

  最近は、スマホの新製品や5Gが騒がれています。パソコンは余り大きなニュースがないようですが、ハード面では、intelやAMDのCPUは着実に進化して、その回路の微細化は10nmを切るところまで進んでいます。
 今や、回路線幅は、頭髪の太さなど問題外で、原子数個分が並んだ寸法に近づきつつあります。そういう超を超える極微細化技術により製造されたCPUがパソコンに使われてきました。
 これにより計算速度がさらに高速化し、大量の情報が瞬時に処理される時代になり、消費電力は下がり、基板材料が少なくて済むという『3方よし』のCPUが生まれています。
 但しこのような極微細化加工を行うには、数千億円という巨額の投資が必要ですCPUの分野では、intelとAMDが抜け出ていますが、Appleも追随しています。

 さて、ソフトでは、ハードの進化に合わせていろんなことができるような幅広い対応がなされてきました。MicrosoftのWindowsシリーズは、現在、Windows10が基本ですが、今年暮れから、Windows11がリリースされます。
 それに先立ち、Win11を自己責任でインストールができるMicrosoft社の公式のサイトからダウンロードが可能です。
 Windows11は、グラフィックやセキュリティやネット(クラウド)等の大幅な先進技術が導入されていますので、それらに対応できる能力のあるパソコンが条件となっているようです。
 しかし、自己責任でインストールすることは可能ですので、使用していないレッツノートに試験的にWindows11をダウンロードしインストールしてみました。

 
  Win11をインストールしたレッツノートのモニター画面

■試験的にWin11をインストールしたレッツノート (仕様)
 Model CF-SZ5 AACVS
  
CPU i5-6300U 2.4GHz
  
実装メモリ 4GB
  
64ビットオペレーションシステム

これは、液晶割れのジャンク品をヤフオクで入手したものです。
以前、液晶モニターを接続して、デスクトップPCとして使用していたもの。

■インストールの方法
インナーネットから、USBにWindows11をダウンロードします。
このUSBをレッツノートにつなぎますが、BIOSのBOOT立ち上げ順位を、HDDSSD)からUSBに変更します。これでレッツノートを立ち上げれば、インストールが始まります。
 基本的には、この方法でインストールができました。

MicrosoftのWindows11の案内では、いろなパソコンの条件が表示されています。このレッツノートにはインストールできないはずですが、特に引っかかる点もなく、スムーズにインストールが完了しました。

(添付のモニター画面をご覧ください)







 Windows11 は、確かにディスプレイのグラフィックが大変きれいで、何か洗練された新鮮さと、先進さを感じます。文字も細くて、スマートな感じがします。
多分、PCやタブレットやスマホとの相互接続を考慮してそうなったのだと推察します。
動作に特に気になる点は今のところないようです。

 Win10と同様な作法で使うことができます。
余り、いろんなアプリを使っていませんので、全て問題なしとは言えません。


 電源ONの立上がり、OFFのオフ時間もほとんどWin10と同じ感じです。使用上の作法も大きく変わっていませんので、すぐ使うことができますが、 逆に、今すぐWin11にアップデートする必要もないと思います。

 Win10が今後、約5年間サポートされるようですから、慣れたWin10でそのまま使い続ける方がベターでしょう。 ただし、新しいPCを買う場合は、Win11を買った方が良いと思います。

 使っていないパソコンがあれば、お遊びのつもりで一度、Win11をインストールしてみてください。

■現在使用中のパソコン&液晶モニター
 
 
 左のデスクトップPCは、以前のレッツノート CF-SZ5から入れ替えました。
 HP ProDesk 600G4 intel i7-8700


2021年1月7日(木)
パソコンの進化!

 商品は技術的にこなれてくるに従い、ある偏移が生じる。工業製品は一般的に商品の出始めは性能でメーカ同士で競い合う。自動車なら何馬力、最高速度が時速何キロ、100mを何秒で走る!などなどいろんな性能を競う。数値競争だ!
 パソコンもしかりで、CPUのクロック周波数が何GHzだとか、メモリー容量が何GBだとか、画面サイズが何インチだとか、いわゆるパソコンの性能や能力を競い合う。もちろん、価格競争も含めてのこと。

 その次に来る波は機能競争で、他社にない機能を訴える。車なら、オートマチックが3速から4速、さらに6速や、オーバードライブ付きや、ロックアップ機能付きオートマチック搭載など、差別化を訴える。その内にどのメーカも同様な横並びの状態になる。
 
 そこで差別化をするために、デザイン競争の流れが始まる。小型や軽くて、薄さを競ったスリムなデザインなど、一目であっと人目を惹くことができれば競争優位に立てる。
 しかし、それもしばらくすれば、見分けがつかないようなデザインが店頭に並ぶ。
 これが一般の商品について言える一連の流れである。

 パソコンもしかり。
 当初はデスクトップで大きな箱に入った商品だった。性能が向上するにつれCPUの発熱が増え、冷却用のファンが3個以上も入っている。これが電源を入れると、ゴーっと言う大きなファンの音を立てる。高性能の証だ!。だから電気をたくさん食う。300Wから500Wも食うようなデスクトップがある。熱風がボックスから排気される。
 
 ゲームを本格的に楽しむには、心臓部に超高速動作をするCPUを使う。ゲームでは画像の動きの速さを競うので、ディスプレイの表示速度が問題になる。そこでCPUの演算能力をフルに発揮させるため、表示はCPUとは別のディスプレイ専用LSIを積んだボードを使う。これがまた大量の発熱をするので専用のファンが着いていて、大飯ぐらいのパーツだから、数百ワットという電源が要る。
 
 一方、一般的な事務・業務用パソコンは、デスクトップであっても次第に小型化してきた。DELLやHPやレノボ等がシャアを分け合っている。
 家庭や事務で使うパソコンは場所を取らない軽薄短小型がいい。そこで、ノート型パソコンが普及してきた。今や、家庭やオフィスではノートパソコンが主流になりつつある。
 ノートパソコンが普及してきた背景には、CPUの省電力化や高性能化が基本にあるが、合わせて液晶ディスプレイが非常に高精細化し、値段が安くなり大量に生産され手に入るようになったことが挙げられる。
 
 業務用ノートパソコンは、Panasonic レッツノートが底堅い評価を得て、今なお圧倒的によく売れている。しかし、その分、非常に高価な商品だ! 一般家庭用には向かない。
 自宅で使うホーム用のノートパソコンは、液晶画面の大きさが15インチぐらいで、そこそこの性能のもので、値段も妥当なものがよく売れる。

 持ち運ぶ際は、軽いことが第一条件で、次は電池動作時間(何時間使えるか)、その次は、頑丈にできていること、ラッシュアワーで押し合いしても壊れない、そういう条件が備わっている。
 家庭用では、少々重くても、電池の動作時間が短くても、AC100のコンセントがあるから問題はない。

 そういう流れで、デスクトップ型、ノート型が技術の進化に連れて、次第に住み分けができ、大変普及してきた。

 最近、動作が速くなったのは、CPUのクロック周波数が上がったり、コア数やスロット数などを増やすことで演算能力を飛躍的に高めたことが基本になっている。しかし、演算速度が速くなっても、内部でデータのやり取りに時間がかかれば、パソコンの動作のボトルネックになる。そのボトルネックだったHDDがSSDに変わった。
 SSD(Solid State Drive)は半導体メモリーで、120GB〜2TBという大きな容量を持っている。これは半導体メモリーの値段が大きく下がり、安く大容量メモリーが製造できるようになって実現したもの。
 
 従来のHDD(Hard Disc Drive)はモータで磁気円盤を1分間に5000回転〜7000回転という高速で回して、データを記録したり、読み出したりする部品だ。非常にデリケートな機械的動作をするので、衝撃で壊れることがあった。また磁気記録方式でデータを書き込み、読み出すので動作速度が速くできなかった。それでも、パソコンの出始めの頃に比べると、最近のHDDは超高速になっていた。
 そのHDDの記録速度を大きく上回り、しかも無音で動作し、電力消費も少なく、信頼性が高いという全て良しの記憶装置がSSDである。
 HDDは以前に比べると、形状は小さくなったが、それでも構造的にモータとディスクが必要なので、小型化には限界があった。
 
 一方、SSDはHDDを代替できるところまで値段が下がってきた。これは考えられないような進化の話だ!

しかも、SSDは半導体メモリーで出来ているので、さらなる小型化ができる。最近、使われ始めたM.2 SSDは一枚のプリント基板で出来ている。これで1TB(1000GB)という大容量のものまで商品化されている。

 
 そういう部品が出回れば、パソコンの商品性も大きく進化する。
従来のデスクトップパソコンを上回るような高性能パソコンが手のひらに載る、とてつもない商品が出回ってきた。

 

 さらに、ディスプレイの背面に小さなパソコンを抱かせた商品もある。
 下の写真は、ディスプレイ、キーボード、マウスと、小さなボックスに入れたPC本体の組み合わせの一例だ。
 

 ディスプレイ・キーボード・マウス等は『マン to マシーンインターフェイス』と言われる入出力装置で、これは当分なくならない。しかし、パソコン本体は、インターフェイスのどこかに集約されて嵩張らないようになる。これが究極のパソコンシステムかもしれない。




2020年11月18日(水)
パソコン環境の変更 (続編・完成編)

 10月21日の記事で紹介したパソコン環境について、さらに手を加えたので、続編としてご紹介する。
 Panasonic レッツノートを活用して、27インチの大画面液晶モニターに接続し、デスクトップパソコンのように使うことを目指してシステム変更した。
 10月21日の記事のとおり、全てはうまく行った。
 
 今回は、キーボードを標準キーボードに変えてみた。というより、USBに標準キーボードを挿入して使えるようにしてみた。
   
 
 これで、最終系のシステムに完成した。

 
 レッツノートの3つのUSB端子は全部の端子がつながれている。
 これで、MICとスピーカとカメラを駆動して、WEB会議に出席できる。

 レッツノートの泣き所は、スピーカが貧弱で、モノラルスピーカしか付いていない。この辺は割り切っている。そこで、USBに接続するだけで、会話程度の音量が出るアンプ内蔵の小型スピーカをつないでいるが、結構実用になる。
 
 標準キーボードは、慣れれているのでノートパソコンのキーボードに比べて使いやすい。
レッツノートのキーボードも使えるので、気分転換にキーボードを使い分けている。

 



2020年10月21日(水)
パソコン環境の変更

 10月17日の記事の続きになります。
 デスクトップとノートPCを併用していますが、ノートの手軽さに慣れると、普段はノートPCを使うようになりました。ただ、レッツノートの画面が12インチと小さいのでHDMI端子でデスクトップPCの外部ディスプレイにつないでいますが、ノートPCのフタ(液晶部)を開くと、下の写真のように、27インチ液晶ディスプレイにかぶさる(重なる)形になり、いちいちノートPCの液晶パネルを平らにして潜らせて使っていました。机上で使用する際は、ノートPCの液晶は不要ですので、思い切って取り外そうと考えていました。

 今まで使ってきたレッツノート CF−SX1の液晶を取り外す手もありますが、この液晶は発色がとてもよく、きれいなので、取り外すのは忍びなく躊躇していました。

 Yahooオークションで、新世代のレッツノートCF-SZ5の液晶割れジャンク品が5000円を切って出品されていましたので、超安値!でGet!

 入手したレッツノート:CF-SZ5の仕様は、
 ・OS:Windows10 16ビット (リカバリー済)
 ・CPU:intel Core i5 6300U 2.4GHz/ターボブースト時;3.0GHz
 ・メモリー:4GB
 ・HDD:360GB
 ・MS Office 2013(Excel.Word,Powerpoint,Outlook)
 ・使用時間:2700時間;BIOS表示では使用時間が少ない!!
 ・外観;殆ど傷なく、綺麗な状態
 ・液晶表示;割れあり、写真のとおり約1/5表示不良
但しBIOSの確認ができる状態

これを落札し、無事に届いたので、さっそく動作確認(下の写真)

   届いたCF-SZ5と、外部ディスプレイをつないで動作確認。(上の写真)

 液晶割れ以外は異状なし?に見えた
 このモデルはHDD仕様なので、立ち上がりに時間がかかり、、このままでは使い物にならない。CF-SZ5は、2種類あり、廉価版のHDD(360GB)品、もう一つはSSD(128GBまたは256GB)品

 但し、SSDは新規格M2タイプを搭載している。このM2タイプSSDは最近開発されたもので、基板むき出し品。接続はメモリーと同様に基板をコネクタに挿入するようになっている。M2タイプは相性の問題があるようで動作しない場合があるとか言われている。使ったことがないので噂話!
 
 今回のCF-SZ5 HDD(360GB)は2.5インチHDDなので、2.5インチSSDと差し替えできるソケットが着いている。M2タイプSSD(128GB)の場合、2.5インチSSD接続ソケットが着いていないので増設ができないので要注意。

 (注)M2タイプSSDを、例えば128GBのSSDを500GBのSSDにクローンコピーしたい場合、M2 SSDをUSBに変換するアダプターがない。今後発売されれば、クローンコピー作業はできるが、現状では、繋げない。これは小生が知らないだけで、販売されているかもしれないが、・・・・。

上記以外に、動作不良(不安定)キーを発見N の2つのキーは反応しない)
この程度の不良は、ジャンクであれば仕方がない。キーボードは新品と交換した。
 
 いよいよ、作業開始!
 CF-SZ5の液晶部を取り外す。ヒンジ部取付ネジを外して、液晶枠を本体から外す。液晶表示用線束と、WiFiアンテナ線2本と、カメラ・マイクのコードが出ている。

 使うものはWiFiアンテナ線だけで、これを接続しないと、WiFi(無線LAN)につながらない。
アンテナは、液晶枠上部のカメラ・マイクの付近に取り付けられている。そこで、液晶枠を2枚に分離する必要があるが、この作業は慎重に注意深くやらなければならない。枠はマグネシウムのごく薄いダイキャスト製なので、重なった部分に薄いへらを差し込み、ひっかけを外すが、それ以上外れない。ちょっと無理に力を入れたら、ひびが入った。(赤〇部)
 この液晶枠は使わないので、割れは気にしない!!
 

 もしやと思い、張り付けているゴムを外すと、ねじ止め箇所が2か所見つかった。右の写真の2つの赤丸部。このネジを外すと、重なったフタが二つに分かれた。液晶板も簡単に外せた。その2枚のフタの中に、カメラ・マイク線と、WiFiアンテナ線2本がテープ留めしていた。それを外して一段落。

 使うのは、WiFiアンテナ線2本だけ。
WiFiアンテナ線処理の仕方を考えたが、下の写真のように文具店で売っているバインダーを適当な長さに切断し、その中にアンテナ線とアンテナ端子部(2個)を収納した。受信感度は問題なし。




     液晶部なし ノートパソコンCF-SZ5改造品と、27インチ外部ディスプレイの接続

 今回、心配したことは、『本体から液晶表示コネクターを取り外すと、外部ディスプレイにBIOSが表示されないのではないか?』ということ。
 
 BIOSは、パソコンのいろんな設定に必要な機能表示であり、もし本体の液晶部でなければ表示されないのでは困る。ここまで来たら仕方ないと腹をくくって、ノート本体から液晶コネクターを取外し、本体と外部ディスプレイをHDMIコードで接続すると、問題なくBIOS表示が出たので、ほっとした。

その後、HDDをSSDCrusial 500GBに換装して作業を終了。

 これで、重い作業(写真の加工、ビデオ編集など)はデスクトップPC、ネットやメール作業はノートPCと使い分けができる。机の上も広々して使える。デスクトップPCのキーボードとマウスはワイヤレスにしているので、通常は他の場所に置いている。外部ディスプレイの切替は、前記事のとおり自動で切り替わる。

 レッツノート CF-SZ5 は、Cystal Disc Mark による測定結果によると、デスクトップPCと殆どそん色がない。実使用においても、差を感じない。

        左下がCF-SZ5                    右下がデスクトップ
  
 
 これなら、電気を食うデスクトップを使うメリットがない。実際、月当たり電気代が500円下がった。

 欲を言えば、メモリーが8GBあればよかったかな!という程度。現状の4GBでも何の支障もなく使えているが、・・・・。

 (注1)CF-SZ5は、メモリー増設端子が着いていない!、購入後の追加はできない
 (注2)CF-SZ5は、MIC入力端子が付いていない! マイクは内臓マイクだけになる。
  マイクは液晶上部のカメラの横に内蔵しているので、外部マイク端子を省略している。
 
 (対策)マイクプラグとヘッドフォンプラグを挿入し、USBに変換するアダプタがある。   下の写真;変換アダプター。 マイクとイヤフォンM3端子と、USB端子

 CF-SZ5USB端子は3個で、全てUSB3.0

 キーボードが思ったより早く届いたので、同時に取替作業をした。
 キーボードは、両面テープだけで張り付けているので、これを慎重に剥がす。キーボードは白ボタンだったが、今回は黒ボタンにしてみた。この方が引き締まって見える。



 後は、新キーボードのフレキシブル基板端子をコネクターに差し込んで固定し、新キーボーに貼っている両面テープをはがし、元の状態のとおりに張り付けるだけ。

上の写真は、交換した状態のCF-SZ5(黒キーボタン)
下の白ボタンのキーボードは、不良品(交換前のもの)
全ボタンの動作確認をしたが、もちろん正常動作。当たり前のことだが、・・・・。

これですべて一件落着です。
この状態で、快適?に使えるでしょう。



2020年10月17日(土)
Panasonic レッツノートPCがさらに良くなった!
デスクトップPCと、ノートPCの使い分け

  コロナウイルスの蔓延で、リモートワークが定着した。少し前はSOHOと言うことで、Small offise & Home officeの略だった。今は『家(うち)で仕事をする』時代になった。  
 手足を動かす作業や仕事は、職場や現場でないと無理ですが、事務仕事は通勤時間を費やして会社に出なければならないことはない。

 日本は全国、津々浦々に光ケーブルが張り巡らされている時代だから、デジタル光伝送で、文書や画像や音声などあらゆる情報は即座に通信することができる。

 家で仕事をするとなるとパソコンに向かうことになるが、パソコンは小さく軽い方がいい。そういう意味ではデスクトップPCより軽くて、家の中どこにも持ち運べるノートPCに軍配が上がる。たまに、会社や職場に出勤し仕事をすることもあるだろうが、その際は家で使っているノートPCをカバンに入れて行く。となれば、軽くて丈夫なノートPCが求められる。
これに見事に応えているのが、Panasonic レッツノートだ!

 テレビの記者会見場や、ニュース番組等で、目にするパソコンは圧倒的にレッツノートが多い。それには、それだけの理由がある。
 レッツノートは業務用として求められる要件を当初から一貫して追求し、満たしてきた
 Panasonicとしては、珍しくこのビジネスモデルが成功している。

@軽くて丈夫なこと
  軽いことは、ショック等で壊れやすいことにつながりやすい。
  レッツノートは、この点に重点を置き、外装ケースにマグネシウム合金を使っている。
  マグネシウムはアルミニウムより強度が高く、比重が軽い金属だが、厚さ1mm以下と
  いう超薄さにダイキャスト成形する技術が難しく、この難題を解決し成功した。
  丈夫なことは、かばんに入れて持ち運ぶ際、ラッシュアワーの電車内で押し込められた
  り、机から誤って落とした際にも壊れない強度を保証した。 
 
Aバッテリーで長時間使用が可能
  心臓部のCPUは、intelの省電力タイプの中から、さらに厳選したものを採用してきた。

Bキータッチ、キー配列などノートPCでありながら、ユーザの要望に応えてきた。
C各種のインターフェイスも必要なものは充実して装備。
D軽量のACアダプター

その他、たくさんの難題をクリアしてきた経緯がある。
その賜物が業務用ノートPC市場で高評価につながり、値段は高いが愛用されている。

 このことは、『いいものを安く売る』という考え方から、少しニュアンスが違っている。
他にない特徴を盛り込んだ商品は、他より高くても売れるという証(あかし)である。

 日本は長い間、『品質のいいものを安く売る』ことを目標としてきたが、成熟化した市場では、他にない特徴を盛り込んだ商品を造ってゆくことが大切になってきた。

 ここで大切なことは、『他にない特徴』の意味。あくまでお客様やユーザに支持され、要望される特徴でなければメーカの一人善がりの特徴では見向きもされないので注意したい。

 
 最近、我が家のパソコン環境を見直している。
 以前から使用してきたデスクトップPCは、使用時間を減らしつつある。というのは、このデスクトップは消費電力が非常に大きい。電源容量は500Wもあり、電源装置を冷却するため電源ON時はファンが常時回っている。さらに、BOX(ケース)内換気ファンや、CPU冷却ファンがついている。これらのファンの回転音が結構やかましい。

 そこで、ネットやメール等を長時間使用する時はノートパソコンを使うようにした。
使用中のレッツノートパソコンは画面が12インチと小さいので老眼には厳しい。そこで27インチ液晶ディスプレイ(モニター)をHDMIで接続して使っている。

ただ今、手元にレッツノートが3台ある。
CF-SX1、CF-MX3、CF-SZ5 の3機種。
今、27インチディスプレイにつないでいる機種はCF-SX1

 そこで、2つ不便な点があり、その解消に取り組んでいる。
一つは、27インチディスプレイはデスクトップと、ノートPCの両方につなぎたいので、2台のPCを切り替える必要がある。



 ネットで調べると、HDMI切替器が販売されていて、2台のPCのHDMI出力を、ディスプレイ1台に切替てつなげる優れものが1000円以下で買える。しかもリモコン付き。このリモコン、又は本体のSELECTボタンで切替ができる。さらに、2台のパソコンの電源を片方をONに、片方をOFFにすれば自動的にONしたPCにつながる。 とても便利な切替器だ。
 これで、デスクトップPCとノートPCを一つの大きなディスプレイで使用している。

 そこで気づいたことだが、今使っているノートPCCF-SX1は製造年が2014年頃の古いモデルなので、モニター表示能力が低い。(1600×900ドット)

 一方、デスクトップPCは、CPU intel i7-4770 3.4GHz 8スロットという高性能PCなので、表示能力は高く、フルハイビジョン画質(1920×1080)で表示できる。
 この画質の差が少々気にかかるので、フルハイビジョン表示ができるCF−SZ5に置き換えを考えている。CF−SZ5以降は、1920×1200ドットの性能がある。

 ノートPCを机の上で使う際は大きなモニターがあるので、ノートPCの液晶表示部は不要で邪魔なので、これを取り外そうと考えている。

 レッツノートのACアダプター容量は65Wなので、デスクトップに比べれば消費電力が大幅に下がり、我が家の省電力化ができると期待している。

 CF-SZ5の紹介


      光学ドライブ搭載12.1型で世界最軽量を実現したパナソニック「レッツノートSZ5」

 発売当時の記事では、
 パナソニックのレッツノートは、「軽い」、「頑丈」、「駆動時間が長い」という三拍子揃ったモバイルノートPCとして定評がある。そのレッツノートの2015年モデルで注目すべき製品が「レッツノートSZ5」である。

 レッツノートSZ5は、「レッツノートSX」シリーズの後継となる12.1型液晶モバイルノーPCであり、従来のSXシリーズから約240gも軽量化し、光学ドライブを搭載しながら約929gという驚異的な軽さを実現していることが最大のウリだ。約929gという重量は光学ドライブ搭載12.1型液晶モバイルノートPCとして、世界最軽量となる。部品1つ1つにまでこだわって1gでも軽量化を追求したレッツノートSZ5は、型番がSX4からSZ5に変わったことからも分かるように筐体が一新され、内部の設計も新しくなった、フルチェンジモデルである。天板はシリーズではお馴染みのボンネット構造と呼ばれるデザインを採用しており、軽さと丈夫さを両立させている。天板の材質はマグネシウム合金だが、厚さをCF-SXの0.55mmから0.45mmに削減し、なだらかな凹型に整形することで、軽量化を図っている。
 さらに、液晶パネルガラスの厚みを0.3mmから0.2mmに削り、SSDをM.2にし、冷却機構を見直すなど、さまざまな努力によって、従来比で約2割という大幅な軽量化を実現した。
重量が軽くなっても、従来と同様に76cm落下試験や100kgf加圧振動試験をクリアしており堅牢性は損なわれていない軽さには驚かされる。初めて持ち上げたときは、中身の入っていないモックアップかと思った。
本体サイズは約283.5×203.8×25.3mm(幅×奥行き×高さ)であり、十分にスリムである。

 CF-SZ5はCPUとして第6世代Core iファミリーのCorei5-6200U(2.3GHz)を搭載し、メモリは4GB(増設不可)ストレージは128GB SSD、バッテリーパック(S)を搭載している。

 レッツノートSXシリーズではメモリスロットが用意されており、メモリの増設が可能であったが、レッツノートSZ5ではメモリスロットが省略されており、後からメモリを増設することはできない。

 旧モデルであるレッツノートSXの液晶は12.1型HD+(1,600×900ドット)であったが、レッツノートSZ5は、サイズは同じ12.1型だが解像度がWUXGA(1,920×1,200ドット)に向上。
単に解像度が上がっただけでなく、従来はアスペクト比が16:9であったが、レッツノーSZ5では16:10になりより縦方向の割合が大きくなっている。このクラスのモバイルノートPCでは、フルHD液晶を搭載する製品が増えているが、WUXGAはフルHD(1,920×1,080ドット)に比べて、縦解像度が120ドット分高く、Webサイトなどもより快適に閲覧できる。

レッツノートシリーズは、ビジネスでの利用を意識したモバイルノートPCであり、従来から外光の映り込みが少なく、目への負担が少ないノングレアタイプ液晶を採用しているが、本製品もノングレアタイプで、長時間使っても目が疲れにくい。レッツノートSXでは、液晶解像度にやや不満があったが、レッツノートSZ5では、液晶解像度がWUXGAに向上したため、そうした不満はなくなったと言える。また、従来に比べて視野角も広くなっており、斜めから見た際の視認性も向上している。

 液晶上部には、約200万画素のWebカメラとアレイマイクが搭載されており、ビデオチャットなどに利用できる。

 光学ドライブとして、DVDスーパーマルチドライブを搭載。シェルドライブではなく一般的なトレイ式に変更された。このクラスのモバイルノートPCでは、軽量化のために光学ドライブが省略されることが多いが、レッツノートSX/SZ5は光学ドライブを搭載していることも特徴である。以前に比べれば光学ドライブの必要性は減っているが、CDを取り込んだり、DVD-Rに
データを記録して配布するなど、光学ドライブを搭載していれば役に立つことも多い。

 これまでのレッツノートSXシリーズでは、光学ドライブがパナソニック独自の上に開くシェルドライブで、筐体の右手前パームレスト部に配置されていたが、レッツノートSZ5では一般的なトレイ式のドライブになり配置も手前中央に変更されている。
ドライブはDVDスーパードライブでありDVDビデオの再生やDVD-Rへの記録などが可能だ。

 キーボードやポインティングデバイスも使いやすい
レッツノートSZ5は、キーボードもレッツノートSXシリーズから改良されている。キーピッチは横19mm、縦16mmで、キートップが葉っぱ形状のリーフトップキーボードを採用。リーフトップキーボードは、指の引っかかりを減らす効果がある。
レッツノートSXシリーズでは、キーボードが完全に長方形になっていたが、レッツノーSZ5では、右下のカーソルキーが1段下に配置されており、少し手前に出っ張る形となっているため、カーソル操作時のミスタイプを減らせる。
右側の「へ」や「\」キーの横幅が多少狭くなっていることと、「半角/全角」キーが最上段に配置されていることがやや気になるが、このサイズのモバイルノートPCとしてはよくできたキーボードである。

ポインティングデバイスは、円形のホイールパッドを採用。左右のクリックボタンも独立しており、操作性は良好だ

レッツノートSXシリーズでは、USB 3.0×2とUSB 2.0、HDMI出力、Gigabit Ethernet、ミニD-Sub15ピン、SDカードスロットなどが用意されていたが、SZ5では3基のUSBポートが全てUSB 3.0対応に強化されている。

Ultrabookや2-in-1 PCでは、薄型化を重視してコネクタの厚みが大きいGigabitEthernetや
ミニD-Sub15ピンが省略されていることが多いが、ビジネスモバイルとしての活用を考えると、社内やホテルの有線LANに接続したり、ミニD-Sub15ピン(アナログRGB出力)にしか対応していないプロジェクタに接続するなど、Gigabit EthernetやミニD-Sub15ピンが役立つ場面も多い。

 USB 3.0ポートのうちの1基は、電源オフでも給電が可能な仕様になっており、USB経由で
スマートフォンやデジタルカメラなどを充電する際に便利だ。
 ワイヤレス機能としては、IEEE 802.11a/b/g/n/ac準拠の無線LAN機能とBluetooth4.1
サポートしている。SDカードスロットは、UHS-I/IIの高速転送に対応したものだ。

レッツノートシリーズは、バッテリ駆動時間が長いことでも定評がある。ACアダプタは65W仕様でコンパクトで軽く、携帯性は良好だ。バッテリーパック(S)は、4セル 7.2V/47Wh仕様
バッテリー重量は実測で222g。ACアダプタは16V出力65W仕様、ACアダプタの重量264g

 モバイルノートPCとしてより高い次元に到達
レッツノートSZ5は、これまでパナソニックが培ってきた技術の集大成であり、従来から重量を約2割も軽減するなど、モバイルノートPCとしてより高い次元に到達した製品である


 価格が高めなことだけが弱点だが、携帯性や堅牢性、バッテリ駆動時間の全てを高いレベルでクリアした、完成度の高い製品であり、軽くて丈夫でバッテリが長持ちするモバイルノートPCが欲しいという、忙しいビジネスマンには特にお勧めしたい製品だ。



2020年10月10日(土)
ノートパソコンがさらに軽くなった理由は?

 レッツノートをはじめ、各社のノートパソコンがさらに軽くなり、DVDドライブ内臓でも1kgを切る商品が出回っている。その理由は、内蔵する各部品がさらに軽薄短小になり、その結果、パソコンの軽量化も可能になった。
 
 その内、大きな要素として挙げられる部品は、HDD
円盤(ディスク)をモータで7000回転/分程度回して、データを記録・再生した。(下の写真)



これが、SSDに変わり、回転部分がなくなり、モータが不要になった。
データの記録再生の高速化と同時に軽量化を果たした。


メモリーICが高価だったので、当初はHDDと併用してきたが、最近、メモリーが安くなりSSDが主流になった。これらのHDDとSSDは、2.5インチタイプと言われる外形寸法に統一されていたので、HDDからSSDに容易に換装することができた。





一番新しいSSDとして生まれたのが右の写真のもの。
一目だけでは、従来のメモリーと同様な形状で、新規格品である基板方式になったことで、SSGの外装を省略して、基板むき出しの形となった。
  写真は M2 2280 500GB品

これにより、高速化・小型薄型化・外観の部材が不要になり軽量化に大きく貢献した。

半導体は留まるところを知らずに進化し続けている。
500GBや1TB品も安く手に入る時代になった。

今後さらに、進化が続く。






2020年8月22日(土)
デスクトップパソコンが突如 シャットダウン 
復活劇

 足掛け3年、使っているデスクトップパソコンが、使用中に突如シャットダウンした。その数分前からプラスチックが焦げる臭いがし、キーの反応(動作)速度が遅くなり、何かおかしいな? と思いながら使っていた。
 

 突然、ファンモータの回転音(風切り音)がしなくなり、シャットダウンしてしまった。これは電源が逝かれたのか? と思い、後部端子のACコードをまず抜き、USBやLANやHDMIやM3プラグ等の接続コード類を外し、パソコンの筐体の側面カバーを外した。

 案の定、CPUのクーリングファンモーターが焼け焦げて、軸受け部を支えている樹脂が溶けて完全にファンが固着し、モータはロック状態になっていた。モーターの回転制御回路のプリント基板も焼けていた。(2枚目の写真)
このようなトラブルは初めて経験した。このクーリングファンモータは日本電産(NIDEC)製のもの。

定格:DC12V、0.2A
クーリングファンをマザーボードから取り外した。

ファンは固着して回らない。
軸がズレてしまっている。







 ファンを外すと、モータのコイルが焼損していた。
その理由は、モータ制御基板の部品が、何かの原因で壊れ、ショートし、過電流がコイルや回路に流れて焼けついたらしい。

 それで、プラスチックが焦げる臭いがしていたことが分かった。
 こうなれば、クーリングファンを取り換えるしか手はない。そこで、Yahooオークションを探した。
 全く同じもの(中古)が、送料込みで1200円で出品されていたので、すぐに落札し、翌日入手した。

左の写真は、マザーボードからクーリングファンを取り外した状態。
どうやら、目視ではCPUは大丈夫のようだ!
そうあってほしい!

ついでに、メモリーバックアップ電池(リチュウムボタン電池も交換する)

CPUはintel i7-4770 3.4GHz×2 8スレッド
プロセスは、22nm


 クーリングファンが早く手に入ったので、即取付。
CPUの上面に銀ペーストを塗って、さらにクーリングファンの銅板にも同様に銀ペーストを塗り、4つの取付穴にファンのタブを合わせて挿入し、固定する。後は、モータから出ている電源コード(4本)をマザーボードの端子に挿入して完了。

 この状態で、各端子をつないで動作を確認、OKだったので、外していた側面のカバーを元どおり取付け、すべて完了。

使っていると、いろんなことが起きる。今回のトラブルは珍しいかもしれない。
無事に復旧できたので、その後、快調に使用している。





2020年6月3日(水)
Winzip DriverUpdater はインストールしないこと!
(不要なソフトウェアです)

 パソコンを使っていると、いろんな広告が画面に現れます。その一つにWinzipがあります。Winzipは無料の圧縮・解凍アプリで以前から有名ですが、結論はWindows10では不要なものです。

 Winzip DriverUpdaterは、Winzip社が運営するアプリで、Windowsと名前が似ていますので、ついMicrosoft のソフトウェアか思い込み、安易にインストールしてしまいます。
これが怖いところです。 これは、Microsoft社のアプリではありません

 Winzip DriverUpdaterは、ドライバーの最新バージョンに更新を騙り(かたり)、不要なアドウェア(注1)をダウンロードさせる迷惑ソフトです。

 これはウィールスではありませんが、マルウェア(注2)の一種で、インストールしますと、パソコン内に常駐しますので、パソコンの動作が遅くなったり不要な警告を頻繁に表示し、うっとうしいだけでなく、パソコンがあたかも危険にさらされているよう脅かしてきます。

 初めは無料という表示ですが、さらに高度なソフトに誘導し、合意すると有料になるというこの種のアプリの常套手段です。

 使用中のデスクトップパソコンに、ついクリックしてインストールしてしまいました。
その後、しばしばWinzipの表示が現れ、おかしいと感じましたので、アプリを削除し、CドライブのProgram file内に残っていたWinzipフォルダーも削除しました。
 その結果、画面の文字や罫線がにじんだような表示になってしまいました。

 Winzip DriverUpdaterは完全に削除しましたが、アプリの破片みたいなもの?が残り、悪さをしているようです。破片ですから削除のしようがありません。これは困った!

 そこで、コントロールパネルの『回復』を思い付き、起動し、「元に戻す」作業をしましたところ、以前のきれいな解像度に戻りました。

 やっと、一件落着しましたので、経過の報告します。あの手、この手で不要なアプリをインストールさせる広告が表示されますが、開かないことが一番安全安心です。
   十分注意してください!

 (注1)アドウェア;広告を目的とした通常は無料ソフトウェア
  (注2)マルウェア;不正かつ有害な動作をさせる意図で作成された悪意あるソフトウェア
            コンピュータウィールスやワームが含まれる。




2020年1月30日(木)
ワイヤレスキーボードとマウスは便利です!

 身の回りの商品がワイヤレスになり、コードがなくなり、すっきりとして使いやすくなりました。
今まで、FAX電話機は受話器が本体とコードでつながっていましたが、今使っている電話機はコードレスでつながりますので、話しながら室内を移動できます。以前のコードレス電話機はアナログ変調方式でしたので、受信機があれば他人の話を簡単に盗聴ができました。電波法では、他社の通信を傍受する(聞く)こと、そのものは違法ではありません。その他者の通信を傍受し窃用すれば違法行為になり罰せられます。
 
 アナログワイヤレス電話機はそういう弱点を持っていましたが、最近のコードレスFAX電話機は全てデジタル通信方式ですので、電波を受信しても、『ザー』というノイズが聞こえるだけで、話の内容は全く聞こえません。デジタル方式の場合は、送信側と受信側が互いに決めている変調方式にぴったり合わなければ、元の信号が得られないことになりますので、他社の通話を盗聴することは不可能です。
 
 このデジタル通信が簡単にできるようになりました。それは非常に高い周波数を使って微弱な電波で通信するWiFiが普及し出したからです。半導体の進化で安いチップ(LSI)が供給され、それを使うことでいろんな商品がワイヤレスになりました。
 
 ユニクロで商品を買い支払いは、ボックスの中に商品を入れるだけで、ICチップから値段や品名ないろんな仕様を読み取り、カードやスマホなどで決済できるシステムを導入しています。
 これも、ワイヤレス技術を使った決済システムです。

 今までデスクトップパソコンはワイヤーが着いたキーボードとマウスを使用してきました。
マウスは既にワイヤレスマウスに変えて使っていました。キーボードの接点が傷んできて、入力ミスが増えましたので、買い替えをしました。
 アマゾンで調べると、ワイヤレスキーボードが安くなり、2000円以下で変えることを知り、さっそく注文しました。今回はマウスとのセット商品でした。

 使用中のロジクール MK275 ワイヤレスキーボードと、ワイヤレスマウスのセット品
 Amazon  2589円
 電池寿命 マウス;最大12か月、キーボード;最大24か月
 電波到達距離;最大10m

 
 机上の写真

 
 ワイヤレスキーボードと、ワイヤレスマウス

 
 キーボードの電源スイッチ(右端付近)とマウス(裏面にスイッチあり

 ワイヤレス商品は必ず電池が必要で、普通は単三か、単四乾電池を使用します。
この電池の寿命がどのくらいかを知っておく必要があります。テレビのリモコンも乾電池で動作しますが、寿命は一年以上持つと思います。テレビリモコンはボタンを押すとデジタル信号が電波ではなく赤外線(光)が発せられ、それをテレビ側で受信してチャンネルや音量を指示できるようになっています。

 ワイヤレスキーボードはキーを押すことでWiFi電波を発信し、受信側はパソコンのUSB端子に小さな受信器を差し込んで使用します。
 送信側であるキーボードの裏ブタを空けて、そこに単三乾電池2個を挿入します。
この電池の寿命はスイッチを入れっぱなしで使うと、2か月程度しか持ちませんが、表面に電源ON/OFFスイッチがついていますので、使用時にスイッチをONして、使わないときはOFFにこまめに切り替えると、一年ぐらいは持つと思います。(これは感想です)

 いずれにしても、煩わしいコードがないので机上どこでも使えますし、マウスもコードレスですから自由自在に使用できますので、大変使い勝手が良くなりました。
ご参考まで。




2020年1月29日(水)
パソコンが立ち上がらない! トラブル発生


 「1月行く」と言われるように、正月が来たと思っている内に、もう1月も末になりました。本当に時の経つのが早く感じる昨今です。

 さて、私の身の回りには、デスクトップパソコン(自作組立品)と、Panasonic レッツノートが4台もあります。どうしてこんなに増えたのか、特に理由はありませんが、Yahooオークションで手ごろなものが出品されると、手を出してしまったためです。ノーとは全て中古品です。
 
 パソコンとのかかわりは、今から30年近く前から始まっています。その頃は現在のパソコンのように、使いやすいものではなく、一部のマニアが自分でソフトを組んで、ゲームなどの使っていました。ここをクリックして、2019年3月19日の記事を参照してください。

 DOS/Vが商品化され、その後、Windowsが導入されました。
このWindowsはマイクロソフトが開発したOS(オペレーションソフト)と言われる基本ソフトで、1985年に導入が始まり、次々とバージョンアップを繰り返し、次第に普通の人も使えるようになりました。

 Windowsは、Windows3.0〜3.1、95、98、2000、Me、そして非常に安定して動作し、使いやすくなったWindowsXPとなり、この頃から企業の職場にもパソコンが普及し、家庭にも入りました。

 さらに、WindowsVISTA、7、8、8.1、そして現在のWindows10となりました。Windowsの歴史で大ヒットしたバージョンはWindowsXPとWindows7です。
 未だにWindows7は沢山使われています。このソフト(OS)は大変シンプルにできていますので、パソコンのハードに余計な負担をかけずに動作します。

 ソフトの進化と同時に、ハードのCPU(パソコンの中枢;中央演算素子)、メモリー、ハードディスク、SSD、USBメモリーなど半導体の進化に連れて、ものすごい勢いで進化してきました。

 ソフトとハードは車の両輪のような関係で、両者の相乗効果で、パソコンは値段が下がりつつ、性能は素晴らしく良くなりました。同時にちょっと勉強すれば、誰でも楽しく使える商品になりました。

 そういう大きな流れの中で、デスクトップパソコンは事務所用や研究開発用として、主に業務用、高性能を目指して商品化されました。
 一方で、家庭用や業務用ポータブルとして、ノートパソコンが作られました。

 ノートパソコンは、使用場所が限定されないので、営業マンがかばんに入れて持ち運ぶようになり、軽量、薄型、頑丈、長時間バッテリー動作などの要件を満たした商品がよく売れました。

 その代表的なノートパソコンがPanasonic Let'sNOTE(レッツノート)です。
 値段は10数万円から30万円に近い高価なものですが、上記のポータブル使用を考えますと、業務用としては信頼性が高く、今もよく売れています。

 ノートパソコンも、家庭で使用するものは15インチ程度の液晶画面が着いた商品が売れています。こちらは台湾や中国製の商品がたくさん出回っています。

 
 前置きが長くなりましたが、手持ちのノートブックパソコンは全てレッツノートです。
 レッツノート CF-N9、CF-SX2、CF-AX2、CF-MX3 の4台です。それぞれに特徴があります。
一番古いのが、CF-N9で、これはDVD/CD光ドライブが着いていません。
全てのパソコンは、OSwoWindows7からWindows10にバージョンアップし、使用中です。

 このCF−N9が今まで経験のないトラブルに遭遇してしまいました。
 トラブル症状は、電源スイッチをONして、数秒後に黒画面に『BOOTMGR is missing. Press Ctrl+Alt+Del to restart』という表示が出ます。そこで『Ctrl+Alt+Del』キーを押すと、再起動するのですが、再起動してもまた、同じ表示が出ます。要はそこからプログラムが進まないのです。

 そこで、ネットで『BOOTMGR 』を調べると、下記のような説明文が掲載されています。

 一番初めに読み込まなければならないファイルの読み込みに失敗しているからです。
結構深刻なWindowsのエラーですが、こうなってしまった原因に心当たりがある場合は、すんなり復旧できるはずです。

「BOOTMGR」とは何か
「BOOTMGR」は、「Windows Vista」以降で用いられるようになったブートローダです。
起動ディスクにおいて最初に読み込まれるファイルで、Windowsのシステムによって起動するパーティションには必要不可欠なファイルです。
「Windows XP」以前のNT系OSのブートローダは、「NTLDR」でした。
つまり、かつては「NTLDR is missing」と表示されていたエラーが、「BOOTMGR is missing」に変わっただけで、エラーの内容自体は同じようなものです。
「Windows Vista」以降、パーティションの構成や起動の仕方が、それまでのWindowsとは大きく変わってきました。
「Windows 7」になって、アクティブパーティション(起動時に読み込まれるパーティション)と、
OS本体のインストールされたパーティション(つまり「Cドライブ」)が分離されました。
「Windows 7」がプリインストールされたパソコンでは、いろんなパーティションから起動する必要性から、「Cドライブ」やリカバリ領域にも「BOOTMGR」があったりします。
 でも、「Windows 7」をクリーンインストールすると、「Cドライブ」には「BOOTMGR」がなかったりするのです。


 更に説明文は続くのですが、専門的な内容になると、言葉の意味すら分かりません。しかし、読み続けると結局、この現象を直すには、専用のプログラムを“有料”でダウンロードして対策するしかないよ!という結論でした。
この対策ソフトは、5000円ほどしますので、中古パソコンの修理に金をかけたくないので、しばらく考えました。この対処は止めることにしました。

 要は、パソコンを立ち上げる際に、一番初めに読み込まれるソフトであるBIOS(バイオス)というプログラムを管理しているのが、このBOOTMGR(ブートのマネージャ)というソフトです。
これが何らかの理由で消去または削除されたか壊れたことにより、トラブっていることが分かりました。

 まず、BIOSの設定が現状どうなっているかを確認する必要があります。
BIOSは普段、見ることがないプログラムですが、パソコンの電源をONして、すぐにF2か、F8か、F12などのキーを押すと、BIOS画面が立ち上がります。どのキーを押せばいいかは、メーカにより変わりますので、取扱説明書かネットで調べてください。

 CF-N9のBIOS画面は下の写真です。ページを切り替えてゆけば、起動ページがあります。
下の写真が起動画面です。
ここでは、BOOT Modeが選択でき、電源を入れた時(起動時)に、どの記憶素子(デバイス)から、立ち上げプログラムを読み込むか、その順位を設定することができます。
普通はハードディスク(HDD)やSSDが一番上に指定します。その他、順に光ディスクドライブやUSBメモリーなどを指定します。二番以降は特に何を指定しても問題はないと思います。





 USBメモリーの中に立ち上げプログラムが入っている場合は、これを一番上に移動します。

 ここまでは、今までの経験から分かっていますので、その確認をしましたが治りません。Windowsが立ち上がらなければ、全くパソコンは使い物になりませんので、お蔵入りさせようかと思いましたが、ふと、以前、Windouws7の時、リカバリーソフトをCD-Rに焼いて保存していることを思い出し、BOOT順位をUSB CD/DVDドライブを先頭に設定して、そのCD-Rを読み込ませましたところ、うまくBOOTMGRの修復に成功できたようで、無事に復帰しました。

 パソコンは、デジタル商品そのものですから、プログラムの一つの文字だけ違ったり、壊れたりしても動かなくなります。そういう厄介者ですが、一度正常に動けば、その後は正常に動作するという生真面目な商品でもあります。これで大丈夫です。

 今回は、『もうこのレッツノート CF-N9は、そろそろ廃棄処分かな?』と思いましたが、復活したという嬉しい話でした。
 皆様の何かのご参考になればうれしいです。



2019年7月4日(木)

ダイソーの300円無線マウスは使い物になるか?
エレコムの無線マウスとの比較

 他の買い物のついでに、ぶらっと入ったダイソーの棚に、300円のワイヤレスマウスがぶら下がっていたので、一つ買って帰った。

 先日、エレコムのワイヤレスマウスを買って使っているが、これは大変調子が良い。さすがエレコム製で、ヨドバシやアマゾンで1000円程度で販売されている。

 このエレコム製マウスに対し、今日ダイソーで買ったワイヤレスマウスは、何と300円(税抜き)の激安モノ。ダメもとで、一つ試してみようと買って帰った。

 商品の出来栄え(外観)は特に気になる点もなく、中国のモノづくりがだんだん良くなってきたことを実感する。多分、何十年も前に日本の家電メーカがラジオやステレオやテレビをたくさん輸出してきたが、当時は日本製商品は正直なところ、品質があまり良くなかった。値段だけはアメリカ製品より安かった。
 そこで、日本政府(通産省)や各メーカがあの手、この手を使って品質を上げる取り組みをしてきた。アメリカには厳しいUL規格、FCC規格があり、ヨーロッパには各国に独自の安全規格を制定していた。ドイツのDIN規格、北欧諸国にはNEMCO,FINCO、DEMCO
などあったが、それが世界規格に統一されて、ISOが生まれた。
 また品質管理手法では、アメリカのデミング博士が提唱したデミング賞、ZD活動、QC活動、TQC活動等々、品質を良くする活動と、品質を維持する活動と品質管理手法が折り重なって一生懸命に取り組んだのを覚えている。
 そのおかげで、日本製品は世界でもNO.1の高品質を達成した。
 そういう過去の取り組みをふと思い出し、中国がどれだけそういう品質に対する思いを持って取り組んでいるかどうかは分からないが、不良品を売るとすぐ信用を無くするので、そこは販売側のダイソーがしっかり品質管理を行い指導しているはずだ。


 横道に逸れたので元に戻る。
 二つのマウスを比べる資料として、写真を数枚撮ったのでアップする。
 ダイソーのマウスは、デザインはまずまずで、握った感じもしっくりきて悪くない。
 しいて言えば、エレコムの方が小生の指の長さには、ぴったりフィットする感じで、エレコムの方がベター。

ダイソーのパッケージも写真のとおり、きれいで何の問題もない。
 クリアパッケージ裏面の説明文字が小さく虫眼鏡を使わないと読みづらい。
 本体とUSBレシーバが入っている。
 使用電池は、単4が2本(電池は別売り)


 上の写真のとおり、ダイソーマウスは小さくて、ポッコリしていてかわいい。 
 USBレシーバの比較;左がエレコム、右がダイソーで両者に優劣はない。
 
 マウスの裏面の違いはどうか見てみよう。
 まず、電池が単三が1本か、単4が2本かに違いがある。
 両方とも、USBレシーバを収納する穴が用意されている。

使用してみて、両者に不満は感じない。
違うとすれば、エレコムは電池が単三が1本で動作し、しかも電池は2年半も持つという省電力設計になっている事。
赤外線を使い、省電力に徹している。

 一方、ダイソーのマウスは、一般の赤色LEDを使用。電池寿命は不明(表示なし)。
 
 両方とも使わない時は、電源をOFFするスイッチが裏に付いている

 ダイソーはエレコム製の1/3の値段
 多分、半額では未だ衝撃値段ではないのだろう。ダイソーで売るには、1/3ならだめもとでも買おうかと言う気にさせるところをうまく値付けしている。

 それにしても、ダイソーの価格破壊力は凄い。

 結論は、十分使い物になる!
ワイヤレスマウスの仕様比較 
  ダイソー エレコム 
品 番 ?  M-IR07DR/GR
買値(税込) 324円 1017円 
電 池 別売
単4/2個
同梱
単3/1個
電池寿命  ? 2年半 
操 作 3ボタン  3ボタン
USB対応 2.0/3.0 2.0/3.0
対応OS  Win7,Win10 Win7,Win10
CPI調整 3段階切替
800/1600/2400 
 
送信周波数 2.4GHz 2.4GHz
大きさ(長さ) 94mm  100mm 



2019年6月24日(月)
これなら使える無線マウスの超進化!

 10年ほど前?だったと思うワイヤレスマウスがELECOMから販売されていたので、買い使ってみた。品番:M-D3URSVD 5700円だった。

主な仕様は、分解能が800カウント(CPI)、周波数は27MHz(微弱電波)で、OSはWinXP時代の代物。
受信は、USBメモリーとほとんど同じ大きさ。
電池は単3型アルカリ電池2本
連続使用時間は69時間、待機時間は284日、使用日数は45日(一日8時間パソコンを使い、その内、マウスを動かした割合が25%として)
 この無線マウスは買ったが、しばらく使ってお蔵入り。理由は電池寿命が短く1週間ほどしか持たなかった。しょっちゅう電池交換が必要な気がした。電池代が大変だと思い、その後はデスクトップPCはもとより、ノートPCもすべてしっぽが着いた(コード付)マウスを使ってきた。

 先般、ノートPCを持ち出して使うことがあり、しっぽがないマウスを探していたところ、ヨドバシカメラで、ELECOM(エレコム)M-IR07DRと言う品番で、ワイヤレスIRマウスが電池寿命2.5年(単3アルカリ電池1個)という商品を見つけた。値段が1130円(ポイント113円)だから、実質は1017円となる。
 使用周波数は2.4GHz、分解能は1200CPI、連続動作時間は500時間、待機時間は1041日、使用可能日数は905日、約2.5年(一日8時間PCを使用し、5%マウス操作をしたと仮定)
 
 方式は赤外線LED光学式、低消費電力対応となっている。赤外線だからLEDの赤い光は見えない。







 電池寿命は約20倍、しかも単3が2個から1個になり、電池交換時の電池代は半分、商品価格は5700円が1017円だから2割以下になった。

 しかも、性能は分解能が良くなり、小型化し、軽量になり、実装時のアプリソフトのインストールも自動。つなぐだけでOK。
 レシーバは、パソコンのUSB端子に従来の1/3程度の小さなものを差し込めばいい。
 これなら、常時差し込んでいても出っ張らないので、邪魔にならない。
 これがデジタル時代を象徴している。性能や機能が良くなり、値段が大幅に下がる。

 これなら、しっぽ付マウスはもう不要だ!
 マウスの調子が悪い方は、ぜひ、無線マウスを検討してみては如何でしょう!





2019年5月11日(土)
ここまで下がったSSDと液晶ディスプレイ

 デジタル商品は、ドンドン値下がりを続けています。
これは、半導体の『ムーアの法則』のおかげです。
『ムーアの法則とは、半導体の集積度は18か月毎に2倍になる』と言うもので、インテルの創業者の一人であるゴードン・ムーア博士が1965年、今から50年以上も前に提唱した有名な経験則です。
 
 この法則に基づいて、半導体の集積度が上がり続け、ICからLSIになり、LSIの集積度は今や、人間の脳の細胞の数に近づいてきました。
 また、それにより世の中が急速に進化してきました。
ワープロ時代、パソコン時代、ケイタイ電話、スマホと世界中のあらゆる商品に影響を与えてきました。
 
 その影響とは、3つの大きな要因です。
1つ目は、アナログからデジタル化したこと。
2つ目は、値段が下がること。
3つ目は、小型化・軽量化、いわゆる『軽・薄・短・小』です。更に加えて『少』です。
この3つの要因により、高性能化、長寿命化、無故障化、高信頼性化と、低価格化、省エネ化が進みました。
 
 しかし、世の常として、永遠に続くものはありません。
『ムーアの法則』も、そろそろ限界に差しかかったとも言われてきましたが、その壁が破られ続けてきました。そして今なお、進化が続いています。
 
 半導体の集積回路とは、超微細なトランジスタを、超微細な配線で結んで構成した電子回路であり、今や、その超微細な配線の太さが、髪の毛の1/1000以上の細さにまでなりました。これ以上、細くすると、分子一個の大きさに近づきます。

 そこまで至ると、限界だと言わざるを得ません。要は電気を通す配線ですから、隣の線との絶縁が絶対必要になります。絶縁が保たれなくなれば信号が混線しますので、電子回路の役割を果たしません。それほど細い配線の太さまで進化してきたのです。

 さすがにムーア博士すら、技術がここまで進化するとは考えられなかったでしょう。

 しかし、この半導体の集積回路の進化が、世界中のあらゆるシステムやインフラや、仕組みや制度に至るまで大きく寄与し役立っています。
 
 我々の生活の『安全・安心・快適』をサポートする身の回りの商品もその恩恵を受けています。

 さて、その例の一つを上げてみますと、パソコンに使われている主記録装置です。
 従来は、HDD(ハード ディスク デバイス)が使われてきました。HDDは磁気円盤(ディスク)が毎分5千〜7千回転以上で回り、その表面に磁気ヘッドと呼ばれるセンサーが表面すれすれに、昔のLPレコードの針のように移動し、磁気円盤にデータを書き込んだり、読み出す機器のことです。
 このHDDの発明により、大容量のデータが超高速で記録出来るようになり、パソコンの使い勝手や使用範囲が大きく改善しました。

 この数年前からHDDに変わるSSD(ソリッド ステート デバイス)が出回り始めました。これは半導体メモリーをたくさん組み込んだ主記録装置です。
 この半導体メモリーは、電源を切ってもデータが消えてしまわないメモリーを使っています。これはEEPROM(フラッシュメモリ―)と呼ばれるもので高価な部品でした。
それが、ムーアの法則のおかげで、この1年ほど前から大変安くなりました。

 インターネットのある店の情報では、250GBが3580円、500GBが6242円、1TB(1000GB)が9880円という値段で売っています。これは多分最安値だと思います。数年前の1/10以下に下がりました


上記価格は、ADATA SU630というモデルです。
仕様は、ダイナミックSLCキャッシュ、SATA 6Gb/s、2.5インチ、2年間保証

 HDDをSSDに入れ代え(換装)しますと、パソコンの電源ON、OFF時の待ち時間が非常に短くなり、パソコンの動作そのものも早くなり、モータを使っていませんので静かになり、またノートパソコンなどは電池持続時間が長くなります。

 また、SSDは機械部がありませんから信頼性も向上します。
良い事尽くめのSSDですが、従来は値段が高くネックでしたが、ここまで下がればもう 『HDDさようなら』になります。

 さらに、ディスプレイも値下がりが続いています。
 27インチ、フルハイビジョン、ワイド、IPS液晶が、
15980円、メーカはPHILIPSです。(右写真)

 以上の情報は、NTT-X Store で得たものですので、ご興味があればアクセスしてみて下さい。下記のURLです。
   https://nttxstore.jp/
 





2019年3月19日(火)
パソコンモニターの変遷

 パソコンは、現役時代から使い初めているが、パソコンが役立つと思えるようになったのは、OSがWindowsXPになってからのことだ。それまでのパソコンは、使い勝手が悪く、動作速度も遅いし、途中で止まってしまったり、とにかく使うのに骨が折れて往生したものだ。
それが、『Windows XP』になって大変使いやすくなった。WindowsXPというOS(パソコンを動かせるための基本ソフト;オペレーションソフトの略)は、当時の傑作OSだったと思う。

 しかし、これはXPというOSソフトウェアだけの進化ではなく、OSを動かせるCPUや、メモリーや、ハードディスクなどのハードウェア技術の進化と共に、両者が手を携えて進化してきたからだ。

 今はそういう過去の歴史を知る人が少なく、そういう話を知っていても何の役にも立たない。今は、そういう便利なパソコンをうまく使いこなせればそれでいい。

 しかし、大事なことは現在のいろんなモノやシステムは、過去の多くの技術者の大変な努力により開発され、進化したもとに成り立っているということ。


 一番早くパソコンを買ったのは当時の設計課長だったS氏で、NEC TK-80という左の写真のトレーニングキットを88,500円だった。課長の紹介で課内で何人かが特価でNECさんより買ったのを覚えている。
 
 その後、NECのPCー8001というキーボードと本体が一体になったPCを、確か168,000万円ほど出して買った。大昔のパソコンだ。これを動かして何をしたかというと、単にカセットテープに入れた簡単なソフトで、たわいのないゲームをやって楽しんでいた。それ以外には、ソフトウェアの勉強もせず何も手つかずだった。

 いつの間にか、このPCは屋根裏部屋に放置。最近、Yahooオークションに出すと、年代物だということで結構な値段で売れた。動作はするが、実用になるものではないが、趣味か、飾り物(置物)として落札してくれたのだろう。

 その後、PCのソフトウェアは非常に進化して『Windows』というOSが生まれた。このOSはマイクロソフトが開発したもので、アプリケーションソフトを組み合わせると、いろんな実用的なことができるようになった。その後、あっという間に今の状態まで進化してきた。

発売年 OS名
1985年 Windows  1
1990年 Windows  3
1995年 Windows 95
2001年 Windows XP
2007年 Windows Vita
2009年 Windows  7
2012年 Windows  8
2015年 Windows 10
実用的な分野で見ると、最初は文字、そして音、そして映像、それも白黒からカラーに、というように情報量が格段に増え、それを瞬時に扱える時代になった。

 ワープロ時代は、ワープロ専用機があり、文字だけで文章や書類を作成する機械だった。それがパソコンになると、文字はもちろん、CD音楽などの再生や、音楽のデジタル録音に進化し、デジカメの写真を処理できる画像編集や、動画編集など自由自在に使いこなすことができる時代になった。

 PC-8001時代は、モニターに14インチCRTモニター(白黒)を使っていた。小さな画面だったが、そこに映し出される形や文字は今のようなきれいなフォントではなく、カクカクしたものだったので、画面は小さくて良かった。ブラウン管を使った本格的なCADやパソコン用ディスプレイは、非常に高価なものだった。一台が数十万円もした。
 
 パソコンの高性能化と共に、モニターは液晶(LCD)に変わり、高精細度の画面で表示が可能になった。何よりも机の奥行きを占領しないことが素晴らしかった。
 最初の液晶モニター(ディスプレイ)は、14インチだったが、次が19インチの横長になり、24インチの横長ハイビジョン表示になり、随分、仕事がやりやすくなった。
 この24インチモニターを長い間使ってきたが、老眼が進むと、さらに大きな文字表示が出来るモニターが欲しくなり、今回、27インチ液晶モニターに入れ替えた。
メーカは台湾のBENQというブランド。
 大画面テレビもそうだが、ベゼルと呼んでいる枠の太さが5mmほどしかなく、27インチのモニターと、以前の24インチのモニターでは画面は確かに大きくなっているが、外形寸法は殆ど変わらない。それほど枠が細くなっている。

 27インチを机に置いても、嵩張った感じがしない。これならいっそ、32インチを買えばよかったかなと思うほどコンパクトになっている。

 値段は、これまたすごいことに、24インチを買った時の領収書を見ると、18,800円だったが、今回買った27インチは18,800円で、同じ価格だった。
 従来の経済学では、「よりいいものや、より優れたものは、高い」のが普通だ。それがデジタル化やグローバル化が進んだ現在は、より良いモノや、新製品は以前のモノより値段が下がる、安くなる。
この魔法が現在の社会状況を混乱させている。

 これが、今、給料が上がらず、日本の、いや世界中の人々が苦しんでいる現象だ。
これは、デジタル技術でモノづくりが変わってしまい、従来のモノの価値感が崩れてしまっているからだ。
 その行き着く理由や背景は、半導体の『ムーアの法則』になる。ムーアの法則は『半導体は2年で集積度が2倍になる』というインテル社のムーア博士の経験則による提唱だ。この意味は、ICやLSIを作る同じサイズのシリコンのチップ(切手ぐらい)から、2年経つと、従来の倍のトランジスタを詰め込めるという意味だ。もっと言うなら、2年経てば、2倍の電子回路が詰め込める。いろんなことが実現できるより高性能な複雑な電子回路を同じシリコンのチップ(基板)に組み込めるのだから、性能や機能が大きく改善できる。だが材料のシリコン基板面積が同じなら、値段は上がらないで済む。

 こういう理屈は、半導体集積回路であるICやLSIが生まれるまで存在しなかった。
半導体集積回路が生まれてから生じた現象である。
 
 半導体は『産業の米』とも言われる。その産業の米の半導体が、良いもの、優れたもの、多機能なものなどより良いものが、2年経てば、値段が下がるのである。
 その技術は、液晶にも応用されているので、大画面テレビは、今や50インチなら5万円前後、60インチでも7万円ぐらいで買える。しかもフルハイビジョンから、今や、4Kテレビがその値段に下がりつつある。

 買う方は大変有難いが、造る方や売る方は、とんでもない過激な競争をして生き残りをかけて取り組まなければならない。

 この文章は、新しい27インチモニターを見ながら書いている。
 文字が大きく見えるので、老眼にはとても楽ちんだ!




2019年1月13日(日)
SSDやメモリーが一段と安くなってきた!

 半導体製品は生き物のように進化を遂げている。値段は基本的に下がる傾向にある。その理由は、半導体の製造にかかわることで、ムーアの法則という半導体独特の法則があるからだ。半導体を牽引してきたアメリカの世界最大のメーカーであるインテル社のムーア博士が提唱した経験則に基づく法則のことだ。
『半導体は18か月ごとに、集積度が倍になる』という単純なもので、1960年代からこの法則に従って、半導体(IC⇒LSI⇒システムLSI,CPUなど)が大規模集積回路になり、今や切手サイズのシリコンチップ上に、億個単位のトランジスタが集積回路として働くような時代になった。
 もちろん、そうなれば我々の目では全く見えないし、普通の光学顕微鏡でも見ることが出来ない。そういうとてつもない微細化技術を駆使して、造られた先端技術商品が安く手に入る時代だ。

 日経新聞WEB号を見ると、次のような記事が載っている。

 SSDが安くなった!
 半導体メモリーの値下がりを受け、パソコン用部品の価格が大きく下がってきた。
都内のパソコンショップではメモリーを使った自作用の主要部品が1年間で3〜5割ほど値下がりした。半導体メモリーは今後も値下がりが続く見通し。

店頭では記憶装置SSDの値下がりが顕著だ(都内のパソコンショップ)パソコンは完成品を購入するだけでなく、家電量販店やパソコンショップで売っいる部品を組み立てて自作することも可能NAND型フラッシュメモリーを使った記憶装置のソリッド・ステート・ドライブ(SSD)や、データの一時保存に使うDRAMを使ったメモリーモジュール、CPU(中央演算処理装置)などが主要部品だ。

値下がりが目立つのがSSD。
ドスパラ秋葉原本店(東京・千代田)やツクモパソコン本店(同)では18年12月下旬時点で売れ筋の500ギガ(ギガは10億)バイト品が1個1万円前後。
1万8千〜2万円程度だった18年初めの半額ほどに下がった。「値下がりが大きく販売が伸びている」(都内のパソコンショップ)

SSDの価格は基幹部品であるNAND型フラッシュメモリーの値動きと連動することが多い。NAND型はサーバー向けの需要停滞やスマートフォン市場の低迷で余剰感が強く、大口需要家向け価格は18年2月から下落基調が続く。値下がりがSSDの店頭価格に波及している。

処理速度を左右するメモリーモジュールも安い。
ドスパラ秋葉原本店では、8ギガバイトの2枚組の売れ筋製品が18年12月下旬時点で
1万8千円程度。18年初めより3割下がった。NAND型メモリーと同様、DRAMも需要低迷で供給過剰となり、大口価格は3カ月連続で下がった。

パソコンの処理能力を高める「ビデオカード」も売れ筋の店頭価格は18年12月下旬時点で1個3万1千円程度と18年初めより約3%安い。18年3月は品薄で3万7千円前後に上昇したが、仮想通貨の採掘(マイニング)需要が冷え込んだことから値下がりした。

例外的に値上がりしたのがパソコンの基幹部品であるCPUだ。
米インテルによる技術開発の遅れなどで品薄が続き、売れ筋製品の店頭価格は18年末時点で1個4万5千円程度と、1年間で1割ほど上昇した。

それでも様々な部品を買って組み立てるのに必要な総額は18年末時点で15万7千円程度と、18年初めより1割ほど下がった。SSDやメモリーモジュールの基幹部品であるメモリーの価格は「少なくとも19年前半は下落傾向が続く」(半導体商社)との見方が多い。今後、パソコン部品はさらに値下がりする可能性がある。


 
 上の写真は、嘉年華というネット店の広告 これが8679円!
 下記のURLに掲載されています。
 https://store.shopping.yahoo.co.jp/jnh/mc8012mx500.html

そこで、ネットで安く販売している店の値段を調べると、下記のとおりです。
 @SSD Crucial MX300 525GB 2.5インチ ¥12979
 ASSD Crucial MX500 525GB 2.5インチ ¥ 9650 ⇒ 8679円
 BSSD Cruicial BX500 240GB 2.5インチ ¥ 3879
 CSSD Crucial BX500 500GB 2.5インチ ¥ 7570

 DSDカード Sandisc 95MB/s クラス10 4K対応 32GB ¥1677
 ESDカード Sandisc 95MB/s クラス10 4K対応 64GB ¥2880

という値段になっている。
これらの値段は毎日、上下しています。

 SSDは、当初128GB品で4万円ほどしたものが、この3年ほどの内に、1/10ほどになった。しかも動作速度が速くなったので、HDDを搭載している従来のパソコンをHDDからSSDに入れ代える(換装する)と、電源ONやOFF時の待ち時間や、計算動作の時間が驚くほど早くなる。

 たとえば、HHDのパソコンで電源ON時に立ちあがるまで2分ほどかかっている場合は、20秒程度で立ち上ってしまうので、待っている間の手持ちブタさや、イライラ感が無くなる。大変快適になる。
 このHDDからSSDへの換装作業はパソコンによって違うが、デスクトップは筐体を開いて取り替える。ノートパソコンも底板のHDD取付部の蓋を開けばできる。
但し、メーカによっては、ちょっと複雑な作業をしなければならないモノもある。

 HDDのデータ(内容)をUSB端子を使って、SSDにそっくりインストールする作業(コローンコピーという)が必要になるが、その方法はSSDを買えば、箱に中に説明書が入っているので、それに従ってやれば素人でもできる。

パソコンは使うだけではなく、いろいろと手を入れてみれば、さらに愛着が湧いてくる。

いずれにしても、半導体の値下がり、高性能化の流れは留まることを知らない。
その恩恵は、全世界の人々がスマホなどを通じて享受している。

 20世紀最大の発明であり、人類に貢献した技術のトップに間違いない。

それに比べて、原子力発電や原爆は人類に破壊をもたらす技術だと思う。
科学技術は、ついに原子や電子の応用まで到達したが、同じ原子を扱う技術でありながら、原子核分裂を応用した原爆や原発は原子核を壊すことで巨大なエネルギーを発生させる。原子核分裂は、大きな原子核の方が起こしやすいので、ウラン原子を使う。

一方、半導体技術は主にシリコン原子を主材料に使い、アルミやヒ素やリンなどを加えて、その周辺を回る電子の応用の技術だ。だから原子(原子核)の組成は変わらないので、全く安全な領域の技術と言える。

 どちらも共通することは、原子レベルの話であり、どんな顕微鏡を持ってきても動作は目に見えないこと。量子力学や原子物理学というような理論と実験がその動作を実証する。
 すごい時代だ!




2018年10月15日(月)
パソコンの修理完了!
原因は、バックアップリチュウム電池の不良

 愛用している商品が壊れると、居ても立っても居られない寂しい気分になるものだ。

 今回はデスクトップパソコンが電源を入れて立ち上ってから、しばらくするとマウスのポインターが動かなくなり、画面が固まってしまう症状が頻発した。
 最近は毎回立ち上げる毎にこの症状が起き、イライラしていた。

 10月13日の記事のとおり、冷却ファンモータの羽根(フィン)がどこかに当たるような異常な音が出たので、パソコンの接続コード類をすべてはずし、両側の側板を取り外し、内部を点検した。その作業は下の10月13日の記事のとおり
 
 リチュウム電池CR2032を交換した後、一度もフリーズが起きていないので、これで大丈夫という確信が持てた。
 そこで、取り外したリチュウム電池CR-2032をテスターでチェックした。
 (注;充電できる2次電池のリチュウムイオン電池ではない
 
 やはり、電池としての働きをしないほど容量抜け状態になっていた。開放電圧は2.8V程度あるものの、短絡電流は1.8mAしか流れない状態まで消耗していた。これではバックアップする力がない。

 今回のフリーズの原因はバックアップ用リチュウム電池が経年劣化でへたり、電池の働きをしなくなっていたという結論です。
まあ、予想どおりでした。

 パソコン内部と、電池の場所と、電池の電圧、電流を写真に撮ったので掲載します。
 













































今回の修理の結果、パソコンを動作速度測定ソフトCrystalDiscMark を使って評価した結果を表で示す。
この結果は、素晴らしい数字になっている。
非常に申し分ない動作が確認できる。
バックアップ電池の交換では速くならないので、今回、OSの何か所かの設定を変えたことが、動作速度アップに寄与しているものと思う。

レッツノートN9は、ここをクリックして下さい
このレッツノートでも相当早く快適だ!




2018年10月13日(土)
この厄介者/パソコン
デスクトップPCで、ACコンセントを抜いて放置する場合は要注意!

 1月26日掲載のプチフリーズに引き続き、またまたフリーズが起き始めました。

 正月にSSDをサムスンに交換して、その後順調に9月末頃まで問題なく動作してきたのでフリーズについては、もう全く気にしないでいた。ところが、10月に入ってから、おかしな現象が再び出始めた。

 PCの電源ONでBIOSが正常に立ち上がり、パスワードを入れると、Windowsデスクトップ画面までは正常に出てインターネットエクスプローラ(IE)や、Outlook(アウトルック)が立ち上げるまでは異常なく動作する。その後、URLをクリックしたり、メールを見ていると、マウスが動かなくなり、画面が固まってしまう。

 さて、どうしたものか?
 Google等で、『Windows7 SSD フリーズ』と入力し検索すれば、たくさんの事例が出てくるので、いろいろやってみた。「うまく行ったかな!」と思ってしばらくすると、やはり画面が固まる。原因が特定できない。

 SSDは未だ1年も経っていないので、不良とは思えない。
SSDは半導体メモリーなので、動作したり、しなかったりはしないはず。
しかし、ダメなものはダメ。
今回の場合は、電源を入れた直後は正常に立ち上り、動作する。

 画面が固まると、電源スイッチを長押しして強制終了させるしか方法がない。これを、1、2回繰り返すと、その後は固まらずに正常動作する。だから余計に厄介だ!

 今朝も同様なフリーズが起きた。しばらくして冷却ファンが何かに当たって回るような異常音が聞こえたので、パソコンのすべての結線を外し、PCを机の上に置いて、筐体カバーを外した。この筐体はよくできていて、左右の側板が取り外しできるので中身が丸見えになる。この状態で、CPU冷却ファンと冷却用放熱フィンの一体モノをCPUから外すと、冷却用フィンにごみが溜まっていた。これを掃除機で吸い取り空気がよく通るようにした。CPUと放熱フィンが接する平面に銀ペーストを塗り直して、熱伝導を良くし再度取り付ける。この処理は以前も行ったので、うまくできた。

 この冷却ファンを外した際に、ファンで見えにくかったリチュウム電池(CR-2032)がプリント基板に付いているのを見つけた。

 このパソコンは2014年1月にネットで購入したもので、その後、4年経過している。

 私はパソコンを使わない時はスイッチ付テーブルタップでOFFしている。
だから、AC電源は完全にOFF状態で、ACからスタンバイ電源は供給していないので、クロックやメモリーバックアップはリチュウム電池から供給するようになっている。

 普通、デスクトップPCは、使わない時もACプラグはコンセントに挿したままなので、パソコン電源を切ってもスタンバイ状態になっている。だからリチュウム電池は殆ど電池を消耗しない。私はACを完全にoffしているから、バックアップ電池がへたっていたようだ。
 手元にリチュウム電池CR−2032があったので新品と取り替えた

 これか?

と思い電池を交換、冷却ファンを取付け、筐体カバーを元通り取り付けて外したコード類(HDMI、USBや、インターネットや、マイク・イヤーフォン等)を差しこみ、最後にACプラグを差し込んで、パソコンの電源SWを入れた。

 結果は?

 冷却ファンが何かにすれている音は無くなり、以前の正常なモーター音になった。
画面が立ち上がり、その後、フリーズが起きなくなった。

 今回のフリーズの原因は特定できなかったが、言えることは2つ
 @冷却用ファン、冷却用フィンにごみが付着していた。
   CPUの温度が高くなっていたかもしれない。
 Aリチュウム電池が消耗して、正常にバックアップ機能を果たさなかった。

感じでは、Aの方が主原因だと思う。
その証拠に、しばらく電源を入れた状態では、フリーズが起きなかった。
これは、バックアップ用リチュウム電池の電圧が回復したからだと思われる。

このことは、Google等で調べたが見つからなかったので、この記事を書いた。

 デスクトップパソコンは、ノートパソコンと違い、電源をコンセントから引き抜いて放置すると、バックアップ電池が早く消耗する。これが原因だったのだと思う。

 もし、そういうトラブルが起きれば、是非参考にして頂きたい。
 業務用として、事務所等で使う場合は、パソコンを終了して、ACコンセントはそのままつながっていて生きているはずだから、バックアップ電池は通常なら10年ぐらいは持つはず。

 というトラブルでした。
 




2018年1月26日(金)
またまた、プチフリーズが発生!

 新年早々、またまた同じプチフリーズが発生しました。昨年11月に交換したSSDは以前と全く同じものを買った。  Crucial MX300 512GB。

これは、あまり芸がない買い物だったと反省。
ただし、今回も前回と同様にSSDが壊れたということではなく、フリーズ(固まる)するという現象です。

 CrucialのSSDはネットではベストセラー商品ですからパソコンとの相性だということにしておきます。
 
3度目の正直で、今回はSAMSUNG V-NAND SSD850EVO500GBを買いました。

 SSDは3年保証ですので、新品交換は可能ですが、Crucial512GBは未だ手元に置いています。

 SAMSUNGのSSDも、同様にクローンコピーして、入れ替えました。この作業は特に何の問題もなく、クローンコピーが完了するまで、じっと待つのみです。
 
 正常にクローンコピーが完了後、取り替えてパソコンの電源をONすれば、何事もなかったかのように立ち上がります。

 立ち上り時間やOFF時間は、2社のSSDに殆ど有意差はありません。
 どうやら、このデスクトップパソコンにはSAMSUNGの方が相性がいいようです。
 
 今のところ、SAMSUNGは大変調子よく動作してくれています。
パソコンのお守りも大変です。




2017年11月4日(土)
デスクトップパソコンがプチフリーズを頻発、SSDを交換

 自分のホーム用パソコンとして使用しているデスクトップパソコンが最近、立ち上げて数分経つと画面が固まり、マウスポインターは動かなくなります。
パソコンの仕様は、
  CPU   ;intel i7-4770  3.4GHz 
  メモリー;8GB 
  OS   ;Win7

を入れています。
昨年末に、HDDをSSD Crucial MX300 512GBに交換。
 これを使い出したら、HDDは使えないぐらい電源ONの立ち上がり、OFFが早く快適に使えています。
 
 最近、電源を立ち上げて数分経つと、マウスポインターが動かなくなり、画面が固まって変化しなくなることが頻発するようになりました。理由は不明です。

 この状態から抜け出るためには、電源ボタンを長押しし、強制終了させるしか手がありません。そういうことを、『かなわんなぁ!』と思いながら毎回繰り返していました。

 これは『プチフリーズ』と言われる典型的な症状です。一度、強制終了して、再立ち上げすると、何事もなかったように立ち上がります。半年ほど、そのまま使ってきましたが、やはりこの症状は気持ちが悪く、いつ壊れるか心配になりました。

 『SSDは、このプチフリーズという症状を発生することがしばしばある』とネットなどで情報を得ていましたが、まさか自分のパソコンで起きるとは思っていませんでした。
 他に、レッツノートが2台ありますが2台ともSSD化していますが、こちらはどうもありません。

 SSDは『Crucial』と言うメーカもので、Crucial 512GBをアマゾンで買いまして、USB端子にSSDを接続し、ネットからクローンソフトをダウンロードし、完全コピーを行い、今まで使っていたSSDと新しいSSDを交換しました。
クローンコピーですから、ずぼ換えするだけで、何の設定変更も必要がありません。

 結果は、新しいSSDでは今のところプチフリーズが起きていませんので、まず大丈夫かなと思っています。

 今までのSSDが壊れたということではなく、正常に動作するのですが、SSDはデータのやり取りが非常に高速処理するので、ちょっとしたタイミングのズレで、フリーズを起こすようです。前のSSDには200GB程度のOSやアプリやデータが入っていましたので、これを新しいSSDにクローン転送するには、30分ほどかかりました。
 

 これでしばらく様子見をします。





2017年2月23日(木)
世界はサーバー攻撃に晒されている!
見知らぬメールの添付ファイルは絶対に開かないように!

 インターネットの普及で、『いつでも・どこでも・誰とでもつながる』時代になった。IoT(Internet of Things)は、それを更に便利なものとして進化し続けている。日常生活で、スマホやケイタイなどはなくてはならない最も身近な商品になった。これほど、世界の人が身に付ける商品は他に見当たらない。男女を問わず、年齢を問わずであるから、すごい数だ!

 さて、ネットで全世界につながるということは、つながることを利用して一儲けしようという輩が生じる。それは一昔は個人的な趣味で、セキュリティを破ることに興味を持ち、遊び感覚でやっていた時代があった。いわゆるハッカーたちである。
 
 パソコンのOSやウィルスバスターなどはそういう連中としのぎを削る戦いを続けてきた。その結果、遊び感覚のサイバー攻撃から、次第にエスカレートし、プロのサイバー攻撃集団ができ、それが国家戦略として、相手国の機密情報を入手したり、政治の政局に関係するサイバー攻撃を仕掛けるような、まさにネット戦争が繰り広げられるようになった。先日のアメリカ大統領選挙でも、ロシアがヒラリー陣営に対する中傷めいた攻撃を行ったと報じられている。

 国家機密や官庁もサーバーに入って攻撃することも大変危惧されるが、企業のサーバを攻撃し、そのデータを盗み取る攻撃も時々報じられている。大企業はセキュリティ専門チームを組織し、常にサイバー攻撃から身を守る活動をしている。
 
 そこで、サイバー攻撃集団が最近、目を付けて活動しだしたのが、中小企業のサーバである。社員のメールに着目し、メールを送りつけて、添付ファイルを開かせることで、そのパソコンのファイルを書き換えてしまう。同時に社内のネットにつながっているパソコンにも次々と感染し、社内のすべてのパソコンやサーバーが感染してしまう。

 それを防御するために、社内のネットの入り口にセキュリティ・ルータを設置し、常時、メールの監視、添付ファイルの監視をして、侵入を阻止しようというシステムが注目され、関連商品の販売が急拡大している。

 ファイヤー・ウォールで怪しい添付ファイルを削除するのだが、100%削除できるわけではなく、凡そ97〜98%程度の削除が可能だそうだ。セキュリティ機器の会社は24時間ネットを監視して、次々と発生する新種のヴィールスのワクチンソフトを開発しては、ネットを通じて各ユーザに設置されたセキュリティ・ルータのソフトの書き換えを行いバァージョンアップを続けている。まさに『際限ない戦い』になっている。

 今日は、勤務先で宝情報という会社に来て頂き、セキュリティ・ルータの説明会を聞いた。この会社はイスラエル製のセキュリティ・ルータとヴィールス・ソフトの日本特約元として急成長している。それほど、最近、中小企業を狙ったサイバー攻撃が増えているということだ。

 もし、感染するとどうなるのか? 一例を示すと
 送られてきたメールの添付(圧縮ファイルの場合が多い)ファイルをクリックしてしまうと、瞬時にパソコン内のファイルを書き換えて、アイコンが代わり、開けないようになってしまう。
 次にパソコン画面に、『この状況を元に戻したい場合は、指定した振込先に2ビットコインを納めなさい』と言うメッセージが表示される。2ビットコインは7〜8千円ぐらいだそうだ。これは海外のハッカーの場合で、他にいろんな指示や要求の仕方がある。
 要求額を銀行や郵便局から振込すると、ファイルが復旧する場合もあるが、100%元通りになるとは限らないそうだ。
 
 IT時代には、その便利さを悪用して、一儲けしようという輩がたくさんいる。
 それに引っかからないように、見知らぬメールが送られてきて、添付ファイルが付いている場合は開かずにそのまま、メールごと削除してしまうこと!。
 
 最近、小生宛にも、それらしきメールが頻繁に届くようになった。小生はeonetとヴィールス駆除契約をしているので、eonetサイドで、ヴィールスの削除をしてもらっているはずになっているが、それをすり抜けて入ってきているらしい。

 具体的なメールの文面を紹介すると、
 @お申し込みの商品の宅急便の発送をしましたので、発送内容の詳しい確認は
   添付ファイルを開いて確認して下さい。
 Aあなたの口座に***円を振り込みましたので、添付ファイルを確認して下さい。
というような感じの文面です。すぐ開いてしまうような気をそそる文面になっています。常に、メールを見る際は、記憶にないことや、お金がもらえるとか、儲かるとか、あなたが当選者ですというような表現があれば削除することです。
必ず(圧縮された)添付ファイルが着いています。
 この添付ファイルをクリックする(開く)ことで、ヴィールスが活動開始します。

 すべて自己責任で防御するしかありませんので、甘い誘い文面の添付ファイルは絶対に開かないことです。

 もし、誤って開いてしまった場合は、上記のように『金を支払え』と言う脅しや、要求文になります。パソコンのキーは全く受け付けません。

 復旧の仕方は?
 そうなると、最後の手段は、パソコンを強制終了し、電源を入れ、再立ち上げ中にBIOSを開いて、HDDのフォーマットを実行して、OSからインストールし直すか、またはリカバリーDVDなどがあれば、それで工場出荷状態に戻すことです。

 HDDのフォーマットをすれば、今まで使ってきたアプリケーションソフトも、他のすべてのファイルが消去されますので、HDDをフォーマットし、OSをインストールしたあと、アプリケーションソフトをインストールすることになります。

 もちろん、アプリケーションソフトに入れた各データは消去してしまいますので、バックアップを取っていない場合は手元にデータが無くなります。これは最悪の場合です。

 ですから、出来れば、重要なデータ(写真なども含め)は時々、別の外付けHDD(USB端子付き)などでバックアップしておけば、そのデータは復活できます。

 ただし、外付けHDDも、パソコンにつなぎっぱなしの場合はパソコンが感染すれば、外付けのHDDも感染するかもしれませんので、USB端子でつないでいる場合は、バックアップ時だけつないで、いつもは外しておけば安心ですね。

 世界のサイバー攻撃が地球規模でどのように行われているか? リアルタイムで見えるサイトがあります。下記のURLをクリックして下さい。世界地図が表示され、どこかの国から、ある国の都市に線が伸びます。これは攻撃元と攻撃相手(ターゲット)を表示しているのです。これが現状です。一日で数百万件の攻撃が実行されています。

 サイトは、  https://threatmap.checkpoint.com/ThreatPortal/livemap.html

です。このサイトはヴィールス感染などのは問題ありません。
開くと、リアルタイムで常時ネットにつながります。
読込に少し、時間がかかる場合がありますので、動作表示が開始するまでしばらく待ってください。
 見ていると、何か楽しい画面ですが、恐ろしく頻繁に攻撃が実行されていますよ。

 くれぐれも、見知らぬメールの添付ファイルを開く際は注意して下さい。




2016年1月13日
Windows10へのバージョンアップ時は注意!

   明けましておめでとうございます。

 お正月も、10日を過ぎれば新年のご挨拶も何か白々しいような気もします。
今年の正月は、本当に穏やかで、暖かく近年にない3ヶ日でした。
 
 毎年、元旦に近所の星田妙見宮に初詣することにしています。
元旦のページで、その様子はアップしていますので、ご覧頂いたことと思います。

 お正月休み中、勤めている会社の新聞の編集作業をしていましたところ、プログラムが途中でしばしば停止します。
 使っている編集用ソフトは、家庭用と言える簡単なDTP(デスクトップパブリッシング)ができる「パーソナル編集長」というもので、「筆まめ」で有名なクレオというアプリケーションソフトを販売している会社のものです。

 今まで、3年間ほどこれを使ってきましたが、特に問題なく使い熟してきました。
ところが、今回、編集中に、『Windowsが停止しました』というメッセージが画面に出て、パソコンが動作停止してしまいます。
 
 仕方なく、OKボタンを押すと、それまで作業を進めてきた記事が以前の状態に戻ってしまいます。2、3時間集中して作業してきた内容が元に戻るとなると、がっかりすると同時に頭にきます。

 そこで、編集作業中に頻繁に保存ボタンを押しながら、作業を進めました。ソフトには、自動保存のチェックボックスがあり、そこに1分毎(これ以上は短くできない)と設定して、かつ、手動で保存を繰り返し、何とか編集作業をやりあげました。

 さてさて、今まで長年、このパソコンと、このアプリソフトで編集作業をしてきたのですが、なぜ、こういう不安定な動作をするようになったのか、その理由を考えてみました。
何かの条件が以前と変わったのです。何かな?

 デジタル機器やデジタルソフトは、ちょっとでも設定や、一文字でも変わると、動作しなくなります。その点、アナログ機器は条件が変わっても一応の動作はします。たとえば、音の場合は音量が小さくなったり、歪んだりしますが、音は何とか出てきます。
この辺の動作の仕方の違いが、デジタルとアナログの大きな違いと言えます。

 さて、以前と何が変わったのか? です。
 
 パソコンのOSは以前は、Windows7 Home Premium 64ビットを使っていました。
最近、インターネットにつなぐと、マイクロソフトから頻繁に画面上にWindows10にアップグレードするように促す表示が出ます。これは皆さんも気づかれていると思います。

 私が、今使っているパソコンは、デスクトップが1台(超高速動作品で作業用)、それと
ノートブックが3台あります。

 ノートは、レッツノートCF-N9(14インチ)が1台、レッツノートCF-B10(15インチ横長)が1台、ASUS UltraBook(15インチ横長)が1台の計3台が手元にあります。
 
 この内、CF-N9とASUSはすでにWindows10にアップグレードしました。
その後、特に問題なく使用できていますので、Windows10もなかなかのものだと気をよくして使っていました。
 
 ノートPCでは特に問題が見当たりませんので、デスクトップPCもWin10に変えようと決心し、11月初め頃だったと思いますが、Win10にバージョンアップしました。
 バージョンアップ自体は、ノートPCでもやりましたので、問題なくスムーズに完了し、一応全部のソフトが立ち上がり、正常動作することを確認しました。よしよしという状態でした。

 ところが、『パーソナル編集長』で新聞の編集作業中に、Windowsが動作停止という状態が頻繁に起きました。
 この新聞は年に3回発行しますので、11月初め頃に、Win10にバージョンアップした時はその編集作業の仕事がなかったので、このソフトを使うこともなかったのです。一応、編集長の画面が立ち上がり、正常に表示されるところまでは確認していました。しかし、新聞の作成のような実際の入力はしていませんでした。これが確認漏れでした。

 この発売元であるクレオのホームページで調べてみますと、私が使っていた「パーソナル編集長」は以前のもので、バージョン8でした。
現在の一番新しいのは、バージョン11になっています。

 Windows10に、バージョン8は対応できていませんということでした。
しかし、バージョン8はWindows7には対応しているので、以前はこの組み合わせで正常動作していたのです。このことが分かりました。

 それなら、Windows10を元のWindows7に戻そうと思ったのですが、バージョンアップして1か月間(31日以内)なら、元に戻せるようになっていますが、31日間を過ぎると、古いWindowsのプログラムは完全に削除されてしまい、元に戻せないことが分かりました。
 
 この訳は、古いバージョンをそのままハードディスク上に保存すると、大きな容量を食いますので、ハードディスク容量を軽くするために、Wondows10で1か月使用して、慣れてよろしければ削除するというわけです。これはこれで理屈としては納得できます。
 要は、私の場合はもうその猶予期限が過ぎてしまったので、復帰させるWindows7がハードディスクから削除されたのです。もう元には戻せません。

 そこで、Windows10に対応しているという『パーソナル編集長』バージョン11を仕方なく買いました。商品箱には、バージョン11は、Windows10に対応と明記しています。
 これをインストールしたので、問題が解決したと思いましたが、新しいバージョン11でも同様の症状が出て、途中で『Windowsの動作が停止しました』という表示が出ます。

 そこで、発売元のクレオに電話しましたところ、受け付けは自動応答で、「お客様の会話を品質向上のため録音させて頂いています」というお決まりのアナウンスと同時に、「この通話には、23秒毎に10円の費用が掛かります」というアナウンスがありました。
 
 仕方なく、電話代を気にしながら、手短に症状を伝えましたところ、相手の女性からあまり要領を得ない返事で、Windowsのアカウントを別の新しいものに変えてみて下さいということでしたので、それをやってもダメでした。やり方がまずかったのかもしれません。
 これ以上、長々と電話で話しても、ラチがあかないのと、電話代はこちら持ちという条件ですので、途中で切りました。

 結局、対策は、パソコンのOSを元のWindows7に戻す羽目になりました。
 Windows7は手元にDVD正規版のものがありますので、インストール自体は全く問題はないのですが、クリーンインストールになりますので、すべてのデータ、ドライバー、ID、パスワードなどをコピーを取らないと元に戻りません。その作業に正月休みを使い切りました。

 一番苦労したのは、アプリケーションをインストールすると、必ず製品番号、ID番号、以前登録したパスワードなどを聞いてきますが、全部事前にメモをとっておいたつもりが一部、取り忘れていたりして、苦労しました。

 結局、最後までうまくゆかず、やっとつながったのは、このホームページビルダーです。
そういうわけで、お正月の1月1日付けの記事は、OSがWindows10の状態で書けたのですが、その後、OSをWindows7に戻したため、設定がうまくゆかずやっとホームページがサーバにつながったので、その思いをまとめました。

 そういうわけでマイクロソフトから、頻繁にWindows8や、7からWindows10にアップグレードをするように促されますが、使っているアプリソフトによっては、Windows10で正常に動作しないものがあることが分かりました。

 何が引っかかって動作が途中で停止したのか原因は分かりませんが、一つ気にかかることは、『パーソナル編集長』バージョン11と、Windouws10の64ビット版との相性の問題かもしれません。

 ひょっとすれば、Windows10 32ビット版をインストールすれば、問題が起きなかった可能もあります。そのことはWindows10の32ビット版をインストールして動作を確認すれば分かりますが、もうこりごりです。

 普通の作業をする方は64ビット版を入れるより、32ビット版のWindowsを使う方が安定して動作するようですので、こちらを推奨します。

 64ビット版は科学計算や、高速のゲームマシーンソフトを動かすには適しているようですが、我々のような作業レベルでは、32ビット版の方がベターと言えます。

 肩のこる話で恐縮でしたが、Windows8や、7から、Windows10にバージョンアップしようと考えている方は、上のようなことが起こり得ることを覚悟の上で行って下さい。
 バージョンアップした後で不都合があれば、元のWin8や7のバージョンに簡単に戻せますが、その期間は31日間ということです。

 それが過ぎると、小生のように、一からクリーンインストールする羽目になります。

 
 画面上に、旗マーク(旗のアイコン)が表示され、そこをクリックすると、Win10へのアップグレードを促されます。

 この表示が知らぬ間に、現れていると思います。
 もし、このマークがめづらになる場合は、表示をしなくすることができます。旗マークが表示されているツールバーの空いているところを右クリックすると、四角の枠が表示され、その一番下にプロパティがあります。これを左クリックすると、タスクバーとスタートメニューのプロパティという枠が表示されます。左上の表示がタスクバーになっていることを確認し、その真ん中辺に通知領域という欄があり、その中にカスタマイズ(C)というボタンがあります。これを左クリックすると、タスクバーに表示するアイコンと通知の選択という表示の枠の中に、GWX(Windows10を入手する)の右側の箱の右隅の三角のプルダウンをクリックし、
その中から、アイコンと通知を非表示を選びます。
左下の□タスクバーに常にすべてのアイコンと通知を表示するにはチェックを入れないこと。そしてOKをクリックすれば、タスクバーのWin10の旗マークは表示されません。
自己責任でやってみて下さい。これで、わずらわしさが解消できます。

以上、ご参考まで。






2014年6月21日(土)
ノートパソコンのSSD換装作業

 パソコンは必要に応じて? いや思い立った時に適当に処分したり、買ったり
している。 今は最強CPUと言えるintel i7 4770 3.4GHz 4コア 8スレッドを積んだデスクトップ高速マシーンを使っている。これは動作がすこぶる早く、本当にどんな作業もサクサクできるので助かる。以前のデスクトップはただ今、バックアップとして保管中。

 さて、『ノートパソコンは?』と言うと、ASUSのZenbookを入手して使ってみたが、超薄型で格好が良くて、このホームページでも紹介したが、残念なことにキーの一つが動作不安定になり、キー入力が時々ミスし、うまく働かないことに気づいたので、早々にオークションで処分した。

 その代り、同じASUSの『Ultra Book』と言う15インチ液晶のものに買い替えた。どちらも、CPUはintel i7ノートなので、速さに変わりがなく快適なのだが、『Ultra book』の方は2kg以上あり、大きくてとてもカバンに入れて持ち運べるものではない。(右側に10キー付のためサイズが大きい。)
 これを今はデスクトップのサイドにおいて、メールを見たり、アマチュア無線用交信ソフト(Turbo Hamlog)を入れて、交信記録用に使っている。
 
 最近、電車通勤時に当たり前の光景になったが、朝のラッシュアワー時でも乗ると、すぐスマホに向かって何か作業をしている人が沢山居る。
 座っている人の内、何人がスマホをやっているか数えると、JRの電車の長椅子7人掛けに6人座って、大きな顔をしてスマホに興じている人は4人はいる。6割から7割の人がスマホをやっていることになる。
 
 それも老若男女で、若い人ばかりと言えない状況である。この光景を見ていると“日本は平和だなぁ!”とつくづく思う。
 それにしても、何に興じているのだろう?と、時々スマホを覗いてみると、ほとんどの人はゲームをやっている。大昔のゲームセンターにあったブロック崩しのようなものが多いようだが、いろんなゲームがあるらしい。
 小生は全くその方に関心がないので、見て見ぬふりをしている。この状況が続けば、一億総白雉化するのではないか?

 しかし、この現象は日本だけではないらしい。最近、中国の地下鉄車内が静かになったという話を南通市に在住している知人に聞いた。中国の新聞にも紹介されているが、『低頭族』と呼ぶらしい。顔をスマホに向け集中しているから、どうしても頭が下がる。電車内は特に問題はないとしても、道路を歩きながらやっている人が沢山いる。車の運転中の携帯の使用は厳しく取り締まられているので、大っぴらにはやっていないが、中にはケイタイを使いながら運転している人をまだ見かける。

 話は横道にそれたので、元に戻そう。
小生はスマホはやらないので、タブレットを買ってみた。家のインターネットはeo光なので、eonetからタブレット端末を買った。自宅やホテルや駅などではWiFiでインターネットにつながるが、スマホのように全国津々浦々どこでもつながるようにしようと思うと、WiFi端末が別に要るので、それが月2500円前後かかる。歩きながら、屋外のどこでもつながるというニーズがないので、余計なネット費用は払わないようにしている。
 
 このタブレット端末は使ってみて、あまりいいなあ!と思わない。ノートパソコンと比べると、キー入力は液晶画面にタッチすることになるし、動作は今一、遅い。内蔵のデジカメの性能はそこそこ使い物になる。

 カバンに入れて持ち歩くには、軽くて薄いので嵩張らない。そういう面ではよくできている。ガラケイ⇒スマホ⇒タブレット⇒ノートパソコン⇒デスクトップパソコンと、デジタル機器はつながっている。
 
 アップルのi-phone、i-padという戦略が大きな潮流を引き起こした。スマホは数十億台も世界中で使われている。
 今まで、一つの商品でこれだけたくさん普及したものはない。その製造の先端を走るのがSAMSUNGである。

 またまた、話が逸れたので戻る。
タブレット端末は今一と申し上げたが、小生は軽くてサクサクと動作するノートパソコンが一番自分に合っている。
 そこで、またまた、レッツノートが欲しくなり、Yahooオークションで入手した。CF-N9と言う品番で、CPUはintel i5を搭載したもの。重量は1.2Kgと軽く、電池は中古品でありながら連続8時間ほどは持つようだ。

 問題は液晶画面の綺麗さだが、以前のレッツノートは数千時間使うと、画面が黄色っぽく、かつ暗くなるという弱点があった。これはバックライトに使っている蛍光管(太さは鉛筆の芯ほどの超細い管)の寿命からくるものだ。
どのメーカのものも同じ現象が起きたが、レッツノートは黄色味がかってくるという独特の癖があった。

 最近の液晶画面のバックライトはLEDに代わったので、明るさや寿命は飛躍的に改善し、レッツノートの欠点もなくなった。
 手に入れたCF-N9は外観的にはそれなりの使用感があり、筐体には擦れや傷がある。これは全く性能に影響はないので、少し我慢すればいい。

 液晶画面は明るさ調整を最大にすると、とても見続けることができないほど明るくなる。明るさ調整目盛の半分ほどで、今までのものより明るく、かつ色もきれいだ。性能的にはCorei5を積んでいるので、結構速い。これをもっと速くして使いたいと思い、以前、このページや他のページで紹介したハードディスクHDDをSSDに入れ替えることにした。SSDはソリッド・ステート・ドライブの略で、HDDに匹敵するような大容量の半導体メモリーが内蔵されたドライブである。

 半導体メモリーはムーアの法則で、日に日に安くなり、今や、32GBのSDカードは2000円を切り、1800円ほどで入手できるようになった。以前は数万円した。

 半導体メモリーの極端な価格ダウンの結果、SSDが手が届くところまで下がってきた。今回は最先端半導体メモリーである16ナノプロセスを使って製造したメモリーを数個並べて構成したSSDで、Crucial MX100 256GBを買ってHDDをSSDに換装した。価格は13,000円弱。
 (2018年10月現在では、256GB品で、7000円〜8000円程度)

 さて、問題はこれからだ!
 HDDをSSDに入れ替える作業(換装と呼ぶ)は今まで、6台ほど手がけているので、簡単にできると思っていた。
 レッツノートの初期の商品はHDDを取り出すには、パソコンの上下のカバー(筐体)を締め付けている30個余りのビスを取り外し、キーボードをめくって、完全にバラして、やっと取り出すことができるという大変厄介な構造になっていた。

 多分、その当時の究極の軽さ、薄さを満たすため、こういう複雑な設計になったのだろう。最近は電子部品が集積化し、さらに超小型になり、部品点数が減り、筐体の構造設計も随分楽になった。そのためか、手に入れたCF-N9は何と、裏の2本のビスを外すだけでHDDが取り出せる。HDDをつないでいるフレキシブルプリント端子を注意して外せば、HDDは取り出せる。あっという間に作業終了する。後は、SSDをHDDの元の場所に挿入し、端子板をはめればいい。

 そう考えてやってみた。構造的にはそのとおりで実に簡単な作業になった。
 しかし、そうは問屋が下ろさなかった。
それは、HDDに収納されているWindows7(OS)や、その他のアプリケーションソフトを丸ごとSSDに入れなければ動作しない。

 そこで、SSD換装作業に入る前に、ソフトの引っ越しと言うか、丸ごとコピーをしてSSDにHDDのそっくりさんを造る作業が要る。

 ここで難儀をすることになった。
HDDの内容と全く同じものをコピーする作業は『クローンコピー』 という。
『クローン』とはそっくりのものと言う意味で、遺伝子操作などでクローン羊が生まれたという話があった。あのクローンである。

 クローンコピーするためのソフトはインターネット上にたくさん出回っており、無償のものや、有償のものなどいろいろある。

 まず、以前使ってうまくいったAcronis True Image と言うソフトをダウンロードし、クローンコピーしようと試みたが、途中から止まってしまう羽目になった。

 他のクローンコピーのソフトとして、Easeus Todo Backupやその他のアプリも使って見たがうまく行かない。
 いろいろやっている内に、分かったことは『書き込み先ディスクと読み込み元ディスクのセクターサイズが一致していません』というメッセージが出ていることに気付いた。
 
 ここから先はパソコンの専門的なことになるので、SSDを買った日本橋のパソコン工房に電話で聞いてみたが、らちが明かない。電話代は23秒ごとに10円要りますのアナウンスがあったので途中で切った。
 ここのサービスセンターはあまりあてにならないように感じた。

 以前に6台もSSD換装作業をして成功し、こういう表示が出たことがないので、ここで作業はストップしてしまった。
 Crucialのホームページを調べると、『この表示が出れば、現状で問題解決に手はない。その内に技術の進化で解決されるかも知れない』とつれない表現だ。
 Crucial の製品の問題かもしれないので、手元にあった少し古いインテル製のSSD使い、同じ処理してみたが、同じ表示が出る。

 この原因をごく簡単に書くと、今までのパソコンのHDDはセクターと言う区切りの情報単位が512ビットになっていたが、最近(この数年前から)は部品の性能が向上したので、1セクタ領域を512×8=4096ビットに拡大し、性能の向上を図ったということが分かった。
 
 今回買った最新のCrucialのSSDはこの新規格に準拠したもので、パソコンに入っているHDDは古い規格のものだった。原因は分かったが、どう対応したらいいか分からない。
 それで、『あれでもダメ、これでもダメ』と2日間取り組んだ。
 デジタル機器は規格通りにやらないと、一字違いでも全く受け付けない。
 デジタル機器はそういう面では大変連れない相手である。

 解決策を見出した!! インターネットは何でも解決策を提供してくれる!

 OSはWindows 7を入れていた。
 Windows7はクローンコピーのアプリソフトを使う必要がなく、クローンイメージを造ることができるようになっていた。
 その方法をご紹介する。
 @Windows 7を立ち上げる
 Aすべてのプログラムを開く
 Bその中のメンテナンスを開く
 C『システム修復ディスクの作成』と『バックアップと復元』の項目に従い処理
   すれば、問題は完全に解決した。


 もう少し、具体的に書くと、
 @USBタイプのHDDを用意する。これをUSBにつなぐ。
   その後で、『バックアップと復元』をクリックし、外部HDDに内部のHDDの
   内容をコピーする。この作業は完全コピーするので相当時間がかかる。
   30分から1時間程度必要? 完了まで待つ。
 A次に、新品のCDまたはDVDをディスクドライブに入れて、リカバリー
   (立ち上げ)用の修復ディスクを作成する。
表示に従って進めば、すべてやってくれる。

 これで、外付けのクローンコピーしたHDDと、立ち上げ用CD(またはDVD)が準備できた。
 次はいよいよ、パソコンからHDDを取り出す。そしてデータが入っていない空のSSDに交換する。USB端子に、外部ディスクドライブ(先ほどつくったCDまたはDVDを入れたもの)を接続し、パソコンの電源を入れる。
 リブートと言う動作で、ディスクドライブから情報を読み込む。
その後、準備した外付けHDDをUSB端子につなぐと、HDDからSDDに転送が始まる。終わるまで数十分かかる。
 
 これで、以前のHDDの内容がすべてSDDに換装できた。

 CF-N9は軽量化のため、ディスクドライブ(CD、DVD)がないタイプなので、USBにつなぐディスクドライブを使用したが、内蔵タイプならそれを使えばいい。
ただし、HDDを外部にイメージコピーする際は、容量に余裕がある外部HDDを使う必要がある。

下の画面はパソコンの性能試験ソフトである『CrystalDiskMark』で行ったテスト結果。各項目の数値が大幅に大きくなっていることが分かる。

 
  元の状態(HDD装着時)           SSD換装後

 電源ON時の立ち上がりは20秒弱になり、OFF時は10秒ほどになり超快速ノートパソコンに生まれ替わった。

 いい勉強になりました。
これはOSがWindows7だったからできたことです。
WinXPはその機能はありません。念のため。




2014年4月9日(水)
WindowsXPサポート終了。何が起きるのでしょうか?

 世の中には、いろいろな人が住んでいる。自分は健康に注意しているから今まで、年一度の定期健康診断や人間ドックに行ったことがない。でも全く元気で、達者で暮らせている。大変結構なことだと思う。逆に毎年、定期的に人間ドックを受診して、医者から注意される数値に対して気をもんで、食事に気を遣ったり、運動のため歩いたり、スイミングに通う人も多い。人それぞれの生活を送っている。
 
 人間ドックをきちっと受けているから、ガンにかからないとか、病気にならないという保証は全くと言ってない。しかし、体の変化や、初期の病気の発見ができる可能性が高い。そういう意味では、早く悪い兆候を知るためである。

 いよいよ、今日、WindowsXPのサポートが終了する日が来た。いったい何が起きるのかと、ネット上やパソコン雑誌などで記事が沢山載っていて、大変気にかかることである。2月24日にもこのサポート終了という意味について述べたので、今日は少し違った角度から書いてみたい。
色んな記事が紹介されている中で、興味深く読んだものを二つ紹介する。

 一つは、マイクロソフト社はWindows8等への移行を奨励していますが、下記の理由で我々日本だけがWindows8などに移行しても、ウイルス感染の脅威は無くならないと言われていることです。
その背景は、
 ●アメリカは州警察もXPを使い続けている。
 ●中国はそもそも海賊版XPを使い続けているし、その海賊版のサポート市場が
  巨大で成熟している。
  だから、マイクロソフトは中国に関しては管理のしようがないと対応を諦めた。
 ●タイ初め東南アジアでは、海賊版OSが非常に多い。
  OS無しのパソコンが店頭の50%以上を占めている。
 ●アフリカ含む後進国は、9割がXPやそれより前のバージョンを使い続ける。
インターネットはバケツリレー式につながっているから、地球のごく一部(日本)が大騒ぎをしてもほとんど意味がない。
地球上全てのXP機が無くならない限り、ウイルス感染の脅威は残る。全てはネットで繋がっているからという言い分。  なるほど頷ける!と思いますか?
信じる、信じない、は貴方の自由です。

 もう一つの言い分は、少し長くなりますが、紹介します。
修正プログラムがリリースされなくなる以上、サポートが終了する前から気をつけていたこと以外に気をつけられることはありません。。

 ●これから発見される脆弱性には対応できない
 できることと言えば、ウイルス対策ソフトのパターンを最新に保って、EMET(Enhanced Mitigation Experience Toolkit、マイクロソフトが提供する「攻撃緩和」ツール)をインストールするくらいです。
でも、ウイルス対策ソフトのパターンファイルを最新に保っても、100%検知してブロックすることは不可能というのは周知の事実です。
「新型ヴィールスの54%は対策ソフトで検知できず――NTTグループが分析」
EMETをインストール(インストール可なのはSP3以降)したとしても、ヴィールス排除能力は、Windows 7以降にインストールするのと比べて歴然とした差があります。
 平たく言うと、XP + EMETと、新しいWindows OS + EMETとを比較するした場合、前者のほうが防御機能を回避できる余地が多分にあるということです。
これから発見されるであろう脆弱性への攻撃を緩和することが満足にできないわけです。

 ●XPを使い続けるのは健康保険を持たない生活のようなもの
 Windows XPをこれからも使い続けることは、ちょっとたとえは悪いかもしれませんが「健康保険を持たずに生活すること」に近いと言えます。
 いくら病気にならないように健康的な生活を心がけても人間は病気になってしまいます。健康保険がなければ気が遠くなるような金額を支払うことになる可能性もあります。実費を支払うことにためらいを感じて病院に行かず、だましだまし生活をしていたら取り返しのつかない状態になり、最悪の場合死んでしまいます。
 これをコンピュータで言うとウイルスに感染し、データが破壊されたり盗み出されたりするということになります。
 選択としては、
 ・サポートが切れる前、最悪、切れて間もなくにサポートが継続しているOSに乗り  換える手間とお金をかける、払う。
  パソコンから、タブレットなどにするという選択肢もあります
 ・不幸にも被害にあったときは諦める。
の二択です。もちろん、後者の選択肢を選んだ場合は、どんなにお金や手間をかけても補えない可能性もあります。たとえで言った「死」が待っているかもしれません。

 とはいえ、そういったことが必ず起きるとも言い切れません。
Windows XPを使い続けたからといって、100%大変なことになるとは限りません。
だから、厄介なのです。
さまざまな理由から乗り換えられない人は、たくさんいると思います。

 今、お金と手間をかけるか、何かあったときにお金と手間をかけるかです。
繰り返しになりますが、後者は取り返しがつかない可能性があるということです。
また、他の人にも迷惑をかけることにもなります。

 Windows XPを使い続けるためには、この事実を踏まえた上での「覚悟」なのだと思います。 後悔先に立たずです。

 パソコンを業務や趣味で活用している人は、早く最新のパソコンに入れ替えることをお勧めします。その理由は、
@最新のパソコンは安くなったこと
A新しいOSであるWindows8や8.1が搭載されているので安心。
B高性能で、使っていて動作が早く、気持ちがいい。仕事がはかどる。
ということです。





2014年2月24日(月)
WindowsXPのサポート終了の意味と対応

 大変なことになった?
使いやすく、使い慣れていたパソコンのOSであるWindowsXPのサポートがこの4月9日をもって打ち切られる、終了となる。
通常、パソコンを使う上では全く今までどおり使えるという意味では何ら問題はない。 何が問題なのか? マイクロソフトのウェブ上の発表を紹介します。
内容は以下の通り。
 ***************************************************************

 企業でも人でも多くの利用者がいる好評だったXPがなぜ終了するの?
 Windows XP および Office 2003 を長くご利用いただきありがとうございます。
両製品は優れた製品でしたが、10 年以上前に製品が発売された後も、技術はさまざまなニーズに対応するため進化し続けてきました。その間、セキュリティの脅威は変化し続けていると言わざるをえません。

今、Windows XPを利用頂いているお客様には、大幅に進化したセキュリティ機能、モバイルスタイル、より高い生産性やより効率的なTCO などの利点などを考慮いただき、最新環境への移行を検討いただきたいと考えています。


■XPをそのまま使った場合、どうなるの?
 マイクロソフトでは、製品の発売以降に発見されたプログラムの不具合やセキュリティ上の問題点 (脆弱性) を修正するため、セキュリティ更新プログラムを提供してきました。ウイルスやスパイウェアなどの悪質なプログラムは、こうした脆弱性を利用するため、コンピューターを保護するためには、セキュリティ更新プログラムを常に最新のものにインストールすることが重要です。
4 月 9 日 以降、このセキュリティ更新をせず PC を利用し続けることは、PC の脆弱性をそのままで使用し続けることになり、セキュリティ上、危険な状態になります。


■マイクロソフトのサポートに対する考え方は?
 製品発売後、メイン サポートでは、最低 5 年間すべてのサポートが提供されます。
次の延長サポートでは、最低 5年間セキュリティ更新プログラムと、有償/無償のサポートは提供されます。延長サポートが終了するとすべてのサポートが終了します。


■次は、Windows Vista や Office 2007 も終了になるの?
 Windows Vista、および Microsoft Office 2007 は、引き続きサポートをご利用いただけますが、Windows Vista、Office 2007 とも、2012 年 4月10日に既にメインサポートフェーズが終了しており、延長サポートフェーズも2017年 4月には終了する見込みです。今のうちから最新の PC 環境への移行をご検討ください。

■サポート終了後も、セキュリティ対策ソフトをインストールしていれば安全ではないでしょうか?
 Windows XP 発売当時の 2001年と現在を比較すると、セキュリティ上の脅威も高度化しており、更新プログラムの適用、マルウェア対策をはじめとするさまざまな防御策が必要で、セキュリティ対策ソフトだけで対応していくことは困難な状況と考えます。
このため、開発段階からセキュリティを念頭に置き、構造的にもセキュアになっていることに加え、モバイル ワークスタイルや生産性の向上、マルチデバイスへの対応など利便性も向上している最新環境への移行の検討をお勧めしています。

要は、
@マイクロソフトはOSを開発して、5年間は責任をもって改良や対策をする。
Aその後、さらに5年間はメーカ責任としてセキュリティなどの問題があれば都度
  対応する。
BOSを開発して、5年〜10年経つと、技術進歩が激しく、OSの使い勝手やハードと
  の関係で新しいソフトにした方がいろんな面でお客様のためになる。
C外部からのセキュリティ妨害レベルも上がり、古い考え方のOSでは、ソフトの構造  上、セキュリティ対策に限界がある。
Cだから、10年でサポートを打ち切り、ユーザには新しいOSに移行してもらいたい。
ということだ。

 これには『本音と建前」があり、建前はそういうことだ。しかし本音は、いつまでも同じOSを使われると、商品(OSというソフト)が売れないので、そういう建前を打ち出して、切り替えを促進しようとしている。
 
 自分の責任で、今までのWindows XPを使い続けたい人はそのまま使えばいい。
ただし、ヴィールスに犯される危険性が高まることは覚悟しなければならない。
自己責任でやればいいだけのこと。


 確かに、10年という歳月は、デジタル半導体の分野ではとてつもない技術進化を遂げる時間の長さになる。『ムーアの法則』で、『半導体素子の集積度は2年半で2倍になる』という進化を遂げる部品であり、10年間ではなんと16倍の集積度になり、10年前のパソコンとは比較にならない高性能化が進み、高速処理ができるようになる。そのハード側の高性能、高速性を生かしたソフトウェアを組み込むとパソコンの性能は各段によくなる。

 パソコンはハードウェアとソフトウェアの相乗作用で動いているので、10年前のOSであったWindowsXPがいくら当時の素晴らしいヒット商品であったとしても、考えようによっては、もう古臭いソフトと言えるのだろう。

 Win XPの次に出たWin VistaというOSは大変動きが遅くて使いづらいもので不評であった。その後のWindows7はVistaの欠点を改善し、大変使いやすく高速動作するOSであった。
 このWindows7(2007年発売)も発売後10年、2017年にサポート終了となるとアナウンスされている。現在はWindows8または8.1になったが、これはあまり使い勝手がよくないように思う。今はWin7が一番使いやすい。

 マイクロソフトはパソコンOSでは一世を風靡した。ビルゲイツは個人資産が70兆円を上ると言われた。一国の国家予算並みの資産を一人で手に入れた。億万長者どころではない。桁違いに大きな資産だ。
 
 その常勝ソフトメーカであったマイクロソフトが今、苦戦している。
それは、商品がパソコン中心から、スマホやiPadなどのモバイル、タブレット端末に中心が移ってきたため、パソコンはオフィスユーズが中心となり、パーソナルユーズで圧倒的に数が売れる商品はスマホになった。このスマホのOSはマイクロソフト社が出遅れて、挽回策が打てていない。言わば置いてきぼりを食った形になっている。
スマホのOSにはアンドロイドが78%、アップルのiOSが17.6%、その他となっている。その他の数%の中に、WindowsPhoneが3%、そして最近増加してきたのがFF(FireFox)というOSが1.3%になっている。

 パソコンのOSの巨人だったマイクロソフト社ですら、時代の流れの中で、スマホの時代の到来を読み切れなかったためアンドロイドにしてやられた。ちなみに、このアンドロイドというOSはGoogle社のもので、iOSはアップル社製のもの。
 マイクロソフトはWindowsPhoneで巻き返しを期しているが、今のところ3%シェアに留まっている。ここにも盛者必衰の姿がちらついている。

 こういう動きを見ていると、世の中に『絶対』または『永遠の盛者(勝者)』ということはあり得ないようだ!。
 アメリカが1930年〜50年代に繁栄を謳歌し世界のリーダに君臨した。その後、日本が頑張って“Japan is No.1”と言われる時代を迎えた。そして、今、日本は韓国や中国の後塵を拝するような姿になっている。
 国力の盛衰を見ても、このように成長する国と、停滞する国と、衰退する国がある。同様に企業にも言える。そして、商品にも同様なことが言える。言い換えれば、どういう立場にいても、悲観することはない!
 しっかり頑張れば、新しい芽を出させ、その芽が時代に適応しているならば、大きく成長ができることを示している。
 
 もう一つ、事例を挙げるなら、かつてのSONYのウォークマンは一世を風靡した。
その圧倒的な商品力、品揃えのウォークマンがあっという間にiPodに入れ替わった。カセットテープを使ったアナログ商品であったウォークマンから、IC音楽再生機であるiPodになった。
 iPodが発売される前に、既にPanasonicやSonyや、その他たくさんのメーカがIC音楽再生機を販売していた。IC音楽再生機は、ウォークマンのようなカセットテープを駆動する機械部分(モータをはじめ複雑なメカ部分)がないので、ウォークマンよりずいぶん小さくて、軽量で、モバイルにはもってこいの商品であった。

しかし、これはあまり普及しなかった。あまり売れなかった理由は何か? 
 音楽再生機の本質である音質の問題ではなかった。この種のユーザは手軽に音楽を聴きたい、楽しみたいというニーズが強い。iPodが出るまでのIC音楽再生機は、音楽を録音する作業が手間だった。一度録音してしまえば簡単に使えた。音も大変良かったが、それでもあまり普及しなかった。
 
 その録音作業を簡単にし、手間を解決したのがiPodであった。音楽をデータという概念でインターネットから簡単に入手し、またCDからパソコンを介して簡単に記録するという着目は今までのIC音楽再生機にはなかった。
 そういう点で、iPodは画期的な商品であった。その結果、ウォークマンをあっという間に駆逐した。劇的な市場の変化が次々と起きるのがデジタル時代の特徴だ。

 こういう状況の中で、先日、古いノートパソコンのOSをWindowsXPから7に入れ替えた。メーカ製の正規DVDリカバリーディスクでインストールしたが、『このディスクは不正規品の可能性があります。認証ができません』という表示が出た。
『おかしい、そんなはずはない』と、マイクロソフトの電話認証先に電話して、自動応答電話の指示に従い、キーをたたき、数字を入力したところ無事に認証できた。
ほっとした。

 これで、デスクトップはWindouws7Professional、ノートPCの新しいのはWin8.1、古いのはWin7Professinonalとなり、OSに関しては当分大丈夫となった。
 
 今回は、マイクロソフトOffice2003もサポート終了となるので注意が必要である。
ただし、Officeはあまりインターネット上で動かすことがないので、OSに比べればセキュリティ上の危険は少ないのではないかと思う。これは素人の考えです。
 
 みなさんは、手持ちのXPを入れ替えますか?そのまま使いますか?
 そのままでも、動作上は何ら問題なく使えますよ! ただし、自己責任で!



2014年1月25日(土)
デスクトップパソコンの入れ替え

 昨年暮れに、今まで使っていたデスクトップパソコンを新しいものに入れ替えた。

 今までのパソコン(PC)は、PC組立屋さんから買ったもので、部品を寄せ集めて組み上げたというもので、自分で組み立てたのと同じようなもの。

 CPU、ファン、電源ユニット、マザーボード、HDD、DVDドライブ、メモリー、その他の部品を集め、既製品の箱に入れて組み付け、各端子をワイヤで接続し、BIOSの立ち上げまで確認して出荷。追加で金を払えば、Windows7とか8のOSの組み込みサービスもあります。
 
 今まで使っていたデスクトップPCは、CPUintel QuadCore Q6600で、クロック周波数が2.4GHz×4のもの。OSはVistaを入れていたが、Vistaの欠点で動作が遅く、Windows7に入れ替えた。性能的には全く問題はなかったが、最新のCPUのデスクトップPCに交換しました。
 
 この新しいデスクトップPCも、前回同様にYahooオークションのPC組立屋さんから買った。メーカ品に比べて安く入手できます。今までの経験から、特にトラブルはありません。内部の配線などもきれいにまとめて結束されています。

 もちろん、動作も問題は全くありません。OSはWin7を自分で入れました。OSを入れた後、DVDドライブ、その他のアプリケーションソフトをインストールする必要がありますが、特に難しいことはありません。

 自分で、箱や、マザーボードや、CPUや、ファンや、HDDなどを買ってきて組み立てても同じことです。すべての部品は標準仕様に準じて作られていますから、各接続端子の形状やコネクター、配線類も適合するようになっています。

 新しいパソコンはさすがに高速で、気持ちよく動作します。手待ち時間というイライラがありません。本当に技術の進化を実感できます。

 CPUは最新のintel Core i7-4770です。クロックは3.4GHz×4で、スレッド(注1)は8個あります。RAMメモリは8GB(以前のPCは2GBでした)、主メモリはSSD(240GB)補助メモリとしてHDDを2基1.5TB500GBです。
 
 1.5TBは動画用、500GBは静止画、及びデータバックアップとして使い分けています。メインドライブ用SSDにはデータを入れないようにして、動作速度を速めるように注意しています。

 CPUは買ったときは、i7-4770が最速だったのですが、今はCorei7-4771というクロックが3.5GHz×4のものが出回り始めました。この分野は留まることなく、限りなく高速化、スピードアップします。

 おかげで電源ON時の立ち上げ、OFF時の切断は10秒前後で完了します。
OSはWindows7 HomePremium 64ビット(日本語版)を入れました。

 以前のPCはWindows7 ultimateをいれていましたが、Ultimateは全世界言語に対応したOSで、世界中どこに持って行っても使えますが、日本で使うには不要です。

 OSを入れるにつけて、Windows8も考えたのですが、手元のノートPCにはWin8が入っています。このWin8は今までのWin Xp、Win 7とは使い方が違って面喰います。
Win8は使いづらいOSでマイクロソフトの失敗作だと思います。

 そう言えば、Windows 95、98、そしてXPとなり、動作が固まることがなくなり、使いよくなりました。XPは大変素晴らしいOSだと思います。その後のVistaは余計な配慮で動作が重くなり不評でした。軽量で高速で大変好評だったXPのメンテサービスが今年3月になくなりますので、仕方なくWindows7や8に移行しなければなりませんが、Windows8はパソコンとタブレット端末などにも使えるよう画面を変えたため、PCとしては使いづらく感じます。これは、私の使用感です。

 このホームページの作成や、会社の新聞の編集作業などにデスクトップPCを使っていますが、Corei 7は本当に快適です。

 今までのCPUは高速化するためにクロック周波数を上げることを競いました。クロックを上げると、半導体内部の発熱が大きくなり、電気をたくさん消費します。
 ということは大きなファンを取り付けて冷やす、または水冷の放熱器を使う必要があります。電源ユニットの容量も大きくなります。パソコンを使う際の電気の使用量が増えます。車でいえば、ガソリンをがぶ飲みするスポーツカーに乗っているようなものです。

 最近のCorei7は、動作スピードが必要な時は高速化のためクロック周波数が上がり、軽い作業をするときは、低い動作周波数で働くようになっていますので、電力消費もトータルでは下がるよう改良されています。省エネということですね。

 もう一つ大変使いやすいことがあります。
このデスクトップPCは、前面にSDカードや、その他のカード類のマルチカードユニットが着いています。直接SDカードが挿入できますのでとても便利です。
 このマルチカードユニットは市販していますから、だれでもデスクトップPCの前面に取り付けることができます。
 さらに、天面に、USB端子が4個、ヘッドフォン端子、マイク端子、電源スイッチが着いていますので操作が楽にできます。下の写真のとおりです。
 
 今は、これで十分満足していますが、技術の進歩でどういうものが現れるか楽しみです。

(注1)スレッド(sled)という意味は? 
 小型そり、
 仕事の進行状況 という意味もある。
 
 これは、少々難しい話になりますが、Windows シリーズのOSは、スレッドと呼ばれる単位プログラムを並列処理するマルチタスクシステムを採用している。
 
 OS自体や、1つのアプリケーションプログラムも複数のスレッドで構成されるため、たとえば、Windows XPで、Internet Explorerを起動しただけでPCのメモリ上に100以上のスレツドが読み込まれた状態になる。
 
 CPUはこれらのスレッドを数ミリ秒ごとに切り替えて順番に実行することで、すべてのプログラムが同時に動いているように見せている。
 
 実際には、スレッドによってCPUの負荷が異なるし、必要な時が来るまで実行されないスレッドもある。話をもう少し分かりやすくするため、CPUの1つのコアが単位時間に10個のスレッドを1回ずつ処理できる性能を持つと仮定する。そうすると、このCPUを2コアにすれば、単位時間の処理スレッド数は2倍の20になる。つまり、PCの処理速度が2倍になる。4コアなら4倍のスピードアップになる。だからスレッドが多いほど、パソコンの処理速度が速くなる。
 Intel i7 はコアが4個で、スレッドは8個持つという最速のCPU。
 
 パソコンを買う時に注意したいのは、Intel i7と表示されていても、2コアのものや、スレッドが4個のものもある。i3、i5、i7という表示だけで性能をすべて表示しているわけではないということ。
 一般的には、i3、i5、i7という順に高性能、高速化が図られています。

このintel Corei7 4770 3.4GHz CPU は、第4世代型と呼ばれている。

 
前面のマルチカードユニットと、天面のUSB、Powerスイッチなど



2013年1月14日(月)
Win8にOSをバージョンアップ

 マイクロソフトからネットで、『1月中にZenBookのOS(Win7)をWin8にバージョンアップすれば、特別に安く提供する』という連絡があった。価格;1200円

 あまり、ネットでソフトを購入するのは好きでないが、マイクロソフトなら安心かと思い、思い切ってダウンロードし、Win8はどんなものかウキウキしてOSを入れ替えた。無事にバージョンアップができた。

 最近、量販店のPC売り場にゆけば、四角のカラフルな画面が映っているのが見えるが、あれがWin8の立ち上がり画面で、目を引くデモ用の画面構成です。

 最初は操作に少し戸惑ったが、慣れればXPでも、Win7でも、Win8でも同じ。
小生はこの3種のOSを、それぞれのPCに入れて使っています。
ZenBookはWin8、レッツノートはWinXP、デスクトップはWin7となっています。

 XPはシンプルで容量も小さく、軽快なOSで大変使いやすいが、そろそろマイクロソフトはサービスパック3でその後の更新サービスは中止するようです。
 
 BistaがXPの後に発売されましたが、これは大失敗作です。非常におせっかいな、わずらわしいメッセージが出て、容量が大きく、動作が鈍いものです。
 
 Win7は、XPと同様に軽くて、使い良いOSです。
 
 Win8は今までと少し趣を変えたソフトで、i-Phoneやi-Podなどのタッチパネルを意識し、画面タッチ操作を可能にしたものですが、普通の液晶ディスプレイはそのまま従来のように使えます。

 それぞれのOSで立ち上げと、終了の仕方が少し違いますが、それを覚えれば特に難しいことはありません。

私の感想をまとめると、
 @Windows XPは、パソコンが潰れるまでそのまま使用するのがベターです。
   Win 7や、Win 8にバージョンアップする必要は特にないと思います。
   逆に、Win7や8にすることで、動作に支障を来たすかもしれません。
   Win7や8は結構、HDDやSSDの容量を食いますので要注意です。
   ただし、XPは今の内に、Service Pack3に必ず更新しておくことです。
   今年夏ごろには、更新サービスがなくなるような情報があります。
 AWin7は、Win8に更新する必要はないと思います。
   Win7はまだ、当分の間はService Packの更新が期待できます。
   特に、昨年の後半に買ったパソコンでWin 7のものは、今年2月までなら
   1200円で更新が可能です。しかし、特に更新することもないでしょう。
 Bこれから買う予定のパソコンは、新しいWin 8がいいと思います。
   Win 7のパソコンが廉ければ、Win7を買っても、よいでしょう。

下に主な動作画面を紹介します。
 Desktop  ZenBook  Let's note
OS Windows 7 Windows 8   Windows XP
ON直後
立上げ 
 パスワード
入力
 スタート    
作業用
デスクトップ
終了 



2012年12月31日(月)

  今日は大晦日。 後、数時間で今年も終わりだ!。今年も短かったな!という感じを抱きつつ年を越す。

 さて、使っているパソコンの動作が快速なのは気持ちがいい。電源スイッチを入れると、あっという間に立ち上がり、作業が始められる。切る時もすぐ切れる。

 前回は、ノートブックの新製品、ASUS、ZenBookの紹介と、デスクトップパソコンのHDDの取替えを書いた。その後、両方とも全く何のトラブルもなく快調に動作している。そこで、気をよくして、デスクトップのSSD(120GB)を再度取り外し、一回り大きな容量の240GBのSSDに再度換装した(入れ替えた)。丸ごとコピーを行った。

 デスクトップパソコンは、写真やビデオの加工や、ホームページの編集や、新聞の編集などメイン作業用に使っているので、何やかやとデータがすぐ溜まる。
だから少し余裕が欲しくて、240GBのものに取り換えた。

 取り外したSSD(120GB)は、レッツノートパソコンのHDDと取り換えることにした。
このレッツノートのHDDはSATA規格、2.5インチ、80GB、5400回転/分の仕様のもの。レッツノートの品番は、CF-Y7BWHAJS業務用の仕様になっていた。製造は2008年製、調べてみると、HDDSATA(シリアルATA)規格になっているので、現在、たくさん販売されている最新仕様のSSDが使えることを確認した。

 裏蓋のビス3本を外すとHDDが見え、簡単に取り外せる。フレキシブル・プリントシートに付いているコネクタを注意深くHDDから取りはずし、SSD(120GB)のソケットに差し込み、SSDを収納すれば取り替えは終了する。

 ソフトの移行は二つの方法がある。
  @USB−SATA変換コードを使って、丸ごとコピーするやり方
  AWindows(OS)XPのDVDで最初からインストールする方法


 @は丸ごとコピーするアプリケーションソフトがネットで無料で配信されているので、適当なものを使えばいい。
パソコンのUSB端子にUSBコードをつなぎ、コードの片方は変換アダプターにつないで、変換アダプタにSSDを取り付けて、コピーを開始する。
この場合は、現用中のCドライブ(HDD)のソフトは丸ごとSSDにコピーされる。
今回はAの方法で、一からOSやアプリソフトをインストールした。

 Aでやれば、不要になった溜まっているデータは排除できるが、欲しいデータまで消えてしまう。いろんなアプリケーションソフトをすべて入れ直す必要がある。
 Aの場合、注意しなければならないのは、電源スイッチを入れて、立ち上がる直前にF2キーを押して、BIOS画面で起動順位を変更しなければならないこと。
 これも簡単に行える。DVDドライブを一番上に持って行き、DVDから立ち上げるようにすればいい。DVDドライブにWindowsXPのインストールDVDを入れて電源スイッチを入れると、OSを読み込み始める。後は指示に従ってやればいい。

 これでOSのインストールが終了する。後はアプリケーションソフトであるOffice(ワード、エクセル、パワーポイント、アウトルックなど)や他のアプリケーションを入れ直す。ちょっと面倒だが、不要なものがないので気持ちがいい。

レッツノートCF-Y7は、CPUがCore Duo L7500 1.6GHzでまずまずの性能。RAMは 2GB

元々のOSはVISTAだったが、XPにダウングレードし置き換えた。
SurvicePack2なので、ネットでSurvicePack3をダウンロードした。

HDDをSSDに換装した結果は次のとおり快速になった。
 ・電源スイッチON後、パスワードを聞いてくるまでの時間;28秒⇒8秒
 ・パスワード入力後、立ち上がるまでの時間;20秒⇒9秒
 ・電源OFFボタンを押した後、電源が切れるまでの時間;60秒以上⇒18秒
大幅に改善され、最新のノートパソコン並みに速くなった。
SSDはHDDに比べ電池は食わず、携帯時のバッテリー動作時間が長くなり、HDDのモータの回転音もなく静かなパソコンに生まれ代わった。

半導体技術の進化は実に素晴らしい。
これでしばらくレッツノートも愛用できそうだ!
3.5インチHDDと、2.5インチSSDの大きさの違い、容量はどちらも240GB 
   
小さい方が2.5インチSSD
大きい方がデスクトップ用3.5インチHDD
HDDとSSDの裏面 
   
 2.5インチ規格SSDの表面  2.5インチ規格SSDの裏面



2012年12月20日(木)

 デスクトップパソコンの高速化のトライ
 最近、買ったASUS;ZenBookは、超薄型ノートブックで、intelが推進しているUltraBookの仕様を満たしている。ここをクリックしてください

 intelはパソコン心臓部のCPUを製造する世界一の会社であるが、最近、スマホの流行でパソコン需要の伸びが鈍くなり、それに危機を感じてノートパソコン分野で高性能(高速)、軽量、薄型、長時間駆動の独自仕様を決めて、それに適合したノートパソコンを『UltraBook』と呼ぶことを許可している。最近になって各社から『UltraBook』が発売され出した。

 このZenBookには、HDD(ハードディスク)ではなく、SSD(ソリッドステート・ドライブ)が搭載されている。HDDは磁器円盤が毎分5200回転とか、7200回転という高速で回転し、その円盤表面すれすれにヘッドという部品が円盤にデータを書き込んだり、読み出しする構造になっている。だから、一般的には回転数が早いほど、読み・書きの速さは速くなる。
デスクトップパソコンは3.5インチ規格のものが主に使われているが、ノートパソコンでは小型化された2.5インチや、さらに小さな1.8インチ規格のものがある。

 しかし、HDDのモータはパソコンを使っている間は常に一分間に5400回転、すなわち一秒間に80回転から120回転という高速で廻っている。
 余談だが、モータは日本電産のものが世界中のHDDに採用され、そのシェアは70%を超すと聞いている。当然、モータは寿命があり、よくパソコンを使う人なら、HDDは2〜3年で壊れる。パソコン内でカタカタというような音がして、なかなかデータを読み出せなくなると、寿命は近い証拠。

 ヘッドは磁器円盤の表面すれすれで、接触しないぎりぎりの間隔を保って円盤に磁気を書き込んだり、読みだしたりしているので、ヘッドが何かのショックで円盤にちょっとでも接触しまうとHDDは壊れてしまう。HDDが壊れると、データが取り出せなくなるので、後のフォローが大変になる。

 カーナビにHDDを積んだものは高級品であるが、それはHDDの記憶容量が大きいので、いろんな情報が収納できるからだ。車は振動が多いので、HDDにとっては過酷な環境にある。だからHDDを分厚いクッション材で覆ってショックを和らげている(余談)。

 このHDDは以前に流行った『フロッピー(FDD)』という記録媒体に比べると、容量でFDDが1.3MB程度だったので、HDDが130GBとすると何と10万倍の容量になっている。しかも高速でデータの書込みや読出しができる素晴らしい商品である。現在は、1000GB(1TB)や2000GB(2TB)というような大容量のものまで安く手に入るようになった。これならFDDに比べて100万倍の容量になる。
ものすごい技術の進化である。

 しかし、最近はデジカメやムービなど超高画質になり、一枚の写真のデータ容量が大きくなり、それらを記録するメモリーも大きな容量のものが必要になった。
容量的にはHDDは申し分なく、全く問題はない。

 OSが複雑になり、アプリケーションソフトが大きな容量を食い、動作が複雑になると、CPUとメモリー間のデータのやり取りが多くなり、その分、時間がかかる。
結果としてパソコンの動作速度が鈍くなる。だから古いパソコンで写真など大容量のデータを取り扱うと大変時間がかかることになる。
 
 最近、半導体メモリーが進化し大容量のものが安価に手に入るようになった。
この半導体メモリー(IC)を何個か使い、パソコンのメインメモリーとして、HDDの代わりに使おうと開発されたのがSSDである。
 中身はメモリーICとコントロールICだけで、機械的な部分は全くない。だからショックにも強いし、動作音が全く無いし、電気も食わないし、寿命も長い。いいこと尽くめだが、未だ値段が高い。今現在で、同じ容量ならHDDの5倍〜10倍ぐらいである。将来はもっともっと廉くなる。HDDからSSDに置き換わる時代がそこまで来ている。一昔から考えるとまさに夢の世界である。

 半導体メモリーはメモリーカードや、USBメモリーや、SDカードなどでおなじみだが、HDDに代替しようとすると最低でも60GB、少し余裕を見ると120GBや240GB程度は必要になる。
 ちょっと前まで5万円や10万円もしていたが、最近は急激に値段が下がって、120GBなら9000円弱で買える。

 このSSDを入手しHDDと置き換えし、どれくらいパソコンの動作が速くなるか実験してみた。購入したSSDはintel社の製品で、説明書どおりに取り付け、丸ごと移し替えるソフトにしたがって換装作業を進めると、HDD内のフォルダやファイルをSSDに完全コピーができ、すぐ使える。難しい作業は全く不要である。

 結果はすこぶる快適、快速になった。
  ・電源をONしてからパソコンの動作が立ち上がるまでの時間
  ・電源をOFFして、パソコンが切れるまでの時間
  ・いろんなアプリケーションソフトを使う際の動作時間(反応の速さ)

などについて調べてみた。

使用しているデスクトップパソコンは、元々高性能なものなので、元々動作時間に不満はなかったが、それが一層速くなり快適になった。

   電源ONしパスワーの表示が出るまで パスワードを入力して立ち上がるまで  シャットダウンをクリックし電源が切れるまで 
 1 15秒  6秒 14秒
 2 60秒 10秒   41秒
 3 15秒   7秒  13秒
(注釈)   
1は、Zenbookの動作時間
2は、DeskTopパソコン、HDDの動作時間(
取替え前
3は、DeskTopパソコン、SSDの動作時間(
取替え後

1と3はよく似た数値になったが、立ち上がりはDeskTopがまだ少し遅い。
この理由はDeskTopは、立ち上がり時に毎回、BIOSやその他の付属機器をチェックするために時間を要している。
Windowsのスタート表示が出てからパスワードの表示が出るまでの時間は15秒で、ZenBookとほとんど同じ。パスワードを入力して、Windows7が立ち上がるまでの時間も大きな差はなかった。

ワード、エクセル、パワーポイント、インターネットエクスプローラ、ワード、エクセル、パワーポイント、その他アプリケーションを動作させて見ると、今までより格段に速いことが分かった。非常に快適になった。

  購入した
SSD

intel社製
330Series
120GB

8,900円
   SSD外観と
大きさ

2.5インチ
HDDと
同サイズ

3.5インチHDD
取付け金具
同梱



2012年9月1日
パソコンのページを充実する

 最近、パソコンの性能が格段に速くなりました。ノートブックはデスクトップに比べ性能が劣るという話は通用しなくなるほど、ノートブックの性能向上が図られています。
 最も、スマホやiPadなどケイタイ機器の性能も目を見張る速さになり、大変使い勝手がよくなっています。これは全て半導体の高性能化に起因するところです。
 
 デスクトップが2台、ノートが手元に4台もありますが、2年ほどすると新製品と差が大きく感じて、新しいものが欲しくなります。

 最新のノートはASUS;ZenBookというディスプレイが13インチのものを使っています。この紹介もすでにしていますので、ご覧ください。
このノートの動作があまりに速いので、デスクトップの動作が遅く感じるようになりました。デスクトップのCPUは、Quad 2.4GHZ×4ですからクロックは速い方です。
ZenBookは1.9GHz×2で単なるクロックの比較ではデスクトップが早いはずですが、
ZenBookの方がいろんな操作をしても、電源の立ち上がりにしても早いのはなぜかなと考えていました。

 その理由は、ZenBookはHDDの代わりにSSDを使っています。(容量は120GB)
電源スイッチを入れると、すぐに立ち上がり、切る際もすぐに切れます。
一般の動作も早く、インターネットへのアクセスも非常に速く快適です。

そこで、デスクトップのHDDをSSDに取り換える作業(換装)をしました。
結果は大満足で大変快適に動作するようになりました。

そういう訳で、パソコンについての記事も書こうとパソコンのページを新設しました。
TOPページにパソコンのボタンを着けましたので、ご覧ください。

デスクトップが快調になりましたので、次はレッツノートのHDDを入れ替えようかと考えています。HDDの入替え(換装)の際、注意しなければならない点があります。
それはHDDがSATA仕様か、IDE仕様かを事前に確認する必要があります。
 
 IDEと、SATA仕様では、コネクタの端子の形状、ピン数が全く違います。またデータのやり取りの仕方が、IDEはパラレル方式、SATAはシリアル方式と言うことで、そのままでは全く互換性はありません。
以前のもの、大体2008年位より以前のものは、IDE仕様です。

 Windows XPの後半以降、2009年以降の製品は凡そSATA仕様になっています。
IDEの仕様の場合はIDE仕様のSSDを買わなければなりません。しかし、その場合は効果が期待できないようですので、パソコンを新しく買い換えた方がベターです。
 これは、当時のパソコンの基本性能が低いために、記憶装置だけ速いものに取り換えても、全体の速さが期待できないためです。

 レッツノートCF-Y7はSATA仕様のものですので、うまくスピードアップするかどうか、トライしてみようと考えています。
 その記事も、おいおいパソコンのページでご紹介する予定です。

2012年2月7日(火)

ここまで薄くなったノートパソコン
日本のメーカもびっくり? あなぞれない台湾 ASUS


かっこいいバックに入ったZenbook
これがパソコンか? と思うほど!


 デジタル技術は留まるところを知らず、ドンドン進化し続けている。
ケイタイ電話がその最たる分野で、半導体の塊、その半導体が急激に進化して、商品の中身がめまぐるしく変わり進化する。

それがノートパソコン分野にも飛び火して、超薄型、長時間駆動、超高性能パソコンが生まれている。今までHDD(ハードディスク)が記録媒体として君臨してきたが、ここにきて半導体メモリーに置き代わりつつある。それがSSDである。SSDとはソリッドステートドライブで、半導体メモリーを使っているので、長寿命、省電力、超高速、高信頼性である。価格はHDDよりはまだ高いが・・・。その内に価格問題は解消するはず。

2008年のPanasonicのベストセラーノートパソコンのCF-Y7と、ASUS ZENBOOK UX31Eを比較してみた。3年間の技術の進化に驚くばかり。カバンに入れてもスリムで収まりがいい。